boxing 名勝負

【名勝負 №29】 J・C・チャベス vs F・ランドール ~ 1994.01.29 WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ

1994.01.29
WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ
王者 フリオ・セサール・チャベス
vs
挑戦者 フランキー・ランドール



フリオ・セサール・チャベス(31:メキシコ)

この試合までの戦績:89勝(74KO)1引分

1980年2月にデビュー以来14年近く負け知らず、スーパーフェザー級9回、ライト級2回、スーパーライト級12回防衛の怪物王者。

この試合が13度目の防衛戦。


フランキー・ランドール(32:米国)

この試合までの戦績:48勝(39KO)2敗1引分

この試合が世界初挑戦。

 

1R、2Rは、チャベスがやや様子見で、手数少ない。
ランドールはチャベスが前進してくるところに正確で速いジャブ、カウンターで対抗。

3R以降、チャベスは徐々にプレッシャーを強め、ボディブローを中心に重いパンチを繰り出す。
ランドールも果敢に応戦。

中盤以降は打ち合いが増え、チャベスのパワーがやや上回っている感じだが、微妙なラウンドが多い。

8R、ランドールがチャンスをつかみ連打。

10R、チャベスは前進してプレッシャーをかけ続けるが、ランドールを捕まえきれず。

11R、ランドールの右ストレートがクリーンヒット、チャベスがキャリア初のダウン。

チャベスは必死に反撃するが、ランドールは足を使いチャベスに決定打を許さず試合終了。



結果は、2-1(113-114,114-113,116-111)でランドールが勝利し王座を奪取。
結果を見ると、チャベスにとっては7R、11Rの減点が痛かったことになります。

チャベスの無敗記録は90で途切れることとなりました。

ちなみに、私の採点は、
無題1




接戦でしたが、11Rのダウンで勝負ありと見ました。

【迷勝負 №2】F・ランドール vs J・M・コッジ ~1996.01.13 WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ

1996.01.13 
WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ
王者 フランキー・ランドール
vs
挑戦者 フアン・マルティン・コッジ



1994.09.17 王者コッジにランドールが挑戦、3-0(116-108、116-108、115-109) でランドールが勝利し、タイトル奪取。
過去記事:【名勝負 №28】 J・M・コッジ vs F・ランドール ~ 1994.09.17 WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ

その後、ランドールは2度防衛。
3度目の防衛戦で再びコッジと対戦。



初戦同様、ランドールがスピードのあるパンチでやや優勢。
ただ、接近した場面ではコッジがやや有利か。

3R、ランドールが足を滑らせバランスを崩したところにコッジのパンチが当たり、ランドールがダウン。 
その後は再びランドールがやや優勢の展開に。

5R、両者の頭が当たりコッジが崩れ落ちる。
暫くすれば回復するかと思いきや、コッジは立ち上がることができないどころか寝込んでしまう。
とうとう酸素吸入しちゃってるし、担架運び込まれちゃってるし…。

確かに、かなり激しく頭が当たりましたが、この状態はちょっと信用できません。
演技に見えます。しかも過剰すぎます。

結局、このまま試合は終了。
4R終了時点での採点で、0-3(38-39,37-38,37-38)でランドールは敗れました。

コッジは、倒し倒されのスリリングで面白い試合が多いのですが、この試合でのコッジは褒めることができません。

エデル・ゴンサレス戦は周囲のインチキでしたが、今回は本人がインチキな感じでした。

ランドールは、全く納得のいかない敗戦となりました。

この後、両者は、1996.08.16にダイレクトリマッチ。
3-0(117-111,115-112,114-113)でランドールが雪辱、王座に返り咲きました。

【名勝負 №27】 P・オリバー vs J・M・コッジ ~1987.07.04 WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ

ムンギア・井上岳志戦、井上残念だった…。
過去記事: 【結果】H・ムンギア vs 井上岳志 ~2019.01.26 WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ

コッジ・平仲明信戦みたいな試合だったな…。
過去記事: 【名勝負 №26】コッジ vs 平仲明信 ~1989.04.29 WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ

コッジといえば、へんてこな試合してたな…。
過去記事:【迷勝負】J・M・コッジ vs E・ゴンサレス ~ 1993.12.17 WBAスーパーライト級タイトルマッチ

へんてこな試合は再戦になった…。
過去記事: 【迷勝負の続き】 J・M・コッジ vs E・ゴンサレス ~ 1994.03.18 WBA世界S・ライト級タイトルマッチ

へんてこな試合もしたけど、タイトル獲った試合は豪快だったな…。 =今、ココ


1987.07.04
WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ
王者 パトリツィオ・オリバー
vs
挑戦者 フアン・マルティン・コッジ


パトリツィオ・オリバー(28:イタリア)

