boxing 名勝負

【名勝負№36】小島英次 vs 仲宣明 ~ 2005.01.29

2005.01.29
元日本バンタム級王者 仲 宣明
vs
元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者 小島 英次


仲 宣明(26)

これまでの戦績:18勝(12KO)1敗2引分

2000.03.04 デビュー後11連勝で、日本バンタム級王座を獲得。

2000.10.18 2度目の防衛戦。仲里繁に3-0(97-91,97-91,98-91)で勝利。その後、防衛を7回まで伸ばし返上。

2004.03.13 WBAバンタム級王者ジョニー・ブレダル(デンマーク)に挑戦。0-3(112-117,109-118,111-117)で敗れる。


小島 英次(27)

これまでの戦績:11勝(3KO)3敗

2001.12.03 デビュー5戦目でOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座獲得。1度防衛後返上。

2002.07.31 WBAスーパーフライ級王者アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)に挑戦、2RKO負け。

2003.08.16 OPBF東洋太平洋スーパーフライ王座決定戦でワエンペッチ・チュワタナ(タイ)に2-1(116-115,116-112,112-116)で勝利、再び王座獲得。

2004.01.03 WBAスーパーフライ級王者アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)に再挑戦、10RTKO負け。

2004.05.02 OPBF東洋太平洋スーパーフライ王者ワエンペッチ・チュワタナ(タイ)に挑戦、2RKO負け。



仲里繁の戦歴を見ていて、仲里が敗れた仲が気になりました。

調べてみたら、最後に小島との熱い戦いがありました。

ともに世界挑戦経験のある同士のサバイバルマッチ。

パワーで勝る仲、スピードは小島。戦前予想は仲有利。




  





試合は、小島がスピードとフットワークで優勢、2Rと3Rにダウンを奪う。

5Rにもダウンを追加し、一方的な展開に。

中盤以降必死に前進する仲を小島がうまくかわす。

仲は、9Rに連打で小島をついに捕えダウンを奪うが追撃も及ばず。

公式の採点は3-0(96-90,95-91,95-91)で小島。

私の採点は、
無題




仲は、強打を武器に真正面から相手に挑んでいく仲里に似たスタイルで、日本王者となり7度防衛しましたが、残念ながら、ディフェンスがやや弱かったのも仲里と似ていました。

ただ、小島から9Rに奪ったダウンは、仲の意地を見た気がします。

一方の小島は、この勝利で世界戦線に残りましたが、残念ながら網膜剥離で引退となりました。


【名勝負№35】マヤル・モンシプール vs 仲里繁 ~2005.04.29 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

2005.04.29
WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 マヤル・モンシプール
vs
挑戦者 仲里 繁


マヤル・モンシプール(30:フランス)

これまでの戦績:26勝(17KO)2敗2引分

2003.07.04 WBAスーパーバンタム級王者サリム・メジクンヌ(フランス)に挑戦、12RKO勝利で王座獲得。

2003.12.16 ハイロ・タグリアフェルロ(ベネズエラ)に7RRTDで勝利、初防衛。

2004.05.27 サリム・メジクンヌと再戦。8RTKO勝利で2度目の防衛。

2001.11.08 元WBA王者ヨーダムロン・シンワンチャー(タイ)に6RKO勝利、3度目の防衛。

この試合が4度目の防衛戦。


仲里 繁(32)

これまでの戦績:24勝(18KO)7敗1分

1999.04.24 日本バンタム級王者西岡利晃に挑戦、8RTKOで敗れる。

2000.10.18 日本バンタム級王者仲宣明に挑戦、0-3(91-97,91-98,91-97)で敗れる。

2002.05.18 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者チョ・ヨンイン(韓国)に挑戦、3RTKOで勝利、王座獲得。その後1度防衛。

2003.04.26 WBCスーパーバンタム級王者オスカル・ラリオス(メキシコ)に挑戦、0-3(110-116,110-116,111-114)で敗れる。

2004.03.06 オスカル・ラリオス(メキシコ)に再挑戦、0-3(107-120,109-118,112-116)で敗れる。

2004.10.30 17戦全勝の世界ランカー木村章司と対戦、1-1(97-95,96-97,96-96)で引分。

この試合が3度目の世界挑戦。

 


