boxing 世界戦

【結果】ゲンナジー・ゴロフキン vs セルゲイ・デレビャンチェンコ ~IBF世界ミドル級王座決定戦 2019.10.05

2019.10.05
IBF世界ミドル級王座決定戦
1位 セルゲイ・デレビャンチェンコ
vs
3位 ゲンナジー・ゴロフキン



セルゲイ・デレビャンチェンコ(33:ウクライナ)

これまでの戦績:13勝(10KO)1敗

2018.10.27 IBF世界ミドル級王座決定戦でダニエル・ジェイコブス(米国)に 1-2(114-113,112-115,112-115)で敗れる。

2019.04.13 元WBA世界スーパーウェルター級王者ジャック・クルカイ(ドイツ) に3-0(116-112,115-113,116-112)で勝利。


ゲンナジー・ゴロフキン(37:カザフスタン)

これまでの戦績:39勝(35KO)1敗1引分

2010年にWBA王座を獲得以降、IBF、WBCを統一。

2017.03.18 ゴロフキンがスーパー王者に格上げとなった後、WBA正規王者となり4度防衛していたダニエル・ジェイコブス(米国)に3-0 (114-113,115-112,115-112)で勝利、3団体統一王座を防衛。
 
2017.09.16 スーパーウェルター級・ミドル級の2階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)と対戦、1-1(110-118,115-113,114-114)で引分け防衛。

2018.09.15 サウル・アルバレスと再戦、0-2(113-115,114-114,113-115)で敗れ王座陥落。

アルバレスに敗れるまでミドル級に8年間に亘り君臨、ミドル級王者歴代最多タイにならぶ 20戦連続防衛、史上最多タイの17戦連続KO勝利を達成。



  IBF王座は、2015.10.17に、ゴロフキンがデビッド・レミュー(カナダ)に8RTKOで勝利し統一王座に吸収していましたが、昨年来、複雑な経過をたどっています。

まず、ゴロフキンがデレビャンチェンコとの指名試合を回避し王座剥奪される。

2018.10.27 ダニエル・ジェイコブス(米国)とデレビャンチェンコが決定戦を行い、ジェイコブスが勝利し王者に。

2019.05.04 ゴロフキンに勝利しWBA・WBC統一王者となっていたサウル・アルバレスがジェイコブスに勝利し3団体を統一。

その後、デレビャンチェンコとの防衛戦が期限までにまとまらなかったため王座剥奪となる。

その結果、ゴロフキンとデレビャンチェンコが王座決定戦を行うことになりました。



戦前予想は圧倒的にゴロフキン有利ですが、ゴロフキンに0-3 (113-114,112-115,112-115) の接戦で敗れたジェイコブスは、デレビャンチェンコには2-1(113-114,115-112,115-112)で僅差の勝利で、ほぼ互角と見られるだけに、そう簡単な相手ではないとも言われていました。

試合の模様はこちら↓
無題












【試合経過】
1Rにゴロフキンが連打でダウンを奪う。
3Rあたりから、デレビャンチェンコが軽快に動き、手数で優勢に。
中盤は、デレビャンチェンコのペースで進む。
終盤、ゴロフキンがじわじわ前進しプレッシャーをかけるが、大振りのパンチはデレビャンチェンコにかわされ、逆に細かいパンチを浴びる場面も。

【結果】 
3-0(115-112,115-112,114-113)でゴロフキン。
採点が割れた微妙なラウンドが多く、ボクシングシーンは115-112でデレビャンチェンコを支持するなど、ゴロフキンにとっては薄氷の勝利でした。

私の採点は、
1
(→採点方法はこちら)

ゴロフキンはパワフルなパンチを当ててはいましたが、全体的な印象としてはデレビャンチェンコのほうが良かった感じでした。

ゴロフキンもさすがに衰えたのかとも思いましたが、デレビャンチェンコの動きが良く、そう見えたのかもしれません。

勝利し王座についたゴロフキンは、年齢的にあまり時間が残されていないだけに次の対戦相手が気になるところです。
また、アルバレスと決着をつける時が来るのかも注目です。

◆京口 vs 久田 激闘を終えて…

昨日行われたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチは、京口紘人が判定で久田哲也に勝利し、防衛を果たしました。

