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◆日本人「統一王者」の歴史

 6/7に、WBA(super)・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥がWBC王者のノニト・ドネア(フィリピン)に2RTKO勝利、3団体統一を達成しました。

4団体統一へ向けて、残るのは、WBO王者ポール・バトラー(英国)。

井上は、試合後、「年内に試合が実現するようなら4団体統一を目指すが、叶わなければ(4団体統一を諦め)スーパーバンタム級に階級を上げる」とコメント。

プロモーターも問題はなく、バトラーは対戦に乗り気ですから、実現の可能性は高そうです。楽しみですね。


ここで、統一王者の歴史を少し調べてみました。

1960年代にWBCが設立されWBAから分裂し2団体となりましたが、その前は、もちろん各階級に世界王者は一人で、日本では白井義男、ファイティング原田がいました。

WBCは、分裂後も暫くの間はWBAと同一の王者が多く、多くの階級は王者が1人の状態でした。

このころの日本の両団体統一王者は、海老原博幸、ファイティング原田、沼田義明。そして、沼田からベルトを奪取した小林弘。
1970年代には輪島功一が活躍しました。

その後、IBFが1983年、WBOが1988年に設立されましたが、日本ボクシングコミッション(JBC) は公認しなかったため、日本はWBA、WBCの2団体時代が続きます。

JBCは、2009年に、WBAとWBCの国内世界王者との対戦に限りIBFやWBOの世界王者との王座統一戦を容認したものの、公認したわけではなかったので、IBFやWBOのベルトは懸けずにWBA・WBCの国内世界王者にIBF・WBOの世界王者が挑戦する変則的な形で行われていました。
2010年4月のWBO世界バンタム級王者フェルナンド・モンティエルとWBC王者の長谷川穂積が、この形での試合となりました。

JBCが、IBFとWBOを正式に公認したのが2013年4月。

2014年に、WBO・IBF世界ミニマム級王者決定戦で、高山勝成が大平剛に勝利し、2団体のベルトを獲得。

2012年6月に、ミニマム級でWBC王者の井岡一翔とWBA王者の八重樫東が両団体の統一戦を行い、井岡が勝利し2団体統一王者に。

2017年12月に、WBA(super)世界ライトフライ級王者の田口良一が、IBF王者ミラン・メリンドに勝利し2団体統一王者に。

井上尚弥は、2018年5月に、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネルに勝利しWBA王座を獲得。

井上は、2019年5月のWBSS準決勝で、IBF王者のエマヌエル・ロドリゲスに勝利しIBFのベルトを獲得しましたが、WBAにはスーパー王者がいたので、第2王者である井上とIBF王者エマヌエル・ロドリゲスとの試合は統一戦として承認されず、WBAのベルトを懸けずに井上がロドリゲスに挑戦する形でした。
この試合に勝利した井上は、統一王者ではなく、2本のベルトを持っていた状態ですね。

井上は、2019年11月のWBSS決勝でWBA(super)王者ノニト・ドネアに勝利し、 正式に2団体統一王者に。

そして、その後WBC王者となったノニト・ドネアと、2022年6月に3団体のベルトを懸けて対戦し、見事なKO勝利。


もし、井上が4団体制覇を成し遂げると、日本人としては1971年に輪島功一がカルメロ・ボッシ(イタリア)を破ってWBA・WBC世界ジュニアミドル級王者となって以来、日本人としては7人目の「階級唯一の王者」となります。

近年は、WBAやWBCが王座を濫造し、各階級に何人も世界王者がいたこともありましたから、 その階級でただ一人の世界王者となるのは、マッチメイクの難しさも含め至難の業と言えます。

日本ボクシング史上最高傑作と言われる井上が、はたして4本のベルトを手にすることができるのか注目です。

※ 記事の内容に誤りなどありましたら、コメントにてお知らせください。

◆元WBO世界ミニマム級王者の山中竜也が現役復帰。

元WBO世界ミニマム級王者の山中竜也が現役復帰、3年8月ぶりにリングに上がりました。

山中は、2016.11.11に、OPBFミニマム級王座決定戦でメルリト・サビーリョ《元WBO世界ミニマム級王者》(フィリピン)に3-0(119-109、118-110、117-111)で勝利、王座獲得。

