2021.11.20 
WBA世界フライ級タイトルマッチ

王 者 アルテム・ダラキアン
vs.
挑戦者 ルイス・コンセプシオン


アルテム・ダラキアン(34:ウクライナ)
これまでの戦績:20戦全勝〈14KO〉

2018.02.24 ブライアン・ビロリア《元2階級王者》(米国)との王者決定戦で、3-0(118-109,118-109,118-109)で勝利、王座獲得。
※ 2017年8月、WBAが、フライ級王者の井岡一翔に対し、同級1位のダラキアンとの指名試合を指令したが、11月に井岡が王座を返上したため、空位となった。

2018.06.17 シリチャイ・タイヤン《元WBA世界フライ級暫定王者》(タイ)に8RTKO勝利、初防衛。

2018.12.15 グレゴリオ・レブロン(ドミニカ共和国:21勝〈16KO〉4敗)に5RTKO勝利、2度目の防衛。

2019.06.15 サラウット・タウォーンカーン(タイ:20勝〈15KO〉1敗)に10RTKO勝利、3度目の防衛。

2020.02.08 ホスベル・ペレス(ベネズエラ)に3-0(118-110,117-111,117-111)で勝利、4度目の防衛。


ルイス・コンセプシオン
(36:パナマ)
これまでの戦績:39勝〈28KO〉8敗

2009.09.05:WBA世界フライ級暫定王座獲得。3度防衛後、正規王者に認定。

2011.04.02:エルナン・マルケス(メキシコ)に11RTKOで敗れ、王座陥落。

2011.10.29:WBA世界フライ級王者エルナン・マルケス(メキシコ)に挑戦、1RTKOで敗れる。

2015.04.04:WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に挑戦、0-3(111-117,111-117,110-118)で敗れる。

2015.09.09:WBA世界スーパーフライ級暫定王座獲得。その後1度防衛。

2016.08.31:WBA世界スーパーフライ級王座王者の河野公平と団体内統一戦。3-0(116-112,115-113,116-112)で勝利、正規王者に。

2016.12.10:カリド・ヤファイ(英国)に0-3(108-120,110-117,108-119)で敗れ、王座陥落。

2020.02.07:WBA世界フライ級暫定王座獲得。※暫定王座は、のちに廃止。



ダラキアンは、自身が1位だった王座決定戦の対戦相手ビロリアが2位、防衛戦では、タイヤンが1位、レブロンが4位、タウォーンカーンが1位と、ランキング上位と戦い圧勝。

抜群の距離感と巧みなディフェンスで、相手に打たせず自分だけ踏み込んでパンチを打ち込む非常にやりにくいスタイルで、もしフライ級でWBSSが開催されれば、優勝候補の筆頭かもしれません。

ただ、実力はありながらも、米国で行われたビロリア戦以外は全てウクライナ国内で試合を行っており、世界的には知名度が低い状況です。

今後、統一戦などを目指していくとすれば、実績のあるコンセプシオンを相手に良い内容で勝利し、実力を示したいところです。

一方、コンセプシオンは、3度目のWBA暫定王座は王座削減の方針で廃止(剥奪?)になりました。
ここは、正規王座を奪いたいところです。

ダラキアンが、巧みなディフェンスと的確な連打で終始優勢。
5Rに2度のダウンを奪い、9Rにダウンを奪った後、連打でコンセプシオンをロープに詰めたところで、コンセプシオンのセコンドがギブアップ。

ダラキアンが、見事な内容の勝利で5度目の防衛に成功しました。







 
 
 

にほんブログ村>