ひとりごと

◆京口 vs 久田 激闘を終えて…

昨日行われたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチは、京口紘人が判定で久田哲也に勝利し、防衛を果たしました。

京口のパワーが上回り、早いラウンドでのKOもあるかと思われた試合。
しかし、試合が始まってみると互角の打ち合いで、2Rには京口の膝が揺れる予想外の展開。
最後まで壮絶な打ち合いを繰り広げました。

紆余曲折の末に日本人で最も遅い46戦目での世界挑戦にたどり着いた久田の意気込みは並々ならぬものがあったでしょう。
久田の勝利への執念が、TV解説の長谷川穂積氏が「もうすぐ35歳でできるボクシングではない。」と驚いた激しい打撃戦を可能にしたのかもしれません。

8Rまでの公式の採点は1-0(77-75,76-76,76-76)で京口リードと僅差だっただけに、久田にとっては9Rのダウンが悔やまれます。

最後に勝負を分けたのは、戦前予想されたパワーの差ではなく、スタミナの差でした。
京口は、久田の攻撃に苦しみながらも、最後までパンチを出し続けました。

京口は、「自分の中でいいキャリアになった。強い選手だった」。
一方、敗れた久田は、引退をほのめかしつつ、「めっちゃしんどかったけど、最後まで諦めんでやれた。やっぱりチャンピオンは強かった。」



マスコミの扱いは残念ながら大きくはありませんが、ボクシングファンの間では長く語り継がれる名勝負であったと思います。

日本人対決では、これまで、辰吉丈一郎vs薬師寺保栄、井岡一翔vs八重樫東、田中恒成vs木村翔などの名勝負がありますが、この試合も、その一つに数えて良いでしょう。

京口は、他団体との王座統一戦を視野に入れながら、「ファンに期待される試合が実現できるよう、もっともっと努力するだけ」「もっと上に行くのが自分に課されていることだと思う」と、謙虚で前向きな発言。

昨日の一戦は予想以上の苦戦でしたが、これを糧に更に強い王者になっていくことを期待したいところです。

敗れたはしたものの、強打の京口と果敢に打ち合った久田は、家族の皆さんには「とてもかっこいいパパ」に見えたのではないでしょうか。
年齢を考えると最初にして最後になるかもしれない世界挑戦で、驚くほどの輝きを見せてくれました。

ボクシングファンで良かったと思う素晴らしい試合を見せてくれた両者に感謝。

◆こんなひどい記事も珍しい。『井上尚弥「強すぎて試合が面白くない」「キャラ立ちしてない」意外な弱点』

Yahooニュースに デイリー新潮が掲載した記事
『井上尚弥「強すぎて試合が面白くない」「キャラ立ちしてない」意外な弱点』
が酷いですね。

何を目的にこんな記事を世に出してきたのか全く理解できませんね。。。

こんな最低な記事も珍しいです。

私ごときがごちゃごちゃ言うまでもなく、このニュースの酷さは、山のような反論のコメントで言い尽くされていますのでそちらに譲りたいと思いますが、報道の質のあまりの低さには、すでに怒りを通り越して諦めさえ感じます。

こういう記事が個人のブログとかなら、「個人の勝手な意見」として理解は可能ですが、おそらくボクシングのことも井上尚弥のことも良く知りもしないで書いたであろう記者だけでなく、編集部内で何人か見ていると思われますが、世間に出せる内容かどうかの判断もつかないとは。

「報道の自由」は、何でも好き勝手書いて良いということではないということを、報道は改めて考えてほしいと思います。
自らのペンが、書かれた相手に少なからず影響を及ぼし、時に凶器にすらなり得るという緊張感が全くない、あまりに酷い記事です。

この記事に対し、井上尚弥もさすがに苦言。
『「失礼な記事だな」 井上尚弥、「名前も地味」報道に苦言』

井上尚弥には、こんな雑音を気にせず、また素晴らしい試合を見せてほしいと思います。



ボクシングは野球やサッカーに比べ注目度は大きく劣るとは思いますが、私の購読している一般紙では、日本のボクシング史上でもトップクラスの井上尚弥がロドリゲスに勝利した記事が、毎日やっている野球の記事がでかでかと載っているページの片隅程度の大きさでした。