この試合までの戦績:48戦全勝(20KO)
モスクワ五輪ライトウェルター級金メダル。
イタリアの国内タイトルを4度防衛、欧州タイトルを8度防衛。
1986年にWBA世界王座を獲得、この試合が3度目の防衛戦。



フアン・マルティン・コッジ
(25:アルゼンチン)

この試合までの戦績: 31勝(18KO)1敗2分



強打と驚異的な回復力を武器に通算10度の防衛を果たしたコッジの世界初挑戦の試合。




1R、2R、コッジが前進しパンチを打ち込むが、オリバーが巧みにかわし、逆に速く正確なワンツーを打ち込み、オリバーがわずかに優勢か。
3R中盤、コッジの左が炸裂、オリバーがダウン。
オリバー立ち上がるもダメージ深い。
必死にクリンチに逃れるオリバーにコッジの強打が炸裂、オリバー再びダウンし10カウント。

コッジは、全勝の王者に土をつけ、見事世界タイトルを獲得しました。

【迷勝負の続き】 J・M・コッジ vs E・ゴンサレス ~ 1994.03.18 WBA世界S・ライト級タイトルマッチ

ムンギア・井上岳志戦、井上残念だった…。
過去記事: 【結果】H・ムンギア vs 井上岳志 ~2019.01.26 WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ


コッジ・平仲明信戦みたいな試合だった…。
過去記事: 【名勝負 №26】コッジ vs 平仲明信 ~1989.04.29 WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ


コッジといえば、へんてこな試合あったな…。
過去記事:【迷勝負】J・M・コッジ vs E・ゴンサレス ~ 1993.12.17 WBAスーパーライト級タイトルマッチ


へんてこな試合の再戦。 =今、ココ

1994.03.18
WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ
王者 フアン・マルティン・コッジ(アルゼンチン)
vs
挑戦者 エデル・ゴンサレス(コロンビア)

インチキな試合の、再戦です。
今度は、アルゼンチンではなく米国ラスベガス開催、レフェリーもリチャード・スティールだし、インチキは無しですね。



1R、ゴンサレスの右がヒット、コッジがダウン。
今回のレフェリーはロングカウントもしないし、助け起こして休ませたりしてくれないし、けっこう早く止めるので有名だし、早くゴングが鳴るなんてこともないだろうし、コッジはいきなりの大ピンチ。

2R、3Rも、
ゴンサレスは、コッジが前進してくるところにカウンターを合わせ優勢に試合を進めたものの、3R中盤にコッジの強打が炸裂し、TKOで敗れました。

決着したものの、ゴンサレスが気の毒な感じでした。


【迷勝負】J・M・コッジ vs E・ゴンサレス ~ 1993.12.17 WBAスーパーライト級タイトルマッチ

1993.12.17
WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ
王者 フアン・マルティン・コッジ
vs
挑戦者 エデル・ゴンサレス



フアン・マルティン・コッジ(31:アルゼンチン)

この試合までの戦績:64勝(38KO)2敗2分

1987.07.04 WBA世界スーパーライト王者パトリツィオ・オリバー(イタリア)に勝利しタイトル獲得。

1990.08.17 ロレト・ガルサ(米国)に敗れ、5度目の防衛に失敗。

1993.01.12 平仲明信に勝利して王座に就いていたモーリス・イースト(フィリピン)に8RTKO勝利、再び王座に。

この試合が5度目の防衛戦。


エデル・ゴンサレス(29:コロンビア)

この試合までの戦績:22勝(15KO)3敗1引分

この試合が世界初挑戦。



コッジは、がっちりした体形から繰り出す強打が印象的なボクサー。
ディフェンスも巧みな一方で、打たれ弱くて結構ダウンが多く、倒し倒されの派手な試合も多いです。
しかし、ダウン後の回復の早さは異常なほどで、平仲明信も2度ダウンを奪いながら倒し切れず、判定で敗れました。

コッジは、強打と驚異的な回復力を武器に、WBAスーパーライト級王座に3度就き、計10度防衛する名王者となりましたが、このエデル・ゴンサレス戦を忘れるわけにはいきません。



この試合は、本当なら2RでゴンサレスがKO勝利している試合。

レフェリーも、ジャッジも、タイムキーパーも揃ってコッジを救いにいき、いくら地元とはいえ、これだけインチキなレベルだと、呆れるしかありません。

コッジ本人が悪質な反則をしたわけではありませんが、コッジの経歴に大きな傷を残す一戦となりました。

ただ、あれだけのダメージを受けながら、何とか回復し、持ち前のパンチ力に物を言わせ逆転KOしたコッジの力はたいしたものだと感心しました。

ゴンサレスにとっては、あまりに無念の敗戦となりました。



 
管理人:ボクオタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングオタクです。
過去の名勝負や他のいろんなスポーツも取り上げていこうと思います。
【選手名等は敬称略とさせていただきます。】

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