仲里と言えば、オスカル・ラリオス(メキシコ)との激闘が有名ですが、仲里の最後の試合となったモンシプールとの試合は、ラリオス戦を上回る激闘でした。

解説の浜田剛史さんは、自分と同じく強打が売り物で同郷沖縄の仲里に相当な思い入れがあったのか、かなり力が入っていますね。

試合は、開始直後から積極的に攻撃する仲里にモンシプールも応戦、予想をはるかに上回る激しい打ち合いとなりました。

激しい打ち合いの中、勝負を分けたのはやはりディフェンスでした。

モンシプールはガードを高く上げていましたが、仲里はほとんどノーガード。

仲里が、強打でモンシプールをぐらつかせる場面もありましたが、やはり被弾が多く、徐々にダメージがたまっていきました。

お互い、手を休めることのない超ハイペースの打撃戦は、6Rで決着しました。

仲里がもうすこし上体を動かして、パンチをかわしていれば展開も違っていたのかと思いつつ、多少パンチを受けてもぐいぐい前進して強打を叩き込むスタイルを変えることは難しかったでしょうね…。

モンシプールは日本ではあまり有名ではないと思いますが、なかなか強い王者で、世界戦5試合すべてKO勝利となりました。

仲里は、この試合を最後に引退となりました。

仲里の愚直なまでに真っ直ぐなボクシングはファンも多く、私も、世界王者のベルトを腰に巻いてほしかったと思うボクサーの一人でした。

【名勝負№34】グレグ・ホーゲン vs パーネル・ウィテカー ~ 1989.02.18 IBF世界ライト級タイトルマッチ

1989.02.18
IBF世界ライト級タイトルマッチ
王者 グレグ・ホーゲン
vs
挑戦者 パーネル・ウィテカー



ホセ・ルイス・ラミレスへの世界初挑戦で惜しくも敗れたウィテカーの2度目の世界挑戦。


グレグ・ホーゲン(28:米国)

これまでの戦績:23勝(11KO)1敗

1986.12.05 IBFライト級王者ジミー・ポール(米国)に挑戦、2-0(143-142,143-143,144-141)で勝利、王座獲得。

1987.06.07 ビニー・パジェンサ(米国)に0-3(141-144,141-144,141-144)で敗れ王座陥落。

1988.02.06 ビニー・パジェンサと再戦、3-0(147-138,145-140,147-138)で勝利、王座奪回。

1988.04.11 ミゲール・サンタナ(プエルトリコ)に11R負傷判定2-1(106-101,106-102,103-106)で勝利、初防衛。

1988.10.28 ゲルト・ボー・ヤコブセン(デンマーク)に10RTKO勝利、2度目の防衛。

この試合が3度目の防衛戦。


パーネル・ウィテカー(25:米国)

これまでの戦績:16勝(10KO)1敗

1982年世界選手権で銀メダル、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダル。アマチュアで214戦201勝(91RSC)13敗の輝かしい実績を引っ提げてプロ入り。

1987.03.28 元WBAスーパーフェザー級王者(防衛2回)ロジャー・メイウェザーとNABF北米ライト級王座を争い、3-0(116-110,117-111,116-112)で勝利。

1988.03.12 WBCライト級王者ホセ・ルイス・ラミレス(メキシコ)に挑戦、1-2(117-113,113-118,115-116)で敗れる。

この試合が2度目の世界挑戦。



ウィテカーのディフェンスに、ホーゲンのパンチはほとんど当たらず。

ウィテカーが5Rにダウンを奪い、一方的な試合展開となりました。

公式の採点は、3-0(120-107,120-107,118-109)。

私の採点は、
無題


終盤は安全運転するかとおもいましたが、最後まで攻撃を続けました。

ラミレス戦は終盤やや消極的だったことが敗因でしたが、この試合のウィテカーはかなり攻撃的で、圧勝となりました。



【名勝負№33】ホセ・ルイス・ラミレス vs パーネル・ウィテカー ~ 1988.03.12 WBC世界ライト級タイトルマッチ

7月14日、元4階級王者パーネル・ウィテカーが交通事故で死去したニュースが流れました…。

世界は広い。
時に、常識では考えられないレベルのボクサーが現れます。
ウィテカーもその一人で、触ることすら難しく見える超人的なディフェンスに余計な解説は不要でしょう。

