井上尚弥に敗れ去就が注目されていたノニト・ドネア(フィリピン)が、スーパーフライ級参戦を表明。
元4階級王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)もしくは現WBO王者の井岡一翔との対戦を目指すようです。

今年の11月に40歳を迎えるドネアですが、リングに上がる意欲は衰えませんね。

ドネアは5階級制覇王者と言われますが、スーパーフライ級はWBA暫定王座のため、厳密には4階級王者。
真の5階級王者を狙っての参戦になります。

スピードは全盛期より落ちたとはいえ切れ味鋭いカウンターは健在、パワーもスーパーフライ級では群を抜いているでしょう。
階級最強に近い存在であることは、間違いないでしょう。

ドネアは、その紳士的な人柄から日本でもファンが多く、私もその一人。
今後の動向は大注目です。



スーパーフライ級に階級を下げることについては、井上戦の前から噂にはなっていましたが、本気だったんですね。

フライ級からスタートしたとはいえ、一度はフェザー級まで上げたドネアが、3階級下のスーパーフライ級で戦うことを不安視する声もあります。
特に日本では、ほとんどボクサーは厳しい減量をして軽い階級で戦っているケースがほとんどですから、階級を下げるのは非常に難しいイメージが強いですが、外国では日本人ほどは無理な減量をしないボクサーが多いようなので、このイメージは外国人にはあてはまらないかもしれません。

また、ドネアにとってフェザー級はさすがに重すぎで、世界王座は獲得したものの、それまでの戦いに比べて精彩を欠いた印象で、やはり、もう少し軽い階級が適正階級だと思われました。
WBSSに参戦したときも、フェザー級まで上げたドネアがバンタム級の体重を作れるのかと言われましたが、特に問題はありませんでしたし、先日の井上戦では、計量前に水を飲んでリミットに近づけたということですから、スーパーフライ級の体重を作ることは難しいことではなさそうです。


ドネアは、
・体重は落とせる
・井上尚弥に2度敗れた現在のバンタム級では、王座を狙うチャンスはない
・スーパーフライ級では、知名度もあり、戦いたいと思える相手がいる
ため、一時的にバンタム級を離れ、井上尚弥が将来スーパーバンタム級に階級を上げたときには、バンタム級に戻し、目標であるバンタム級での4団体制覇を狙っていくのかもしれません。


スーパーフライ級の世界王者は、
WBA(super)・WBCf(ranchise):ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
WBA:ジョシュア・フランコ(米国)
WBC:ジェシー・ロドリゲス(米国)
IBF:フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)
WBO:井岡一翔

WBA(super)・WBCf(ranchise)王者エストラーダは、おそらくファイトマネーの問題のため、WBAから指令されたレギュラー王者のジョシュア・フランコ(米国)との試合は行わず王座を返上。(7月ランキングでは、まだスーパー王者のまま。)
2度目の対戦で接戦だったロマゴンとの3度目の対戦を今年末に行う見込み。

WBC王者ロドリゲスは、6月にシーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)に勝利し初防衛に成功しましたが、もともとライトフライ級やフライ級で戦っていたので、このままスーパーフライ級に留まるかは微妙かもしれません。

IBF王者マルティネスは、前王者のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との再戦が、秋に予定されています。

WBO王者の井岡は、他団体王者との統一戦を狙っている模様なので、ドネアの挑戦を受けるかどうかわかりませんが、もし実現すれば日本のボクシングファン注目の一戦になることは間違いないでしょう。

ちょっと話がそれますが、井岡は、新型コロナの影響で中止になってしまいましたが、IBF王者アンカハスと統一戦を行う予定だったので、マルティネスvs.アンカハスの勝者との統一戦の可能性が高そうですが、エストラーダのWBAスーパー王者返上で、「第2王者」だったWBA王者フランコも統一戦の対象となってきましたし、WBC王者ロドリゲスも可能性はゼロではないかもしれません。
誰と統一戦を行うとしても、非常に楽しみですね。

話を戻します。

スーパーフライ級戦線は、かなり「渋滞」している感じで、ドネアが誰と戦うのかかなり流動的ですが、いずれにせよ、ドネアの参戦でスーパーフライ級が盛り上がることは間違いないでしょう。

もし、ロドリゲスが王座を返上するようなことがあると、ドネアとロマゴンがいきなり空位のWBC王座を争うなんてこともあるかもしれません。

今後のスーパーフライ級は、目が離せなくなりそうです。
本当に楽しみです。





 
 
 

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