日本は野球ファンが圧倒的に多いですから、野球をそれなりの扱いにするのは理解しつつも、ボクシングに限らず、他のマイナーなスポーツであっても、もう少しそれぞれの出来事をしっかり取材し、素晴らしい結果を出したプレーヤーに光を当てることも、報道する側のプライドとして重要なのではないかと思いますし、スポーツに限らず、読者の興味のあることばかりを記事にしようとしている自分たち報道側の根本的な姿勢を今一度見つめなおすべきではないかと思います。

こんなくだらない記事に反応する私も正直お馬鹿な感じですので、このぐらいでやめておきます。

◆メイウェザー vs 那須川天心 に思う…。



★じいメイウェザーは、試合の2日前にのんびり自家用ジェット機でやって来ました。


★との への字おそらく、練習もしてないんだろうね。


★じいメイウェザーにとって、那須川との試合は、練習を必要としないレベルであるということでしょうな。


★との への字うーん。メイウェザーは、まともに戦わず、懸命にパンチを出す那須川を9分間かわしまくるだけで10億円稼いでいくのか…。

★じい「注目の一戦」「世紀の一戦」と言っているのは、RIZIN関係者とTV局だけではないかと思われるお寒い状況ですな。

★との 激怒4いくらなんでもメイウェザーがふざけた態度なので、那須川天心のパンチが奇跡的にヒットしてKO勝利みたいなことにならんかと夢を見たくなったね。

★じいしかし、力の差はいかんともしがたく、メイウェザーが3度のダウンを奪っての圧勝。
メイウェザーにとって、ボクシングルールで那須川と戦うことは、何の緊張感もない、半笑いで、テキトーにジャブ振り回しておけば大丈夫みたいな簡単なお仕事に過ぎませんでした。

★との への字メイウェザーが遊ぼうとして、ちょこっとパンチ出したら、那須川がコロコロダウンしてしまった感じか…。大相撲の巡業等で、小さな子供たちが力士にかかっていき、片手でつまみあげられて、土俵の外に投げ飛ばされるシーンがあるけど、そんな感じだったか…。


★じい試合を観終わって、このマッチメイク自体が大間違いだったと、あらためて思いますな。


★との への字そもそも、この対戦をメイウェザーに投げかけること自体が間違いだよね。
普通ならプライドを傷つけられて受けないと思うけど、メイウェザーは金もらえれば結構受けちゃう。
これも大きな間違い。

★じいいくらボクシング界でのスーパースターであるメイウェザーとはいえ、神童那須川天心が、もしかすると結構いい勝負をしてくれるのではないかと思った那須川ファンも多かったかもしれません。

★との への字RIZINも、本気でそう思ったのかもしれないけど、何考えていたのかと思う。
調子に乗りすぎとしか言えないよね。

★じい残念ながら、那須川が神童と呼ばれるフィールドはあまりに小さすぎます。
世界中のボクサーが王者を目指すボクシングで超スーパースターの地位を築いたメイウェザーとは、戦うことすら滑稽なものに映りました。

★との への字結果は予想通りの残酷なものだった。。。。


★じい実力差がありすぎるところにキックなしですから、戦う意味すら失ってしまいました。


との 激怒moveそもそも、体格差がありすぎで、いくらグローブにハンディキャップをつけても正直あり得ない試合で、この試合を実施しようと考えたこと自体が無謀だよね。
もしメイウェザーのパンチがクリーンヒットしたら、那須川の選手生命が脅かされる恐れもあった。
RIZINは、猛省していただきたい。

★じいなお、マニー・パッキャオが、「これが一足早い新年の誓い。自分と同じサイズ、もしくは体格が上で、経験を持つ相手とのみ戦い続ける」とツイート、メイウェザーを暗に批判しました。

