2025.09.14
WBA(super)・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 井上 尚弥
30戦全勝〔27KO〕
vs.
暫定王者 ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)
14勝〔11KO〕1敗
結果は、井上がフルマークと言って良い試合内容で、3-0(117-111,118-110,118-110)で勝利。
井上がスーパーバンタム級に参戦したとき、主要4団体の王者は、WBCとWBOがスティーブン・フルトン(米国)、WBAとIBFがアフマダリエフ。
アフマダリエフは、2023年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に敗れ王座陥落。
7月にフルトンに勝利した井上の4団体統一戦の相手は、アフマダリエフではなくタパレスとなり、12月にタパレスに勝利し4団体を統一。
その後は、ルイス・ネリー(メキシコ)、TJドヘニー(アイルランド)、キム・イェジュン(韓国)、ラモン・カルデナス(米国)を相手に4団体王座を防衛。
その間、アフマダリエフは「井上が逃げている」などと挑発を繰り返しながら勝利を重ね、WBA暫定王者となり、ついに対戦が実現しました。
タパレスに負けた相手と戦う必要があるのかとも言われたけど、アフマダリエフは暫定王者となり井上への挑戦権を得たわけだし、他に強い相手もいないしね…。
タパレスに敗れたとはいえ、パワフルでタフな元王者アフマダリエフは危険な相手であることに間違いはなく、井上危うしの声もチラホラ聞こえてくるほどでした。
井上は、帝拳ジムに出稽古に出向き、タパレスをスパーリングパートナーに招き練習を重ね、準備は万端。
アフマダリエフの実力を高く評価し最大限に警戒、ネリーやカルデナスに対して攻め過ぎで生まれた隙を突かれてダウンしたことを受け、今回は「判定勝利でも良い」と明言。
絶対に隙を見せない戦いをするとの決意を感じました。
試合前、自分は、
「総合力では井上が上回り、スピードは圧倒的で、アフマダリエフは井上の最大の強みである前後の出入りのスピードに対応することはできない。
井上が前後の出入りの速さを活かしてアフマダリエフとの距離をキープできれば、フック系のパンチの多いアフマダリエフは射程が短いため、井上のジャブやストレートだけが当たりアフマダリエフのフックは当たらず、アフマダリエフが距離を詰めようとしたときは、井上得意のバックステップしながらカウンターが炸裂するといった井上圧勝の展開になりそう。
井上がKOを狙って攻めすぎると、どうしても距離が詰まり、ガードに隙も生まれ、ネリ戦やカルデナス戦のようにダウンを喫する危険性が生まれるので、KOすることではなく、隙を絶対に見せずパンチを当てさせないことを意識すれば、井上が負ける要素は見当たらない。」
と予想した。
井上は、これまで、強敵が相手で接戦になるもしれないと思った試合も、圧倒的な差を見せつけてKOで勝ち続けてきました。
また、観ているファンが喜ぶ試合を目指し、倒せそうな場面では多少強引に攻撃していく傾向があるだけに、アフマダリエフ戦では、これを封印して戦うことが出来るのか注目でした。
試合が始まってみると、井上が丁寧にジャブを当て、アフマダリエフのパンチは井上に届かず、
スピードの差は歴然で、あとは、強引に倒しに行くことさえなければ、予想どおり井上圧勝の展開になると思った。
6Rに、ボディの連打でアフマダリエフを後退させた場面は、これまでの試合であれば、絶対に倒しに行っていた場面だった思うけど自重した。
アフマダリエフは、試合後半は勝利を諦めたのか防戦に終始したけど、やはりタフで、井上のパンチを浴びながらも耐え抜き、元王者のプライドを見せたような気がするね。
結局、井上がフルラウンドに亘りヒットアンドアウェイを貫き、アフマダリエフに付け入る隙を与えず、ほぼ完封しました。
終わってみれば、「アフマダリエフ弱かったんじゃね?」みたいな感じになるほどの実力差を見せつけての圧勝。
KO勝利よりも凄味を感じる、井上尚弥がこれをやってしまったら誰も勝てないと思わせる内容だった。
試合後のインタビューでは、「アウトボクシングもできるでしょ?」と観客に向かって言いましたが、これはKOを狙いに行かなかったことに対するお詫びというか、照れ隠しのような気持ちが入っていたかもしれません。
また、後のインタビューでの「倒しに行かないことがこれほど難しいとは…」との発言には、KOで勝てそうだっただけに、我慢した悔しさが混じっていたような気がしました。
極上のアウトボクシングを見ることが出来たファンは、KOできなかったことを誰も不満に思わなかったと思うけどね。
世界中からも、称賛の声ばかりだよね。
難敵のアフマダリエフを退け、残るのは、階級を上げてくる中谷潤人だけの状況となりました。
個人的には、観たくない。
二人には、ずっと勝ち続けてほしい。
対戦が実現してしまえば、日本のボクシング復活に大きく貢献した不世出のボクサー井上尚弥に勝ってほしいとは思うが…。

WBA(super)・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 井上 尚弥
30戦全勝〔27KO〕
vs.
