2006.03.25
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者 長谷川 穂積
vs.
挑戦者 ウィラポン・ナコンルアンプロモーション
長谷川 穂積(25)
これまでの戦績:19勝〈6KO〉2敗
2002.05.18:OPBFバンタム級王座獲得。その後3度防衛。
2004.10.30:WBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦で、鳥海純に3-0(98-93、97-95、96-95)で勝利。
2005.04.16:WBC世界バンタム級王者ウィラポン・ナコンルアンプロモーション《14度防衛中》(タイ)に挑戦、3-0(115-113、115-113、116-112)で勝利、王座獲得。
2005.09.25:ヘラルド・マルティネス(メキシコ)に7RTKO勝利、初防衛に成功。
ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(37:タイ)
これまでの戦績:51勝〈36KO〉2敗2引分
ムエタイで活躍し、26歳で国際式に転向。
1995.09.17:WBA世界バンタム級王者《2度防衛中》のダオルン・MPペトロリアム(タイ)に挑戦、2-1(118-113,117-114,114-115)で勝利、王座獲得。4戦目で世界王者となった。
1996.01.28:ナナ・コナドゥ《元WBC世界スーパーフライ級王者》(ガーナ)に2RTKOで敗れ王座陥落。その後16連勝。
1998.12.29:WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎に挑戦。6RKOで勝利、王座獲得。
1999.08.29:辰吉丈一郎と再戦。7RTKOで勝利、2度目の防衛に成功。
2000.06.25:西岡利晃に3-0(116-112,116-112,115-113)で勝利、4度目の防衛に成功。
2001.09.01:7度目の防衛戦で、西岡と再戦。1-1(116-113,113-115,114-114)の引き分けで防衛成功。
2003.10.04:西岡の3度目の挑戦を受け、1-1(116-112,113-114,115-115)の引き分けで11度目の防衛成功。
2004.03.06:西岡の4度目の挑戦を受け、3-0(118-109,117-109,116-110)で勝利、12度目の防衛成功。その後も2度防衛、防衛回数を14回に伸ばす。
2005.04.16:長谷川穂積に0-3(113-115,113-115,112-116)で敗れ、王座陥落。
ウィラポンは、1998年12月に辰吉に勝利しWBC世界バンタム級王座を獲得して以来、辰吉と再戦、西岡利晃と4度対戦、計6度日本のリングにあがり、日本のボクシングファンの間でもすっかり有名になっていました。
どっしり構えて、じわじわと相手にプレッシャーをかけながら重たいパンチを的確に打ち込む、隙が少なく安定感抜群のボクシングスタイル。
長谷川の挑戦を受けたときは、14度防衛し5年半にわたり王座を守っていた超安定王者でした。
一方の長谷川は、2003年に獲得したOPBFバンタム級王座を3度防衛し、2004年10月に挑戦者決定戦に勝利し、このタイトルマッチを迎えましたが、世界的には無名で、ウィラポンが圧倒的に有利と思われました。
しかし、長谷川は、スピードでウィラポンを攪乱し、僅差の判定勝利で王座を奪取。
初防衛戦をKO勝利で飾り、2度目の防衛戦はウィラポンとの再戦。
王者となり自信をつけた長谷川は、その持ち前のスピードに磨きがかかり、開始から右ジャブや左右のアッパーで優勢に試合を進める。
ウィラポンも、被弾しながらも接近し、ボディを打ち込む。
6Rには、長谷川の連打でウィラポンがふらつく場面もあったものの、7Rと8Rに、ウィラポンはぐいぐい前進して反撃。
そして迎えた9R開始早々に、長谷川の右ロングフック一閃、ウィラポンがダウンし、レフェリーストップ。
見事なワンパンチKOでした。
8Rまでの採点は、三者とも77-75で長谷川。
私の採点 (→採点方法はこちら)は、


長谷川が勝ったことは非常にうれしかったのですが、ウィラポンがKOで敗れたことの方が印象に残った試合でした。
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者 長谷川 穂積
vs.
