boxing 世界戦

◆アンジェロ・レオ vs. スティーブン・フルトン ~ WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 2021.01.23

2021.01.23
WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

王 者 アンジェロ・レオ
vs.
挑戦者 スティーブン・フルトン



アンジェロ・レオ(26:米国)
これまでの戦績:20戦全勝〈9KO〉

2019.12.28 WBO傘下のNABOスーパーバンタム級王座決定戦で、2度世界戦を経験しているセサール・フアレス(メキシコ)に11RTKO勝利、王座獲得。(のちに返上)

2020.08.01 WBO世界スーパーバンタム級王座決定戦でトラマイン・ウィリアムズ(米国)に3-0(117-111,118-110,118-110)で勝利、王座獲得。


スティーブン・フルトン(26:米国)
これまでの戦績:18戦全勝〈8KO〉

2019.05.11 元WBOバンタム級王者パウルス・アムブンタ(ナミビア)に3-0(120-107,120-107,120-107)で勝利、マイナー団体IBO世界スーパーバンタム級王座獲得。

2020.01.25 WBOインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座決定戦で2020/01/25 アルノルド・ケガイ(ウクライナ16勝〈10KO〉1分)に3-0(117-111,116-112,117-111で勝利。

2020.08.01にアンジェロ・レオとWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦を行う予定だったが、フルトンが新型コロナウイルス陽性となったため、トレメイン・ウィリアムズ(米国)が代役でレオと対戦した。



フルトンが堅いディフェンスでレオのパワフルな攻撃をしのぎ、優勢に試合を進めました。
採点は、3-0(118-110,119-109,119-109)でフルトンが勝利、王座を奪取しました。
頭をつけての接近戦やクリンチが多く、やや盛り上がりに欠ける内容だったような気がします。

◆【結果】レネ・アルバラード vs. ロジャー・グティエレス ~ WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 2020.01.02

2021.01.02
WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

王 者 レネ・アルバラード
vs.
挑戦者 ロジャー・グティエレス


レネ・アルバラード(31:ニカラグア)
これまでの戦績:32勝〈21KO〉8敗

2013.01.24 : ジェスレル・コラレス《後に内山高志を破りWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者となる》(パナマ)に0-3(55-59,56-59,56-59)で敗れる。

2015.07.11 : ジョセフ・ディアス《2020年にIBF世界スーパーフェザー級王座獲得》(米国)に0-3(91-98,93-96,94-95)で敗れる。

2015.12.18 : アンドリュー・カンシオ《2019年にアルベルト・マチャド(プエルトリコ)を破りWBA世界スーパーフェザー級王座獲得(1度防衛)》(米国)に8RKO負け。

2017.03.11 : 元世界フェザー級WBAスーパー・IBF統一王者ユルオルキス・ガンボア(キューバ)に0-3(93-97,92-97,92-97)で敗れる。

2019.11.23 : 2015年に対戦し敗れているWBA世界スーパーフェザー級王者アンドリュー・カンシオ(米国)に挑戦、圧倒的不利予想の中7RRTD勝利、王座獲得。

これまで8敗しているが、相手は世界王者クラスの強豪が多い。

ロジャー・グティエレス(25)
これまでの戦績:24勝〈20KO〉3敗1引分

2017.07.14 レネ・アルバラード《2019年にWBA世界スーパーフェザー級王座獲得》(ニカラグア)に7RKOで敗れ、キャリア初黒星を喫する。

2019.07.13 WBC2位エドゥアルド・ロッキー・エルナンデス(メキシコ:28戦全勝〈25KO〉)に1RKO勝利の大番狂わせ。



スピードはアルバラードだが、グティエレスは一回り体が大きくパワーでは上回っている感じ。

3R、グティエレスが2度ダウンを奪うが、アルバラードが粘る。
4R以降、アルバラードがこつこつ反撃し徐々に挽回。
ポイントでは微妙な状況で迎えた12R 、グティエレスがダウンを奪う。
アルバラードが2度のダウンを跳ね返し逆転勝利かと思いましたが、グティエレスが左フック一発で阻止。
公式採点は、3者とも113-112でグティエレス。

一度対戦してアルバラードが勝っており、今回もアルバラード優勢かと思いましたが、グティエレスのパワーが上回り、王座獲得となりました。

◆【結果】フェリックス・アルバラード vs. ディージェイ・クリエル ~ IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ2021.01.02

2021.01.02 IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ

王 者 フェリックス・アルバラード
vs.
挑戦者 ディージェイ・クリエル


当初、2020.04.25に予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていました。

フェリックス・アルバラード(31:ニカラグア)
これまでの戦績:35勝〈30KO〉2敗

2013.12.31 : WBAライトフライ級王者井岡一翔に挑戦、0-3(113-115,112-115,109-117)で敗れる。

2014.06.06 : WBAフライ級王者フアン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)に挑戦、 0-3(110-115,112-115,109-117)で敗れる。

