boxing 試合結果

◆【結果】ホセ・カルロス・ラミレス vs. リチャード・コミー ~ 元世界王者対決 2023.03.25

2023.03.25
スーパーライト級12R


元WBC・WBO統一世界スーパーライト級王者
ホセ・カルロス・ラミレス
(30:米国)
27勝〈17KO〉1敗
vs.
元IBF世界ライト級王者 
リチャード・コミ
(36:ガーナ)
30勝(27KO)4敗1引分



1R~3R
開始からどんどん前進し攻撃するラミレス。
コミーもジャブやカウンターを返すが、パワーで優るラミレスがロープ際に押し込み連打。

4R
中間距離でコミーのジャブや右ストレートが連続してヒットするが、接近戦でラミレスのパンチを浴びるとコミーは丸くなってロープ際に下がってしまう。

5R~7R
コミーも細かいパンチを出しているが、攻め続けながらも細かく左右に動き頭の位置を変えるラミレスを捕らえることができない。
ラミレスのパワーにコミーが後退する場面が目立つ。

8R~10R
ラミレスは相変わらず前進して打ち続けるが、やや疲れが出たか精度が落ちている。
中間距離ではコミーのジャブやワンツーがヒット。
ほぼ互角の展開に。

11R
ラミレスのパンチはヒットしていないように見えたが、接近戦でもみ合いバランスを崩したコミーがダウン。
再開後、ラミレスのボディへの連打で、コミーが耐えきれず膝をつくダウン。
そのままカウントアウトで試合終了。

ラミレスが攻撃し続けての11RKO勝利。
コミーもジャブやワンツーで反撃したものの、ラミレスのパワーに屈しました。

◆【結果】デイビッド・ベナビデス vs. ケイレブ・プラント ~ WBC(暫定)世界スーパーミドル級タイトルマッチ 2023.03.25

2023.03.25
WBC(暫定)世界スーパーミドル級タイトルマッチ


暫定王者 デイビッド・ベナビデス
vs.
1位 前IBF王者 ケイレブ・プラント



デイビッド・ベナビデス(26:米国)
これまでの戦績:26戦全勝〈23KO〉

2017.09.08 : WBC世界スーパーミドル級王座決定戦でロナルド・ガブリル(ルーマニア)に2-1(116-111,117-111,111-116)で勝利、スーパーミドル級史上最年少の20歳での世界王座獲得。

2018.02.17 : ロナルド・ガブリルとのダイレクトリマッチに3-0(120-108,119-109,120-108)で勝利、初防衛。

2018.10.03 : 8月に行われたドーピング検査で陽性だったため、WBCがべナビデスを休養王者に。

2019.09.28 : WBC正規王者アンソニー・ディレル(米国)と対戦、9RTKO勝利、王座返り咲き。

2020.08.15 : ロアメル・アレクシス・アングロ《2018年にWBO世界スーパーミドル級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)に挑戦、0-3で敗れている。》(コロンビア)との初防衛戦で、ベナビデスが2.8ポンド(1.27kg)体重超過で王座はく奪。試合は、10RRTDでベナビデス勝利。

2021.11.13 : WBC世界スーパーミドル級挑戦者決定戦でカイロン・デイビス《2021年2月、元WBC王者アンソニー・ディレル(米国)と引き分け。》(米国)と対戦、7RTKO勝利。
※ホセ・ウスカテギ《元IBF王者》(ベネズエラ)と対戦予定だったが、ウスカデギに薬物陽性反応が出たため、対戦相手が変更された。

2022.05.21 : WBC世界スーパーミドル級暫定王者決定戦で、デイビッド・レミュー《元IBF世界ミドル級王者》に3RTKO勝利、暫定王座獲得。

ケイレブ・プラント(30:米国)
これまでの戦績:22勝〈13KO〉1敗

2019.01.13: IBF世界スーパーミドル級王者ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)に挑戦、 3-0(116-110,116-110,115-111)で勝利、王座獲得。