2017.08.27に、WBO世界ミニマム級王者の福原辰弥に挑戦、3-0(116-112、115-113、115-113)で勝利、王座獲得。

2018.03.18に、モイセス・カジェロス(メキシコ)に8RRTD勝利、初防衛に成功。

2018.07.13に、ビック・サルダール(フィリピン)に0-3(111-116、110-117、112-115)で敗れ、王座陥落。

試合後の検査で硬膜下血腫が発見され、頭蓋内出血が認められた選手はライセンスが自動的に失効となる日本ボクシングコミッション(JBC)の規則に基づき、現役を引退。
通算戦績は、16勝〈5KO〉3敗でした。

2021年12月、JBCが、再発の可能性が健常者と変わらないと判断された場合はライセンス再発行可能と規則を変更したため、再起することとなりました。

まだ26歳と若いですし、夢は大きく、再び世界王座を狙って頑張ってほしいところです。
今後の活躍に注目です。

※ 山中の復帰戦は、1:49:50あたりから 


◆WBA、ロシアとベラルーシに対し追加措置

ロシアがウクライナに侵攻し、 ワシル・ロマチェンコやオレクサンドル・ウシクが軍に入隊したとのニュースが伝わってきました。

ロシアとウクライナは、これまで微妙な関係が続いており、ロシアにも言い分はあると思いますが、いかなる理由があっても、軍事侵攻して良いということにはなりません。



2月26日、ボクシング主要4団体は、ロシア国内でのボクシング活動を認めないことを決定。

2月28日、WBAは、更に追加措置を決定、ロシア及びベラルーシのボクサーを次回の世界ランキングから除外することとしました。
世界王座や地域王座は剥奪されないものの、タイトルマッチは禁止され、ロシアとベラルーシのボクサーは、世界レベルの試合を行うことができなくなりました。
なお、この措置は一時的なもので、月ごとに見直すとしています。

WBAは、王者濫造で顰蹙を買ったものの王座削減の動きもほとんど見せず、米国から締め出されそうになって慌ててやりだしたぐらいですから、とても腰が重たい印象でしたが、今回の動きは速いですね。


ボクシングをやっている場合ではなくなっているウクライナ、そして、今後制裁を受けるロシアとベラルーシの世界王者と世界ランカーを調べてみました。
1
全部で58人。
ウクライナは16人。

他の団体もWBAと同様の措置を執れば、世界王者やランカー42名(ロシア40人、ベラルーシ2人)が影響を受けることになります。

世界的なレベルのボクサーにとっては、事実上の活動停止に近い措置ですから、かなり厳しいですね。
しかし、 一般の国民の命が脅かされている以上、戦争を仕掛けたロシアに様々な制裁を加えることは、ロシアやベラルーシのボクサーに責任があるわけではありませんが、やむをえないような気がします。

このようなことが起きるのは、とても悲しいことです。
二人の才能あふれるボクサーを含め、多くの方々の尊い命が無事であることを祈ります。
そのためにも、無益な戦争が一分一秒でも早く終わり、平和が戻ってくることを祈ります。


◆亀田家・JBC訴訟、亀田家勝訴。

日本ボクシングコミッション(JBC)が、2014年に亀田ジムの会長とマネジャーのライセンス更新をしないとした処分により、亀田3兄弟が国内で試合ができなくなったことについて、この処分を不当として、亀田家側が6億円余りの損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が、2月24日に出ました。

ほぼ、亀田家の完全勝利。
賠償金は、一審の2倍以上となる約1億円。
不当な処分の影響で試合ができなくなり損失を被った期間を、一審より長く算定したものと思われます。

興毅は、「すべて気持ちが晴れるわけでもない。苦しいこの期間、よくここまで負けずに戦ってこれた。今日は勝利宣言と言えるのではないか」とコメント。


そもそも、この裁判のきっかけになったのは、大毅の「負けても王座保持問題」。
2013年12月、IBF世界スーパーフライ級王者の大毅とWBA王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)の王座統一戦で、ソリスが体重超過し王座剥奪。
試合に先立ち、大毅が負けたらIBF王座は空位となるとされていました。
しかし、ソリスは既に王者ではなく統一戦とはならないため、大毅の王座は負けても保持が当然だろうと私は思っていたので、疑問を感じました。
試合の結果は、ソリスが判定勝利。
その後、IBFの立会人が、負けても王座保持と発言し、混乱に拍車をかけました。
この混乱は、JBC、IBF、亀田家サイドの、ルールに関しての連絡調整不足が原因にもかかわらず、JBCは亀田家側に混乱の責任を転嫁し、事実上の国外追放となる処分を下します。