ウィテカーの世界初挑戦の相手は、歴戦の雄ホセ・ルイス・ラミレスでした。

1988.03.12
WBC世界ライト級タイトルマッチ
王者 ホセ・ルイス・ラミレス
vs
挑戦者 パーネル・ウィテカー



ホセ・ルイス・ラミレス(29:メキシコ)

これまでの戦績:100勝(82KO)6敗

1983.05.01 WBCライト級王座決定戦でエドウィン・ロサリオ(プエルトリコ)に0-3(113-115,113-115,113-115)で敗れる。

1984.11.03 エドウィン・ロサリオに再挑戦、4RKO勝利で王座獲得。

1985.08.10 へクター・カマチョ(プエルトリコ)に0-3(111-118,109-119,112-119)で敗れ、王座陥落。

1987.07.19 WBC世界ライト級王座決定戦で、テレンス・アリ(ガイアナ)に3-0(115-113,115-113,114-113)で勝利、再び王座獲得。

この試合が2度目の防衛戦。


パーネル・ウィテカー(24:米国)

これまでの戦績:15戦全勝(9KO)

1982年世界選手権で銀メダル、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダル。
アマチュアで214戦201勝(91RSC)13敗の輝かしい実績を引っ提げてプロ入り。

1987.03.28 元WBAスーパーフェザー級王者(防衛2回)ロジャー・メイウェザーとNABF北米ライト級王座を争い、3-0(116-110,117-111,116-112)で勝利。

プロデビュー後15連勝で挑む初の世界戦。


 
ぐいぐい突進するラミレスを闘牛士のように華麗にかわすウィテカー。

ラミレスのパンチはウィテカーにほとんど当たらず。

ただ、ウィテカーも、序盤は効果的だったジャブが中盤以降は少なく、前に出続け遮二無二パンチを出したラミレスが盛り返しました。

結果は、2-1(113-117,118-113,116-115)でラミレスの勝利。

私の採点は、
無題



後半は、パンチは空転しつつもラミレスが攻勢、ウィテカーの手数が少なかったのでラミレスにポイントを付けましたが、それでもウィテカーが勝っていたのではないかと思いました。

この試合は、フランスで行われましたが、1986年9月以降フランスを拠点に試合をしていたラミレスに有利な採点となったのかもしれません。

ただ、お互い明確な有効打は少なかったので、見方によってかなり採点に違いが出そうな試合でした。

ウィテカーは、世界初挑戦は失敗したものの、その後は並み居る強豪を華麗なディフェンスで翻弄し、4階級を制覇する名王者となっていきます。


【名勝負№32】具志堅用高 vs リゴベルト・マルカーノ ~1977.05.22 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ

1977.05.22
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者 具志堅 用高
vs 
挑戦者 リゴベルト・マルカーノ


具志堅用高(21)

この試合までの戦績:10戦全勝(6KO)

1976.10.10  WBA世界ライトフライ級王者フアン・ホセ・グスマン(ドミニカ共和国)に挑戦、7RKOで勝利し王座獲得。
9戦目での世界王座奪取は当時の国内最短記録。

1977.01.30 ハイメ・リオスに2-1(70-67,73-67,67-71)で勝利、初防衛。

この試合が2度目の防衛戦。


リゴベルト・マルカーノ(27:ベネズエラ)

この試合までの戦績:16勝(9KO)2敗

1975.06.21 WBA世界ライトフライ級挑戦者決定戦でフアン・カヒーニャ(ニカラグア)に2-1(116-113,114-115,116-114)で勝利、挑戦権獲得。

1975.08.23 WBA世界ライトフライ級王座決定戦でハイメ・リオス(パナマ)に0-3(141-148,143-147,141-148)で敗れる。 

その後8連勝。

この試合が2度目の世界挑戦。



序盤、マルカーノはスピードがあり、強打の具志堅と時折激しく打ち合い、緊張感のある展開。

中盤以降は、具志堅のパンチが効いてきたのか、スタミナがないのか、マルカーノは明らかにスピードが落ち、具志堅優勢となりました。

この試合も具志堅の快勝と思いますが、公式の採点は2-1(70-69,75-67,68-72)。

ちなみに、私の採点は、
無題




具志堅は、2度目の防衛に成功。

管理人:ボクオタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングオタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
【選手名等は敬称略とさせていただきます。】

私の採点方法
ちょっと変わった独自の採点方法で勝手に楽しんでます。
⇒詳しくはこちら
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