2019.07.20: マイク・リー(米国:21戦全勝〈11KO〉)に3RTKO勝利、初防衛。

2020.02.15: ヴィンセント・ファイゲンブッツ(ドイツ)に10RTKO勝利、2度目の防衛に成功。

2021.01.30: 元IBF王者カレブ・トゥルアックス(米国)に3-0(120-108,120-108,120-108)で勝利、3度目の防衛に成功。

2021.11.06: WBA(super)・WBC・WBO(super)王者のサウル・アルバレス(メキシコ)と4団体統一戦。11RTKOで敗れ王座陥落。

2022.10.15: WBC世界スーパーミドル級王座挑戦者決定戦でアンソニー・ディレル《元WBC世界スーパーミドル級王者》に9RKO勝利。



1R
お互いジャブやフェイントで様子を見る。緊張感のある立ち上がり。

2R~4R
強打を当てたいベナビデスがじわじわプレスをかけるが、プラントがフットワークでかわし距離をキープ、ジャブからの連打を打ち込む。プラントがうまく戦っている。

5R
フットワークを使いベナビデスの強打をかわすプラント。
ベナビデスはプラントのスピードについていけないが、クリーンヒットはしないものの徐々にパンチを当て始める。

6R~7R
ベナビデスがフェイントをかけながらじわじわ接近して強打。
ベナビデスのプレッシャーに押される場面が増えるプラントだが、細かい連打で対抗。

8R
ベナビデスの強打がヒット、クリンチに来るプラントに強引にパンチを打ちこむ。
プラント鼻血、苦しい展開に。

9R
ベナビデスが、じわじわ接近して強打を振るう。
クリーンヒットはしないものの、プラントがバランスを崩す場面増える。

10R
近い距離でもうまくパンチを打ち込むベナビデス。
プラントは、スピードが鈍りフットワークが落ちクリンチでかわすことしかできない。かなりダメージが蓄積している。

11R
ベナビデスのジャブがほとんどクリーンヒット。
プラントは反応も鈍くなっているか。

12R
プラントが必死の反撃で連打をクリーンヒット。
ベナビデスの攻勢続くが、プラントが耐え抜き試合終了。


公式採点は、3-0(115-113、116-112、117-111)でベナビデスが勝利、暫定王座の防衛に成功しました。

ちなみに、私の採点 (→採点方法はこちら)は、無題1






序盤はプラントがスピードとテクニックで優位に立ち、中盤以降はベナビデスがパンチ力を武器に徐々に挽回、終盤は、攻め込むベナビデスに対し、ダメージを受けながらも必死に耐えるプラント。

結果はベナビデスの勝利でしたが、両者が実力を存分に発揮した素晴らしい試合でした。

記者会見で一触即発の雰囲気になったり、試合前もグローブタッチをお互い拒否するなど、敵意むき出しの両者でしたが、試合後は、何度も抱き合い健闘をたたえ合っていました。