★との にここれこそ、スターのプライドだよね。




★じいこの対戦は、いろいろ考えさせるものを残したような気がしますな…。


★との への字敗れて号泣する那須川があまりに痛々しいね。。。


★じいこの悔しさを、次の戦いに活かしてほしいですな。



◆亀田兄弟を振り返ってみて…。

おそらく色々な反応があるとは思いつつ、思い切って亀田兄弟を7回にわたり取り上げてきました。
お読みくださった方の中には、「なぜ今ごろ、あえて亀田家?」みたいな気持ちになった方も多かったのではと思います。

亀田兄弟は、悪質な反則でダーティーなイメージで見られ、「弱い相手を探して勝っているだけ」と言われ続けたのですが、和毅の久々の世界戦にあたり、すこし調べなおしてみて、それなりの強豪とも戦っており、もう少し評価されても良いのではないかとあらためて思ったことが、今回記事を書いたきっかけです。

もちろん故意の反則は論外です。
内藤戦で、亀田家が、そのあるまじき故意の反則を指示し、行ってしまった。
その内容は、極めて悪質と言われても何の言い訳もできないレベルであったと思います。
これはもうボクシング界にとって悲劇としか言いようがなく、残念でたまりませんでした。

この悪質な反則行為を含め、亀田家に対しては、さまざまな見方があると思います。
これまでいただいたコメントには、亀田家に対し厳しい意見が多いですし、それも至極当然と思いう一方で、私は個人的には、その過ちをもって、亀田兄弟のすべてを否定する気持ちまでにはなれません。

過ちを犯しても更生するチャンスを与えられ、亀田兄弟が過ちに気づいて、正しい道に戻ってボクシングに取り組んでもらえれば、単なる一人のボクシングファンである私としては、それで十分かと。

亀田兄弟のボクシングが、いただいたコメントのなかにあった、「国内でしか通用しないインチキファイト」なのか、また、「ロマンより冠を求める連中で、その無様さも含めて惨めな選手」なのか、「日本の恥」とまで言えるのかどうか、私にはわかりません。

また、「亀田を擁護する人達は、何故か都合の悪い事実は見ないふりをする」ことについてですが、非難する人たちも、過ちのみを強い調子で指摘し続け、評価できるはずの他の事柄を見ないふりをすると思いますので、お互い大差ないような気がします。
私も、先日、当ブログでマスコミの態度を強く非難する内容の記事を書いたときに、非難した私も同じであるとの厳しいご意見をいただきました。
亀田兄弟のことに限らず、擁護する側も非難する側も、自分の側にとって都合の悪いことは言いませんから。
亀田家を強く非難するお考えはご自由ですが、ご自分と同じ考えではない人たちを笑うことについては、あまり共感できません。

記事に対しては、予想通り多くのコメントをいただき、いろいろな見方があるのを再認識しました。
どのような内容であれ、私の稚拙なブログに対し、ご意見を書き入れてくださったことに対しまして、あらためてお礼申し上げます。
今後に活かしていきたいと思います。

さて、亀田兄弟も、すでに興毅と大毅は引退し、残るのは和毅だけです。
今後、以前のように亀田兄弟がTVなどで大きく取り上げられる可能性は小さいとは思いますが、今回の王座決定戦で和毅が勝利し、防衛を重ねて、ボクシングファンを楽しませてくれることを期待したいと思います。

◆亀田兄弟を振り返ってみる(1)~長男興毅

亀田3兄弟は、最近あまり話題がありませんでしたが、三男和毅が11月に世界王座決定戦出場という、久々に大きなニュースがありました。

ここで、これまでの亀田兄弟について、振り返ってみたいと思います。

亀田3兄弟は、これまで、いろんな意味で注目され話題を振りまいてきました。
注目され始めた頃から、もう10年以上経つんですね…。
当時、やんちゃな言動についてはいろいろな批判もありましたが、TV局などの演出とも言われてましたし、もちろん、実際のところは、会って話したこともない私にはわかりませんので、何とも言えません。

