2022.12.13
WBA(super)・WBC・IBF・WBO世界バンタム級タイトルマッチ


WBA(super)・WBC・IBF王者 井上 尚弥
23戦全勝〈20KO〉
vs.
WBO王者 ポール・バトラー(英国)
34勝〈15KO〉2敗

世紀の一戦まで、あと5日。
4団体統一の偉業達成なるかという試合だけに、普段はボクシングにあまり注目しない新聞やTVでも取り上げられ始めており、ムードが高まってきました。

それでも、WorldCupサッカーで、日本が決勝まで進んだというのならまだしも、一次リーグの試合で報道が異常なほど過熱していたのに比べて、日本ボクシング史に残る一戦でありながら扱いが小さくてちょっと悔しいと思うのは、ボクシングファンのひがみなのでしょうかね…。


ここで、井上がどれだけ凄い実績を積み重ねてきたのか、確認しておこうと思います。

井上は、2014年4月にアドリアン・エルナンデス(メキシコ)を破りWBC世界ライトフライ級王座を獲得、1度防衛後返上。

同年12月に、2階級上げてWBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦、衝撃の2RKO勝利で王座獲得。7度防衛し返上。

2018年5月に、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に1RTKO勝利で王座獲得。

同年10月に、WBSS1回戦でフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に1RKO勝利で初防衛に成功し、WBSS準決勝に進出。

2019年5月、WBSS準決勝で、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に2RKO勝利、 IBF王座を獲得するとともにWBSS決勝に進出。

同年11月にWBSS決勝でWBA(super)王者ノニト・ドネア(フィリピン)に勝利、WBSS優勝。

その後、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)、マイケル・ダスマリナス(フィリピン)、 アラン・ディパエン(タイ)を相手に防衛を重ね、2022年6月に、WBC王者ノニト・ドネアに2RTKO勝利し3団体統一。

世界戦は18連勝〈16KO〉中で、そのうち世界王者への挑戦もしくは統一戦が6試合。
ドネアとの初戦で苦戦した以外は、圧倒的な内容で勝利を重ねてきました。

世界戦を多く戦っている井岡一翔と比べてみると、井岡は世界戦22試合で、20勝〈10KO〉2敗。
世界王者への挑戦もしくは統一戦が2試合。

井岡も素晴らしい戦績ですが、 相手のレベルや試合内容、結果を見ると、いかに井上が凄いボクサーかが改めてわかります。

呆れるほどの強さを見せ続けてきた井上が期待通り4団体統一を達成できるか、ワクワクが止まりません。








 
 
 

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