京口のパワーが上回り、早いラウンドでのKOもあるかと思われた試合。
しかし、試合が始まってみると互角の打ち合いで、2Rには京口の膝が揺れる予想外の展開。
最後まで壮絶な打ち合いを繰り広げました。

紆余曲折の末に日本人で最も遅い46戦目での世界挑戦にたどり着いた久田の意気込みは並々ならぬものがあったでしょう。
久田の勝利への執念が、TV解説の長谷川穂積氏が「もうすぐ35歳でできるボクシングではない。」と驚いた激しい打撃戦を可能にしたのかもしれません。

8Rまでの公式の採点は1-0(77-75,76-76,76-76)で京口リードと僅差だっただけに、久田にとっては9Rのダウンが悔やまれます。

最後に勝負を分けたのは、戦前予想されたパワーの差ではなく、スタミナの差でした。
京口は、久田の攻撃に苦しみながらも、最後までパンチを出し続けました。

京口は、「自分の中でいいキャリアになった。強い選手だった」。
一方、敗れた久田は、引退をほのめかしつつ、「めっちゃしんどかったけど、最後まで諦めんでやれた。やっぱりチャンピオンは強かった。」



マスコミの扱いは残念ながら大きくはありませんが、ボクシングファンの間では長く語り継がれる名勝負であったと思います。

日本人対決では、これまで、辰吉丈一郎vs薬師寺保栄、井岡一翔vs八重樫東、田中恒成vs木村翔などの名勝負がありますが、この試合も、その一つに数えて良いでしょう。

京口は、他団体との王座統一戦を視野に入れながら、「ファンに期待される試合が実現できるよう、もっともっと努力するだけ」「もっと上に行くのが自分に課されていることだと思う」と、謙虚で前向きな発言。

昨日の一戦は予想以上の苦戦でしたが、これを糧に更に強い王者になっていくことを期待したいところです。

敗れたはしたものの、強打の京口と果敢に打ち合った久田は、家族の皆さんには「とてもかっこいいパパ」に見えたのではないでしょうか。
年齢を考えると最初にして最後になるかもしれない世界挑戦で、驚くほどの輝きを見せてくれました。

ボクシングファンで良かったと思う素晴らしい試合を見せてくれた両者に感謝。

【結果】京口紘人 vs 久田哲也 ~ WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 2019.10.01

2019.10.01
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
スーパー王者 京口 紘人
vs
挑戦者 同級1位 久田 哲也

緊張気味ながら引き締まった良い表情の久田。
対照的に落ち着いた表情の京口。

京口のパワーに久田がどう対抗できるか注目。

試合の模様はこちら。↓


1R:京口が鋭いジャブを見せる。京口のパワーに久田が押される展開が予想されたが、久田は下がらず、互角の滑り出し。

2R:京口が徐々にプレッシャーをかけるが、久田のカウンターで京口の腰が落ちる。

3R:京口、体を振りながらジャブで立て直しを図る。

4R:京口がガードを固めじわじわプレッシャーをかけ、手数を出す。久田はやや攻撃が単調か。

5R:久田のカウンタを警戒してか、得意のボディが当たる距離になかなか入れない京口。お互いディフェンスが堅く、クリーンヒットを許さない。

6R:京口のカウンターがヒット、久田がぐらつくが必死に反撃。

7R:久田の右アッパーがクリーンヒット。両者手を休めることがない凄まじい打ち合い。

8R:久田がアッパーを混ぜながら攻撃。京口も手を休めない。

9R:京口の右アッパーから右フックで久田ダウン、京口が一気に攻勢をかけるが久田が粘る。

10R:久田が前進し細かいパンチで反撃するが、ラウンド終盤に京口のパンチがクリーンヒット。

11R:京口の手数が多く久田が押され気味。久田はやや疲れが出てきたか。

12R:ポイントでは不利な久田が必死の攻撃。京口は足を使ってかわす。

フルラウンド、両者全く手を休めず、クリンチのない凄まじい打ち合いで試合終了。

素晴らしい激闘でした。



公式の採点は、3-0(115-112,116-111,117-110)で京口の防衛。

私の採点は、
京口・久田


(→採点方法はこちら)