私は、一ボクシングファンとして、低迷していたボクシング人気を亀田兄弟が再び高めたことは高く評価し、順調に成長することを期待したものです。

当初は、TBSテレビの強力な後押しもあり、マスコミは亀田を必要以上に持ち上げ、長男興毅の最初の世界戦となった 2006.08.02 WBA世界ライトフライ級王座決定戦 ファン・ランダエタ(ベネズエラ)戦は、かなりの注目を浴びました。
2-1(115-113、114-113、112-115)の判定で亀田の勝利となりましたが、やや不利な内容ながら勝利したことで疑惑の判定と言われ、亀田の印象が変わっていくことになったわけです。

やんちゃな言動に批判もあったところに疑惑の判定ですから、マスコミは手のひらを返したように一気に叩きにかかり始めます。

ランダエタとは2006.12.20に再戦し、3-0(116-111、119-108、115-113)の判定で快勝しましたが、マスコミは、初戦を持ち出して叩き続けました。

さらに、2007.10.11に、二男大毅がWBC世界フライ級王者内藤大助に挑戦した試合で反則を連発、以降、亀田兄弟はダーティーなイメージで見られ続けることになります。

興毅は、2009.11.29に内藤大助に挑戦、3-0(116-112、117-111、117-111)で快勝。2階級制覇。

2010.03.27の初防衛戦は、0-2(112-116、112-115、114-114)の判定でポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に敗れ、王座陥落。

2010.12.26に、WBA世界バンタム級王座決定戦でアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)に3-0(116-109、115-111、117-109) の判定勝利、3階級制覇。
8度防衛し返上。

2015.10.16に、WBA世界スーパーフライ級王者河野 公平に挑戦、0-3(109-115、111-113、108-116)の判定で敗れ、4階級制覇ならず、現役引退となりました。




これまでの亀田兄弟を振り返ってみて、マスコミが悪意を持って報道すれば、白でも黒ということになってしまう恐怖を強く感じました。

数々の世界クラスの選手と戦い、なんだかんだ言っても勝ったわけですが、「弱い相手を選んでやっている。勝って当然。強い相手を選ばず王者の資格なし。」みたいに言われました。

内藤大助に快勝した際は、「内藤が衰えていた」「亀田がグローブに何か仕込んでいた」と言われました。

ポンサクレックに敗れたときは、名王者とフルラウンド戦ったにもかかわらず、「やっぱり負けた。」的な書き方をされました。

2階級上げたバンタム級では、パワーの差に苦しむことなく、けっこういい試合もあるのですが、弱い相手ばかり探してきていると言われ続けました。
3階級制覇も全く評価されていません。

亀田兄弟のボクシングにかける熱意は凄まじく、体の軸がしっかりしていて、相当練習していると思いましたし、防御がしっかりしていて相手の攻撃をまともに食らっておらず、けっして弱いわけではなかったと思いますが、マスコミは、弱い相手ばかりと戦うインチキ王者みたいな報道ばかりでしたね。

確かに、印象の薄い試合や危なっかしい試合もあったので、バンタム級8度防衛と言われると、そんなに防衛していたのかとは思いますが、世界トップクラスの相手を簡単に倒してしまう井上尚弥のような選手は例外として、普通は、世界戦の相手にそれほど大きな力の差はなく、明らかに勝てる「弱い相手」なんていないのではないかと思います。

今迄も、勝てると思う相手を選んだはずなのに負けてしまった王者は数多くいたわけで、仮に、勝てると見込んだ相手を選んだとしても、しっかり勝ってきた亀田はやはり相当の実力者だったのではないかと思います。

亀田兄弟に関する一連の報道で、マスコミの「ペンの暴力」の恐ろしさを痛感しました…。
マスコミ関係者は、自分たちの流すニュースにどれだけの影響力があるのかを再認識し、下手をすると人の人生を狂わすことにもなりかねないという緊張感を持って、公平かつ正確な報道をしてほしいと強く思いました。

 
管理人:ボクオタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングオタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
選手名等は敬称略とさせていただいております。
私の採点方法
ちょっと変わった独自の採点方法で勝手に楽しんでます。
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