振り返ってみると、当時の世論や報道は、ほぼ亀田バッシング一色に近い状況でした。
ソリス戦のトラブルは、ソリスの体重超過が問題であって、大毅は被害者のはずなのですが、負けても王座保持だけが独り歩き。
TVは、亀田家が非常に悪いことをしたかのような姿勢で、ワイドショーなどに父親を出演させ、大勢の口達者な芸能人コメンテイターと感情むき出しの論争をさせてみたり、「負けても王座保持って、どう思いますか?」「それは、おかしいですよね」みたいな街頭インタビューを垂れ流し、亀田家のイメージは更に悪くなっていきました。

ルイス・ネリーが、山中慎介との2試合でドーピング疑惑や体重超過をしたことについて、自分を含め、許せない気持ちでいる方も多いとは思いますが、なぜ、大毅 vs. ソリスの時は、ソリスがあまり非難されなかったのでしょうか。
おそらく、ボクシングのルールを良く知らない報道機関が、亀田家バッシングの流れに悪乗りし、負けた大毅が王座保持はおかしいという部分だけを上手に切り取って報道したことが要因ではないかと思います。

亀田家が過去に問題を起こしたからといって、 報道機関が事実を亀田家に不利な方向に都合よく歪曲して良いということにはなりません。
報道機関のやったことは、単なる弱い者いじめや冤罪に近い行為で、内藤戦まではさんざんちやほやしておきながら、あまりの掌の返しように、報道機関としての矜持を感じませんでした。
報道機関は、しっかりと事実関係を整理し、正しく全体像を伝えるべきであったと思いますが、亀田バッシングを更に煽るかのような論調に終始。
もう、報道機関に、正義とか公正さとかを求めてはいけないのだなと思いましたね。

JBCは、これを追い風に、必要以上に亀田家を排除しようとし、結果として悪乗りしすぎだったということになりました。


亀田家とJBCに関しては、2013年9月に行われた大毅とロドリゴ・ゲレーロ(メキシコ)とのIBF世界スーパーフライ級王者決定戦で、亀田家側とJBCの間に、試合で使用するグローブを巡って意見が食い違うトラブルがあり、JBC職員が、「亀田兄弟に監禁され、恫喝されて暴行された」と狂言騒ぎを起こし、某フリーライターがデマ記事を書いた事件がありました。  

この事件は、亀田家側が事実無根であるとして名誉棄損で訴え、その模様が撮影されていたため、録画映像を基に検証され、デマをまき散らしたJBC職員と某フリーライターが敗訴。

2007年10月にWBC世界フライ級王者の内藤大助に大毅が挑戦した試合での悪質な反則行為や、インターバルに興毅や父親がそれを指示していたことが明らかとなって以降、亀田家のイメージは良くありませんでした。

その状況下での監禁・暴行疑惑ですから、ほとんどの報道は「あの亀田家が、またしでかした」的な論調で批判しました。
でっち上げであることは録画映像を確認すればすぐわかったのではないかと思うのですが…。

このこともあって、JBCは亀田家を苦々しく思っており、負けても王座保持問題で、ここぞとばかり排除しようとしたのでしょうか…。
亀田家への処分は、そこまでする必要があるのかと思うもので、結果、JBCは当然のごとく、不当な処分をしたとして敗訴となりました。


勝訴した亀田家は、名誉は回復できたかもしれませんが、お金には代えられない貴重な時間が失われ、そしてその期間のさまざまなバッシング等による苦しみが晴れることはないでしょう。
JBCは、この重大な事実をしっかりと受け止め、猛省してほしいと思います。

判決を受けて、亀田家代理人の北村晴男弁護士は、「JBCは、反省し、コンプライアンスを確立するなど1ミリもしてこなかった」と厳しく批判。
また、興毅は、処分の後、大金を投資したジムの閉鎖や、負担の大きい海外試合が続いたことを「苦しかった」と振り返り、「亀田兄弟と同じような思いをするボクサーが出ないよう、JBCは公平性を保ち、しっかり機能する組織になることを強く望む」と訴えました。

