2022.02.28
WBOアジアパシフィック・日本スーパーライト級タイトルマッチ

王 者 平岡 アンディ
(25)
18戦全勝〔13KO〕
vs.
挑戦者 アオキ・クリスチャーノ
(33)
16勝〔11KO〕8敗2分

平岡は、2021.10.19に、WBOアジアパシフィック・日本スーパーライト級王座決定戦で、日本ユース王者の佐々木尽(11戦全勝〈10KO〉)に11RTKOで勝利、2団体の王座を獲得。

初防衛戦の相手となるアオキは、2015年12月に細川バレンタイン《2017年に日本スーパーライト級王座獲得》、2016年7月に日本スーパーライト級王者《4度防衛中》の岡田博喜、2017年8月に井上浩樹《2019年に日本スーパライト級王座獲得》、2019年10月に永田大士《2020年7月に日本スーパーライト級王座獲得》と、国内の強豪に敗れたものの、2021年5月に、世界挑戦経験のある近藤明広《元日本ライト級王者、元WBOアジアパシフィック・ライト級王者》に僅差ながら勝利し、日本ランキング1位に。

世界ランキングで、IBF6位、WBO15位につけ、米国の大手プロモーターTopRankと契約し米国ラスベガスでも戦った平岡にとって、激戦の階級で世界ベルトに更に近づくためには、絶対に負けられない一戦。

平岡の有利は動かないと思いますが、国内強豪と数多く対戦し、その敗戦から立ち直り、近藤を破ったアオキの勢いは侮れません。


序盤、 ぐいぐい前進し荒々しいパンチを打ち込むアオキ。
下がりながらジャブやカウンターで応戦する平岡。

中盤に入り、 フットワークでアオキをかわし、カウンターが冴える平岡。
アオキは、気迫あふれる前進を見せ、くっついて細かいパンチを打ち込むが、平岡のディフェンスを崩せない。
接近戦でも平岡のパンチが的確にヒット。

7Rあたりから、アオキが、少し疲れの見える平岡をロープに詰める場面が増える。
平岡のパンチは単発で、アオキの前進を止められない。

10R、下がりながら、平岡のカウンターの左ストレートがクリーンヒットし、アオキがダウン。
レフェリーが即座にストップ。

平岡が、アオキのプレッシャーに苦しみながらもTKO勝利。
2団体の王座の初防衛に成功しました。

試合後のインタビューで、平岡は「期待に応える試合ができなかった。出直す。」と、勝利に喜ぶことなく反省の弁。

アオキは、中盤あたりからはほぼ互角に近い展開に持ち込みました。
敗れはしたものの、気迫あふれる熱い戦いを見せてくれました。







 
 
 

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