挑戦者 ウィラポン・ナコンルアンプロモーション
長谷川 穂積(25)
これまでの戦績:19勝〈6KO〉2敗
2002.05.18:OPBFバンタム級王座獲得。その後3度防衛。
2004.10.30:WBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦で、鳥海純に3-0(98-93、97-95、96-95)で勝利。
2005.04.16:WBC世界バンタム級王者ウィラポン・ナコンルアンプロモーション《14度防衛中》(タイ)に挑戦、3-0(115-113、115-113、116-112)で勝利、王座獲得。
2005.09.25:ヘラルド・マルティネス(メキシコ)に7RTKO勝利、初防衛に成功。
ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(37:タイ)
これまでの戦績:51勝〈36KO〉2敗2引分
ムエタイで活躍し、26歳で国際式に転向。
1995.09.17:WBA世界バンタム級王者《2度防衛中》のダオルン・MPペトロリアム(タイ)に挑戦、2-1(118-113,117-114,114-115)で勝利、王座獲得。4戦目で世界王者となった。
1996.01.28:ナナ・コナドゥ《元WBC世界スーパーフライ級王者》(ガーナ)に2RTKOで敗れ王座陥落。その後16連勝。
1998.12.29:WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎に挑戦。6RKOで勝利、王座獲得。
1999.08.29:辰吉丈一郎と再戦。7RTKOで勝利、2度目の防衛に成功。
2000.06.25:西岡利晃に3-0(116-112,116-112,115-113)で勝利、4度目の防衛に成功。
2001.09.01:7度目の防衛戦で、西岡と再戦。1-1(116-113,113-115,114-114)の引き分けで防衛成功。
2003.10.04:西岡の3度目の挑戦を受け、1-1(116-112,113-114,115-115)の引き分けで11度目の防衛成功。
2004.03.06:西岡の4度目の挑戦を受け、3-0(118-109,117-109,116-110)で勝利、12度目の防衛成功。その後も2度防衛、防衛回数を14回に伸ばす。
2005.04.16:長谷川穂積に0-3(113-115,113-115,112-116)で敗れ、王座陥落。
ウィラポンは、1998年12月に辰吉に勝利しWBC世界バンタム級王座を獲得して以来、辰吉と再戦、西岡利晃と4度対戦、計6度日本のリングにあがり、日本のボクシングファンの間でもすっかり有名になっていました。
どっしり構えて、じわじわと相手にプレッシャーをかけながら重たいパンチを的確に打ち込む、隙が少なく安定感抜群のボクシングスタイル。
長谷川の挑戦を受けたときは、14度防衛し5年半にわたり王座を守っていた超安定王者でした。
一方の長谷川は、2003年に獲得したOPBFバンタム級王座を3度防衛し、2004年10月に挑戦者決定戦に勝利し、このタイトルマッチを迎えましたが、世界的には無名で、ウィラポンが圧倒的に有利と思われました。
しかし、長谷川は、スピードでウィラポンを攪乱し、僅差の判定勝利で王座を奪取。
初防衛戦をKO勝利で飾り、2度目の防衛戦はウィラポンとの再戦。
王者となり自信をつけた長谷川は、その持ち前のスピードに磨きがかかり、開始から右ジャブや左右のアッパーで優勢に試合を進める。
ウィラポンも、被弾しながらも接近し、ボディを打ち込む。
6Rには、長谷川の連打でウィラポンがふらつく場面もあったものの、7Rと8Rに、ウィラポンはぐいぐい前進して反撃。
そして迎えた9R開始早々に、長谷川の右ロングフック一閃、ウィラポンがダウンし、レフェリーストップ。
見事なワンパンチKOでした。
8Rまでの採点は、三者とも77-75で長谷川。
私の採点 (→採点方法はこちら)は、


長谷川が勝ったことは非常にうれしかったのですが、ウィラポンがKOで敗れたことの方が印象に残った試合でした。