JBCがなくなると非常に困るわけですが、一昨年の井岡一翔のドーピング疑惑を巡っても、なんだかグダグダな対応で、JBCが組織として非常にお粗末であることを露呈しましたから、あまり期待はできないかもしれません。
こんな組織だとボクサーのためにならないような気がします。
体制を刷新し、一から出直すぐらいの覚悟がなければならないだろうと思います。

また、亀田家に対して否定的な論調で正確さを欠く情報を世間にばらまいた報道機関は、間接的であってもJBCと同罪で、猛省すべきと思いますが、今回の判決に関する報道では、ずいぶんと客観的な感じのあっさりした記事が多いような印象で、経緯をしっかりと検証し、報道のあり方としても反省すべき点がおおいにあったという内容は見かけません。

当時、事実関係を正確に確認することなく、亀田バッシングを必要以上に煽ったわけですから、ばつが悪いんでしょうけど、潔くないですね。
報道機関は、自分たちに都合の悪いことを包み隠し、そーっとやり過ごそうとしているような気がします。
こんな姿勢で、公正で信頼される情報を発信できるのかは非常に疑問です。


 
亀田家の事を快く思わない方は、今回の件も、いろいろと理由をつけて亀田家を非難し続けるのかもしれませんが、法廷の場で亀田家を支持する判断が下されたわけですから、いくら自分が好まない相手であっても、事実関係をしっかりと確認せずにいたずらに感情的な批判を続けることは、そろそろやめにしませんかと言いたいです。

興毅が言ったように、JBCがこのようなことを二度と起こさず、ボクサーから信頼される公正な組織になってほしいと思いますが、今後、どのようになっていくでしょうか。
組織としての自浄能力があるのかどうかが問われますが、請求額よりは少ないとはいえ賠償金は高額で、裁判続きで台所が火の車のJBCが払える金額ではなく、JBCの存続そのものが危うくなっています。
この状況を、JBCはどのように乗り越えていくのでしょうか。
ボクシング業界のためにも、しっかりと立ち直ってくれることを期待したいところです。

◆ボクサーに対する評価は、さまざまあれど…。

You Tube で、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介を、国内防衛しかしていない雑魚狩り王者とこき下ろしている動画がありました。
「雑魚狩り」とか「穴王者」は、ボクサーをひどく侮辱する一番嫌いな言葉なので、私は使わないようにしていますが、この動画では連呼しまくっていて、それだけでもかなり不快な気分にさせられました。

山中は、動画の言うとおり、弱い相手ばかりを選んでいたでしょうか。
初防衛戦の相手、ビック・ダルチニアン(オーストラリア)は、元2階級王者。
2度目の防衛戦の相手、ホルヘ・ソリス(メキシコ)は、元WBC世界スーパーフライ級王者。
3度目の防衛戦の相手、マルコム・ツニャカオ(フィリピン)は、元WBC世界フライ級王者。
9度目と11度目の防衛戦の相手、アンセルモ・モレノ(パナマ)は、WBA世界バンタム級王座を12度防衛した名王者。
弱い相手を見つけて防衛回数を重ねようと思っているボクサーが、実績のある相手とこんなに多く戦うでしょうか。
かなりハードなマッチメイクだと思いますけどね。


動画では、2016年3月のリボリオ・ソリス戦を取り上げ、
『両者2度ずつのダウンを奪う泥試合』
『ソリスのインファイトに苦しみ、左ストレートが当たってソリスをダウン寸前に追い込んだ最終ラウンド2分30秒までは、ソリスに漬け込まれたギリギリのザコ狩り試合』
『最後のラッシュが判定でも有利に働き3-0で山中の勝利』 と、酷い言い方です。



この試合は見ていましたが、あらためて内容を確認してみました。
山中が1Rにダウンを奪い、好調な滑り出し。
山中は3Rに2度ダウンを喫し絶体絶命のピンチに陥りましたが、4R以降は立ち直り、山中がソリスのパンチを空転させつつ右フックや左ストレートを的確に当て、9Rにもダウンを奪い、12Rにはソリスをふらつかせて、試合終了のゴング。
ジャッジも3名すべて117-107で山中の快勝。
3R以外はすべて山中がポイントを取った試合でした。
おそらく、誰もが同じ採点をしたと思います。
動画で言っていることと試合内容が全く違うような気がします。