暫定王者 ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)
14勝〔11KO〕1敗
結果は、井上がフルマークと言って良い試合内容で、3-0(117-111,118-110,118-110)で勝利。
- ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ -
アフマダリエフは、2023年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に敗れ王座陥落。
7月にフルトンに勝利した井上の4団体統一戦の相手は、アフマダリエフではなくタパレスとなり、12月にタパレスに勝利し4団体を統一。
その後は、ルイス・ネリー(メキシコ)、TJドヘニー(アイルランド)、キム・イェジュン(韓国)、ラモン・カルデナス(米国)を相手に4団体王座を防衛。
その間、アフマダリエフは「井上が逃げている」などと挑発を繰り返しながら勝利を重ね、WBA暫定王者となり、ついに対戦が実現しました。
井上は、帝拳ジムに出稽古に出向き、タパレスをスパーリングパートナーに招き練習を重ね、準備は万端。
アフマダリエフの実力を高く評価し最大限に警戒、ネリーやカルデナスに対して攻め過ぎで生まれた隙を突かれてダウンしたことを受け、今回は「判定勝利でも良い」と明言。
絶対に隙を見せない戦いをするとの決意を感じました。
「総合力では井上が上回り、スピードは圧倒的で、アフマダリエフは井上の最大の強みである前後の出入りのスピードに対応することはできない。
井上が前後の出入りの速さを活かしてアフマダリエフとの距離をキープできれば、フック系のパンチの多いアフマダリエフは射程が短いため、井上のジャブやストレートだけが当たりアフマダリエフのフックは当たらず、アフマダリエフが距離を詰めようとしたときは、井上得意のバックステップしながらカウンターが炸裂するといった井上圧勝の展開になりそう。
井上がKOを狙って攻めすぎると、どうしても距離が詰まり、ガードに隙も生まれ、ネリ戦やカルデナス戦のようにダウンを喫する危険性が生まれるので、KOすることではなく、隙を絶対に見せずパンチを当てさせないことを意識すれば、井上が負ける要素は見当たらない。」
と予想した。
また、観ているファンが喜ぶ試合を目指し、倒せそうな場面では多少強引に攻撃していく傾向があるだけに、アフマダリエフ戦では、これを封印して戦うことが出来るのか注目でした。
6Rに、ボディの連打でアフマダリエフを後退させた場面は、これまでの試合であれば、絶対に倒しに行っていた場面だった思うけど自重した。
アフマダリエフは、試合後半は勝利を諦めたのか防戦に終始したけど、やはりタフで、井上のパンチを浴びながらも耐え抜き、元王者のプライドを見せたような気がするね。
KO勝利よりも凄味を感じる、井上尚弥がこれをやってしまったら誰も勝てないと思わせる内容だった。
また、後のインタビューでの「倒しに行かないことがこれほど難しいとは…」との発言には、KOで勝てそうだっただけに、我慢した悔しさが混じっていたような気がしました。
世界中からも、称賛の声ばかりだよね。
二人には、ずっと勝ち続けてほしい。
対戦が実現してしまえば、日本のボクシング復活に大きく貢献した不世出のボクサー井上尚弥に勝ってほしいとは思うが…。