久田は、敗れはしたものの素晴らしい闘志を見せてくれました。
京口は、なかなか思ったとおりのボクシングができない中でも、攻撃の多彩さと手数で上回りました。

久田の健闘を讃え、久田の分まで頑張ると言った京口。
これからもっと強い素晴らしいチャンピオンになっていってくれると思います。

◆いよいよ明日ゴング!京口紘人 vs 久田哲也 ~WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 2019.10.01

2019.10.01
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ

スーパー王者 京口 紘人(25)
これまでの戦績:13戦全勝(9KO)
vs
挑戦者 同級1位 久田 哲也(34)
これまでの戦績:34勝(20KO)9敗2引分


過去記事 : ◆注目!京口紘人 vs 久田哲也 ~ WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 2019.10.01


本日行われた計量も、そろって一発でパス。
明日のゴングを待つだけとなりました。

おそらく打ち合いになると思いますが、京口のパワーに久田がどのように対抗するのか注目です。

試合は、毎日放送のネット放送「MBS動画イズム」で配信ですね。



【結果】エロール・スペンスJr vs ショーン・ポーター ~WBC・IBF世界ウェルター級タイトルマッチ 2019.09.28

2019.09.28

元IBF世界ウェルター級王者
WBC世界ウェルター級王者(1度防衛中)
ショーン・ポーター(米国)
これまでの戦績:33戦30勝(17KO)2敗1分

vs

IBF世界ウェルター級王者(3度防衛中)
エロール・スペンス Jr(米国)

これまでの戦績:25戦25勝(21KO)


ケル・ブルック(英国)に0-2(112-116、111-117、114-114)で敗れIBF王座から陥落したポーター。
そのブルックを11RKOしてIBF王者となったスペンス。

スペンスは、2019.03.16 4階級制覇王者マイキー・ガルシア(米国)39戦全勝(30KO)が5階級制覇を狙った挑戦を3-0(120-107,120-108,120-108)で退け、3度目の防衛に成功。 ガルシア戦までの3度の世界タイトルマッチはKO勝利。
圧倒的な強さを見せるスペンスに対し、初防衛戦が僅差判定のポーター。

現在のウェルター級世界王者は、WBA(スーパー王座)がマニー・パッキャオ(フィリピン)、WBCがポーター、IBFがスペンス、WBOがテレンス・クロフォード(米国)。
ポーターは、知名度や実力の評価は4人の中で決して高くないと思われ、戦前予想は圧倒的にスペンス有利。


スペンスのパンチのパワーとスピードは凄まじいですが、ポーターも強く速い。
ポーターが、ガルシアを退けたスペンスに勝利するようなことがあれば、一気にスターの座に駆け上がることになります。

個人的には、誰もが対戦したがらないスペンスと敢えて戦うポーターの勇気に拍手喝采、ポーター応援です。
好戦的な2人の激しい打ち合いを期待。



試合の模様はこちら↓ (9/30追記:9/29には見れていたのですが…見れなくなってますね…。)
1













スペンスもパワフルなボクサーだが、ポーターのほうが上回っているか。
スピードにそれほど差がなさそうで、思ったよりも接戦になりそうな予感。

じわじわ前進しプレスをかけるスペンス。
ポーターがパワフルなパンチをまとめて反撃、スペンスはカウンターで応戦。

お互いディフェンスが良いためクリーンヒットがなく、本当に細かい差で採点しなければならない、ジャッジの好みでかなり採点が変わりそうな試合。
激しく打ち合い、ほぼ互角のまま試合が進む。

11R スペンスの左フックがポーターの顎をとらえダウン。
ただ、その後ポーターが必死に反撃、スペンスの追撃も決め手を欠く。
12Rも激しい打ち合いで終了。



公式の採点は、2-1(116-112,116-111,112-115)でスペンス。
私の採点は、
無題


(→採点方法はこちら

緊張感のある、素晴らしい試合でした。

管理人:ボクオタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングオタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
選手名等は敬称略とさせていただいております。
私の採点方法
ちょっと変わった独自の採点方法で勝手に楽しんでます。
⇒詳しくはこちら
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
最新コメント
QRコード
QRコード
アーカイブ
  • ライブドアブログ