あと、泥試合ってなんでしょうか。
泥仕合が正しく、また、その意味を完全に間違えています。
泥仕合は、互いに相手の弱点や秘密などを暴き立てて、みにくく争うことや、そうした争いのことを指す言葉。
その誤記である泥試合は徐々に一般化してきており、時折見かけるようになってきましたが、正確ではありません。
ボクサーを非難する前に、もう少し国語を勉強した方がよさそうです。

もう一つ、『漬け込まれた』。もちろん間違いですね。
私も、ブログ記事に誤りが結構あり、読んだ方からのご指摘で修正することも多いですが、 たった10分程度の動画で何個も誤字があるのは、いかがなものでしょうか。

また、動画では、『山中のゴッド・レフトの切れ味があったのは日本王者時代の岩佐亮佑戦あたりまでで、その後は倒しきれない試合が多くなり雑魚狩りと呼ばれる試合が多くなった』と言っていますが、 山中の戦績は、岩佐戦にKO勝利して14勝〔10KO〕2分。
その後の15試合はすべて世界タイトルマッチで、勝利した13試合のうち9試合がKO勝利。
世界戦でのKO率7割は非常に高い数字で、動画の言っていることは事実と違うと思います。

動画では、『体重超過しながら亀田大毅をKOできなかった程度の実力のリボリオ・ソリス』とも言っています。
亀田兄弟を否定する意見は多いとは思いますが、果たして亀田大毅はそれほど弱かったのでしょうか。
亀田兄弟に関しては、すでに記事にしましたのでここでは詳しくは触れませんが、大毅をKOできなかったからといって、ソリスは弱いのでしょうか。
大毅はWBA世界フライ級王座(2度防衛)、IBF世界スーパーフライ級王座を獲得しています。
ソリスは、2011年12月にWBA世界スーパーフライ級暫定王座を獲得、2013年5月に正規王者の河野公平に2-0(113-113,114-112,115-111)で勝利し、正規王者に。
2013年12月のIBF王者の亀田大毅との統一戦では体重超過で王座剥奪されましたが、2-1(116-112,113-115,116-112)で判定勝利。
山中戦の後は、2016年11月にWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)、2020年2月にWBA世界バンタム級王座決定戦でギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)に敗れたものの、 長い間世界トップ戦線で戦い続ける息の長いボクサー。
大毅やソリスを弱いという方は、誰なら強いと言うのでしょうか…。

この動画を作成した方は、 タイトルの頭に【ボクシング解説】とつけているからには、相当ボクシングに詳しい方で、おそらくボクシングファンでしょう。
対戦相手の評価を含め、さまざまな意見を言うのはもちろん自由ですが、12回の防衛を果たした王者に対する敬意に欠けていますし、事実を自分に都合よく歪曲し刺激的な言葉や内容の動画にすることには共感できません。
コメント欄でも同意する意見を多く見かけましたが、ボクシングファンの方々は、これを読んで鵜呑みにしてほしくないと思います。


ブログでも、日本人の世界王者を、弱い相手を日本に呼んでは国内でしか防衛戦をしたことのない雑魚狩り王者などと悪口ばかりを書いているブログがあります。
このブログも今回取り上げた動画も、内容がかなり刺激的なせいか、妙にアクセス数やコメント数が多いのですが、個人的な印象としては、なぜこの非常に偏見に満ちた内容でこれだけのアクセスがあるのかと不思議に思います。

自分が不快に思う動画や記事は、単に見なければよいだけなのですが、ボクシングファンの方々に、このような事実関係を歪めた偏見に満ちた情報に惑わされないようにしてほしいと思い、記事にしてみました。
皆さんは、ボクサーに対する敬意を感じない、事実を歪めた動画やブログをどう思うでしょうか。
管理人:ボクヲタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が熱くなりました。以来40年以上ボクシングヲタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
※ 選手名等は敬称略とさせていただいております。
あしからずご了承ください。

※ 記載内容に誤りなどありましたら、遠慮なくご指摘ください。
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