2018.10.29 : IBFライトフライ級王座決定戦で、ランディ・ペタルコリン(フィリピン)に7RKO勝利、王座獲得。

2019.05.19 : 小西伶弥に3-0(116-112,117-111,118-110)で勝利、初防衛。

2019.12.23 : WBC王者の寺地拳四朗と統一戦を行う予定だったが、アルバラードの体調不良で中止された。

ディージェイ・クリエル(25:南アフリカ)
これまでの戦績:16勝〈8KO〉1敗1引分

2019.02.16 : IBF世界ミニマム級王者カルロス・リコナ(米国)に12RKO勝利、王座獲得。(後に、減量苦のため王座返上)



開始からアルバラードが積極的に攻撃。
アルバラードが2R、4Rに左フックでダウンを奪う。
その後、クリエルは粘りを見せたが、アルバラードの攻撃は止まらない。
9R、アルバラードが連打でダウン寸前に追い込み、10Rにクリエルをロープに詰めて連打したところでレフェリーストップ。

アルバラードの攻撃し続けるスタミナがすごかったと思います。

◆【結果】井岡一翔 vs. 田中恒成 ~ WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 2020.12.31

グローブ 50 2020.12.31
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

王 者 井岡 一翔(31)
25勝〈14KO〉2敗
vs.
挑戦者 1位 田中 恒成(25)
15戦全勝〈9KO〉

4階級王者の井岡に、4階級制覇を狙う田中。
日本ボクシング史上屈指のビッグマッチ。

開始から積極的に攻撃する田中、下がらずに応戦する井岡。
パンチのスピードは田中、パンチが重いのは井岡か。

お互いのパンチが当たる危険な距離でのジャブの差し合い。
お互い一歩も引かない激しい打ち合いが続く。

試合は5Rに大きく動く。
井岡の狙いすましたカウンターが炸裂、田中がダウン。

6R、井岡が再びダウンを奪うが、田中が猛反撃し気持ちの強さを見せる。
8R、井岡のパンチがクリーンヒット、田中がふらついたのを見て、レフェリーがストップ。

公式の採点が4Rまで井岡39-37,38-38,38-38だったのは、ちょっと意外でした。
解説の内山高志も、4Rまでは「やや田中」と言っており、私も4Rまでは田中のスピードがやや上回っていてクリーンヒットも多く見えましたが…。
私の採点 (→採点方法はこちら)は、
無題



勝負を決めたのは、やはりディフェンスの差でしょうか。
井岡は、田中のスピードに苦しみながらも徐々に対応、田中のディフェンスのわずかな隙を逃さず見事なカウンターで田中に勝利しました。
田中のパンチをかなり受けましたが、決定打は許しませんでした。

序盤は、見ている側が呼吸するのも忘れるような、どちらが倒れてもおかしくない緊張感のある打ち合いでした。
ボクシング大国の英国でも生中継された注目度の非常に高い試合でしたが、英国のボクシングファンを十分に満足させる内容だったと思います。
素晴らしい戦いを見せてくれた両者にあっぱれです。
appare 3




井岡は、最強の挑戦者であり世界的に評価の高かった田中に勝利したことで、注目度が高まっていくと思われます。
次戦は、WBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス vs. WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダの勝者との対戦を希望していますが、どうなっていくでしょうか。
今後の動向が気になるところです。

田中は、結果はKOで敗れましたが、序盤は素晴らしいスピードで井岡を苦しめ、ほぼ互角の戦いでした。
ぜひ再起に期待したいところです。

両者の激しい打撃戦も素晴らしかったですが、もう一つ素晴らしかったのはレフェリーが試合を止めたタイミングですね。
試合を止めてレフェリーが抱きかかえた時の田中をふらつき方を見ると、もしストップが遅れてもう一発井岡のパンチが入っていればかなり危なかったと思いました。  
レフェリーの的確な判断にもあっぱれです。

◆大注目!!井岡一翔 vs. 田中恒成 ~ WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 2020.12.31

2020.12.31
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

王 者 井岡 一翔
vs.
挑戦者 田中 恒成



井岡 一翔(31)
これまでの戦績:25勝〈14KO〉2敗

2011.02.11 WBCミニマム級王者オーレードン・シッサマーチャイ(タイ)に挑戦、5RTKO勝利し王座獲得。

2011.08.10 フアン・エルナンデス(メキシコ)に3-0(116-112,117-111,118-111)で勝利、初防衛。

2011.12.31 ヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)に1RTKO勝利、2度目の防衛。

