試合後に行われたバトラーと井上の記者会見の模様をYou Tubeで見ました。



「それ、みんな聞きたいとこだよね。」みたいな質問も特になく、途中、タメ口で不愉快な印象しかないお馴染みの記者も何度か登場し、なんだか内容の薄い記者会見だったような気がします。

バトラーは、モンスター井上尚弥と対戦する決断をしたこと、そして、いくら防御一辺倒だったとはいえ、井上のボディを何発も食らいながら11Rまで立っていたことには拍手を送りたいと思いますが、 井上のディフェンスに注文をつけていたことに対しては違和感を覚えました。

バトラーがほとんど攻撃してこなかったので、井上が全くディフェンスに気を遣うことなく思い切りパンチを振り回すことができたわけで、この試合の井上に対し「ディフェンスがー」とか言うのは的外れだと思います。
負け惜しみにしか聞こえないことを言うのは、潔さに欠けるような気がしました。
だったら、なぜ攻撃しなかったのですかと聞いてみたい気がしました。


あと、報道に対しては、細かいことで恐縮ですが、「4本のベルトをすべてKOで獲得」というのは、ちょっと違うかなと思います。

WBAのベルトは、ジェイミー・マクドネルにKO勝利し正規王座を獲得しましたが、当時、スーパー王者にライアン・バーネット(英国)がいました。
その後、WBAのスーパー王座はノニト・ドネアに移り、井上はドネアとの初戦で判定勝利し、WBAスーパー王者となったわけです。

WBA正規王座は第2王座でThe RINGも認めていない王座ですから、昨日の記事に書いたとおり、WBCの王座が正規王座ではなくフランチャイズ王座だったテオフィモ・ロペスとジョージ・カンボソスJnrを除外して、「9人目の4団体統一王者」とするのであれば、「4本のベルトをすべてKOで獲得」したとは言ってはいけないのではないかと思います。

まぁ、どうでもいいですかね、こんなことは…。
すみません、中年オヤジのくだらない独り言です…。

細かいついでに言えば、dTVのバトラーの紹介VTRで、ジョナス・スルタン戦の判定が3-2になっていました。
うーん、ボクシングのことを良く知らない人が作るとこうなってしまうのかなという感じです。

なんとなく、今回の試合を巡っては、報道に対しちょいちょいビミョーな違和感を覚えましたが、井上が成し遂げたことは偉業以外の何物でもなく、今後の更なる活躍を大いに期待したいところです。







 
 
 

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