2024.11.09
IBF世界ウェルター級タイトルマッチ


王者 ジャロン・エニス
vs.
挑戦者 1位 カレン・チュカジャン


ジャロン・エニス(27:米国)
これまでの戦績:32勝〔29KO〕

2021.04.10 セルゲイ・リピネッツ《元IBF世界スーパーライト級王者》(ロシア)に6RKO勝利。

2021.10.30 トーマス・デュロルメ《2度世界戦経験あり》(プエルトリコ)に1RKO勝利。

2023.01.07 IBF世界ウェルター級暫定王者決定戦でカレン・チュカジャン(ウクライナ)に3-0(120-108,120-108,120-108)で勝利、暫定王座獲得。

2023.07.08 ロイマン・ビリャ(コロンビア)に10RKO勝利、暫定王座の初防衛に成功。 (のちに正規王者に昇格)
※IBFは、4団体統一王者テレンス・クロフォードに、暫定王者エニスとの団体内王座統一戦を行うよう指令したが、クロフォードがIBFの指令に従わずエロール・スペンスJr.との再戦に向かったため、クロフォードの王座を剥奪しエニスを正規王者に昇格させた。

2024.07.13 デイビッド・アバネシアン(ロシア)に5RRTD勝利、防衛成功。

カレン・チュカジャン(28:ウクライナ)
これまでの戦績:24勝〔13KO〕2敗

2023.01.07:IBF世界ウェルター級暫定王座決定戦で、ジャロン・エニス(米国)に0-3(108-120,108-120,108-120)で敗れる。

2024.05.17:IBFウェルター級王座挑戦者決定戦で、9位のハリー・スカーフ(英国)に3-0(116-112,116-112,116-112)で勝利。



《試合経過》
1R
エニスが鋭いジャブをヒット。
チュカジャンは、やや距離が遠くジャブが届かない。
エニスが踏み込んで左を打とうとしたところに、チュカジャンの左フックがカウンターでヒット、エニスがバランスを崩す。
距離が詰まって打ち合いとなり、エニスの連打がヒット。

2R
リーチの長いジャブでチュカジャンを近づけないエニス。
チュカジャンがフェイントをかけながら距離を詰めに行くが、エニスのカウンターがヒット。
チュカジャンは、踏み込んでの左フックが軽くヒット。

3R
やや距離が詰まり、チュカジャンのパンチも当たる距離に。
チュカジャンが踏み込んでパンチを出すが単発。
近づいたチュカジャンに、エニスの回転の速い連打が適確にヒット。

4R
エニスのジャブをかいくぐって前進するチュカジャン。
チュカジャンが手数を増やしているが、エニスのディフェンスが良くヒット少ない。

5R
至近距離で打ち合う場面が増える。
チュカジャンがエニスのスピードに慣れてきたかと思った矢先、エニスの左フックや右アッパーがヒットし、チュカジャンがダウン。

6R
エニス攻勢強める。
チュカジャンも下がらずに果敢に反撃するが、エニスがボディワークでかわす。

7R
チュカジャンが左右に動きながら左右のフックをヒットするが、エニスが回転の速い連打で反撃。

8R
エニスの連打がヒット、チュカジャンが後退。
チュカジャンも左フックをヒット。
ラウンド終盤の接近戦での打ち合いは、ほぼ互角。

9R
チュカジャンが踏み込んで積極的にパンチを出していく。
エニスの左ジャブが減り、至近距離での打ち合いになり、クリンチも増える。

10R
至近距離での揉み合いに。
エニスが打ち勝ち、攻勢に。
チュカジャンにホールディングで減点。

11R
チュカジャンの細かいパンチが続けてヒット。
エニスは、大振り目立ち攻撃が雑になっている。
チュカジャンの左フックがヒット。

12R
至近距離での打ち合い。
チュカジャンの細かいパンチがヒットするが、決定打とはならず試合終了。

結果は、エニスが3-0(119-107,117-109,116-110)で勝利、王座防衛に成功。

- ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ -

★じい再戦も、スピードで優るエニスの大差判定勝利でした。


★との にこ エニスは、中盤以降ジャブが減り至近距離での打ち合いになったけど、ジャブを突いてチュカジャンを近づけない序盤の戦い方の方が良かったと思うね。

★越後屋敗れはしましたが、チュカジャンは下がらずに果敢に反撃、終盤はやや精度を欠いたエニスを上回る場面がありました。

★代官エニスにしては、ややすっきりしない勝利だったような気がするな。

★きゃさりんちなみに、私の採点 (→採点方法はこちら)は、
無題











 
 
 

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