両者死力を尽くしての攻防は見ごたえがあり、試合後の二人の姿は感動的でした。

◆【結果】ローレンス・オコーリー vs. デイビッド・ライト ~ WBO世界クルーザー級タイトルマッチ 2023.03.25

2023.03.25
WBO世界クルーザー級タイトルマッチ


王者 ローレンス・オコーリー
vs.
挑戦者 1位 デイビッド・ライト


ローレンス・オコーリー(30:英国)
これまでの戦績:18戦全勝〈14KO〉

2020.12.12 WBOインターナショナル・クルーザー級王座決定戦に勝利。

2021.03.20 WBO世界クルーザー級王者決定戦で、元王者クシシュトフ・グウォヴァツキ(ポーランド)に6RKO勝利、王座獲得。

2021.09.25 ランキング1位のディラン・プラショビッチ(モンテネグロ15戦全勝〈12KO〉)と初防衛戦。 3RKO勝利で初防衛に成功。

2022.02.27 ミハル・チェスラック(ポーランド)に3-0(116-111、115-112、117-110)で勝利、2度目の防衛に成功。

デイビッド・ライト(31:ニュージーランド)
これまでの戦績:20戦全勝〈12KO〉

2019.05.18 WBOオリエンタル・クルーザー級王座獲得。その後2度防衛。

2022.05.07 WBOインターナショナル・クルーザー級王座獲得。

2022.12.02 WBOグローバル・クルーザー級王者のブランドン・グラントン(米国)との王座統一戦で、2-1(95-94、97-92、94-95)で勝利。



1R
じわじわ前進するライト。
遠い距離で戦いたいオコーリーは、距離が詰まるとすぐクリンチに。
クリンチだらけの塩試合になりそうな予感。

2R
オコーリーが距離をキープしながらジャブワンツーをヒット、距離が詰まるとカウンター。
ライトは何もできない感じで近づけなくなり、クリンチは減る。

3R~6R
オコーリーがジャブとフットワークでライトを近づけない。
近づくとクリンチ。
ライトは展開を変えることができない。

7R~9R
オコーリーがほぼ一方的に試合を進めているが、更に攻勢を強めることはせず、ジャブをこつこつ出すだけでポイントを稼いでいる。

10R
オコーリーの連打がヒット。

11R
オコーリーの右がクリーンヒットしライトがふらつく。
オコーリーが連打で畳みかける。

12R
再び、静かな展開で試合終了。

結果は、3-0(119-108、117-110、116-112)でオコーリーの勝利。

盛り上がったのは11Rの一瞬だけでした。
オコーリーは無理に攻めず安全運転に終始、ライトはオコーリーのジャブで前進を阻まれ、近づくとクリンチされて何もできず、塩味濃い目の試合内容でした。

オコーリーは、もっと野性的にどんどん攻めるイメージでしたが、ちょっと期待外れでした。

◆【結果】中垣龍汰朗 vs. 山口仁也 ~日本スーパーフライ級ユース王者決定戦 2023.03.14

2023.03.14
日本スーパーフライ級ユース王者決定戦


中垣 龍汰朗
3勝〈2KO〉2分
vs.
山口 仁也

2勝〈2KO〉

アマチュアでは、8冠の大活躍を見せた中垣に対し山口は目立った実績がなく、2度対戦して中垣が勝利。
ユースタイトル戦は熱戦が多く、好ファイトを期待。

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1R
抜群の距離感で連打を打ち込む中垣。
山口が接近戦でボディーブローを打ち込むが、中垣も細かい連打で反撃。

2R
山口が接近して打ち合いに来ると中垣も応じるが、これは山口のやりやすい展開か。
山口が近い距離で細かい連打をヒット。

3R
接近戦での打ち合いが続く。
両者一歩も引かない激しい打ち合いになるが、山口のパンチの方が適確。
ガードも山口の方が堅い。

4R
接近戦で上下に連打を打ち分ける山口が手数でも上回る。
ややバランスが悪くなる中垣。

5R
中垣が中間距離からジャブ、ストレートをヒット。
山口はやや前進が止まるが、ガードを固めて接近戦に持ち込み激しい打ち合いが続く。

6R~7R
少し距離ができると中垣のストレートやジャブがヒット。
接近すると山口の連打がヒット。

8R
序盤は中垣、後半は山口。
お互い全く手を休めない凄まじい打ち合いが続き、試合終了のゴング。


フルラウンド激しい打ち合いが続き、接近戦で打ち勝った山口が2-0(76-76,77-75,77-75)で勝利、中垣にアマチュア時代の借りを返しユース王座を獲得。

ちなみに、私の採点 (→採点方法はこちら)は、
無題

1



中垣は、山口が得意とする打ち合いに応じず、もっと脚を使ってアウトボクシングをした方が優勢に試合を進めることができたと思いますが…。
アマ8冠の逸材も、プロに入ってからはやや苦しんでいますが、再起を期待したいところです。

◆【結果】桑原拓 vs. ホセ・リバス ~ 2023.03.14

2023.03.14
51.5キロ契約 8R


OPBF王者 桑原 拓
11勝〈6KO〉1敗
vs.
メキシコ王者
 ホセ・リバス
18勝〈10KO〉

桑原は、予定していたOPBF王座防衛戦が、挑戦者がパスポート問題で来日できなくなったため、メキシコ王者リバスとのノンタイトル戦に変更。

世界ランキング入りしている桑原にとっては、絶対につまずくことのできない一戦。

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 スピードには定評のある桑原が、見事な1RTKO勝利。

スピードだけではなく、パンチ力があるところも見せての圧勝でした。
管理人:ボクヲタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が熱くなりました。以来40年以上ボクシングヲタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
※ 選手名等は敬称略とさせていただいております。
あしからずご了承ください。

※ 記載内容に誤りなどありましたら、遠慮なくご指摘ください。
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