2012.06.20 WBA王者八重樫東と統一戦。 3-0(115-114,115-113,115-113)で勝利、2団体統一王者に。(後に返上)

2012.12.31 WBAライトフライ級王座決定戦で、ホセ・アルフレド・ロドリゲス(メキシコ)に6RTKO勝利、王座獲得。その後3度防衛。

2014.05.07 IBFフライ級王者アムナット・ルエンロン(タイ)に挑戦、 1-2(108-119,114-113,112-115) で敗れる。

2015.04.22 WBAフライ級王者フアン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)に挑戦、2-0(114-114,116-113,115-113)で勝利、王座獲得。その後5度防衛。

2017.12.31 現役引退発表。

2018.09.08 現役復帰。元WBCスーパーフライ級王者カルロス・クアドラスに勝利した強豪マックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)に 3-0(99-90,97-92,97-92)で勝利。

2018.12.31 WBO世スーパーフライ級王座決定戦で、ミニマム級(4度防衛)、ライトフライ級(9度防衛)、フライ級(1度防衛)の3階級王者ドニー・ニエテス(フィリピン)に1-2(110-118,112-116,116-112)で惜敗。

2019.06.19 ニエテスが王座を返上したため、2018.09.08にWBOスーパーフライ級王座決定戦でニエテスと引き分けたアストン・パリクテ(フィリピン:25勝〈21KO〉3敗1分)と王座決定戦。10RTKO勝利で王座獲得、4階級制覇。

2019.12.31 ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)に3-0(116-112,116-112,115-113)に勝利、初防衛。



田中 恒成(25)
これまでの戦績:15戦全勝〈9KO〉

2015.05.30 WBOミニマム級王座決定戦でフリアン・イエドラス(メキシコ)に3-0(117-111,115-113,117-111)で勝利、王座獲得。

2015.12.31 ビック・サルダール(フィリピン:2018年にWBOミニマム級王者となる)に6RKO勝利で初防衛。(後に返上)

2016.12.31 WBOライトフライ級王座決定戦でモイセス・フェンテス(メキシコ:元WBOミニマム級王者、WBOライトフライ級暫定王者)に5RTKO勝利、王座獲得。2階級制覇達成。

2017.05.20 この試合まで16戦全KO勝利のアンヘル・アコスタ(プエルトリコ:2018年にWBOライトフライ級王者となり3度防衛)に3-0(117-110,117-110,116-111)で勝利、初防衛成功。 
※2度目の防衛後返上。

2018.09.24 WBOフライ級王者の木村翔に挑戦、2-0(114-114,117-111,117-111)で勝利、王座獲得。3階級制覇達成。

2019.03.16 元WBA・IBFライトフライ級統一王者の田口良一に3-0(119-109,117-111,117-111)で勝利、初防衛。

2019.08.24 ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に7RTKO勝利、2度目の防衛。

2019.12.31 ウラン・トロハツ(中国)に3RKO勝利、3度目の防衛。

 
4階級王者の井岡一翔は、一時引退から復帰後の4戦は、厳しいマッチメイクを続けてきています。
ニエテスには惜敗したものの、強豪のパリクテ、シントロンに快勝し、改めて「井岡強し」を印象付けました。

3階級王者の田中恒成は、4階級制覇を狙いWBO世界フライ級王座を返上、WBOの特例でスーパーフライ級1位にランクインしていました。

田中の井岡への挑戦は、井岡が海外志向のため実現するかどうか微妙かと思っていましたが、 コロナ禍で外国との行き来が制限された影響もあり、軽量級屈指の好カードが実現しました。

減量苦から解放された田中は、「最高の準備ができた。自信はあるしKOを狙う。」

対する井岡は、「ビッグマッチでも注目カードでもない」「レベルの違い、格の違いを見せたい。」と自信満々のコメント。



これほど予想が難しい試合もめったにないと思います。

強いて気になる点を挙げると、田中のディフェンス。

これまでも何度かダウン、激しい打ち合いとなった試合も多く、緻密で堅実なスタイルの井岡に比べると 田中は少し粗削りで隙があるように見えます。

井岡は、危険な打ち合いを避け、しっかり田中の攻撃を防ぎながら、この隙を狙ってこつこつ反撃しようとするのではないかと思います。

しかし、これまでの田中は、ダウンしても、抜群のスピードとパワーで反撃し勝利を掴んできました。

田中が、井岡が対応する時間を与えないよう開始から一気に攻めこめば、井岡も応戦し、八重樫東戦のような激しい打ち合いになるかもしれません。

年を締めるに相応しい大一番。
どのような展開になるのか、そしてどんな結果になるのか、楽しみです。

管理人:ボクヲタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングヲタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
選手名等は敬称略とさせていただいております。
あしからずご了承ください。
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