注目のトリプル世界戦が、いよいよ明日に迫ってきました。
配信は、U-NEXT。


WBA・WBC世界フライ級タイトルマッチ
WBC王者 寺地 拳四朗
24勝〔15KO〕1敗
vs.
WBA王者 ユーリ阿久井 政悟

21勝〔11KO〕2敗1分

2021年9月に矢吹正道に敗れてから攻撃的なスタイルで戦うようになった拳四朗は、2024年10月のWBCフライ級王座決定戦では、以前の軽快なフットワークとジャブで攻撃するスタイルに戻し、クリストファー・ロサレスを完封し2階級制覇を達成しました。
阿久井は、2024年1月に王者アルテム・ダラキアンに勝利し世界王座を獲得、現在2度防衛中。
変則的なスタイルのダラキアン、スピードのある桑原拓、タフなタナンチャイ・チャルンパックと、異なるタイプの相手に、堅いディフェンスと絶妙な距離感でプレッシャーをかけ、適確に強打をヒットするスタイルを貫き勝利を重ねてきました。
1RKO勝利が多く一発強打のイメージが強かった阿久井ですが、ここ5試合は判定ながら、安定した試合運びが光っています。
拳四朗は、阿久井の強打を警戒し、距離を取りジャブを中心とした以前のスタイルで戦うと思いますが、桑原のスピードを完全に封じた阿久井が拳四朗に迫る場面がありそうです。
戦前予想は、総合力の高い拳四朗有利の声が多いですが、私は、ほぼ互角と見ます。


WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者 アンソニー・オラスクアガ
8勝〔6KO〕1敗
vs.
元世界2階級制覇王者 14位 京口 紘人

19勝〔12KO〕2敗

パワーで押していくオラスクアガを、京口がさばき切れるかがポイントでしょう。
パワフルな攻撃のオラスクアガが有利とは思いますが、直線的に攻撃してくるスタイルで被弾もやや多いので、京口がオラスクアガのプレッシャーに耐え、パンチをかわし、得意のボディ攻撃等をできれば、競った展開になるのではないかと思います。 


WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ

王者 岩田 翔吉
14勝〔11KO〕1敗
vs.
元暫定王者 2位 レネ・サンティアゴ

13勝〔9KO〕4敗

2022年1月に岩田、2024年3月にサンティアゴがWBO王者のジョナサン・ゴンサレスに挑戦し、岩田は0-3(112-116,112-116,111-117)、サンティアゴは0-3(113-115,111-117,112-116)で敗れています。
この数字だけだと互角ということになりますが、時期もかなり違い比較しにくいところです。
熱戦を期待しつつも、成長を続けている岩田がやや有利ではないかと思います。







 
 
 

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