WBCが王者ドネアに暫定王者レイマート・ガバリョとの対戦を指令、WBOが王者カシメロに同級1位ポール・バトラーとの対戦を指令…。

WBA(super)・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥の次戦は、WBC王者ノニト・ドネアとの再戦もしくはWBO王者のジョン・リエル・カシメロかと思われましたが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。

ドネアとカシメロがそれぞれ指名試合を受け、クリアした後に井上との戦いに向かうとすれば、井上はずっと待ち続けるわけにもいかず、それまでの間はランカーとの防衛戦ということになりますが、見合う相手がなかなかいないのが現実です。

対戦候補になりそうなランカーで、井上尚弥がベルトを持つWBAとIBF両団体でランキングに入っているのは以下の4人。

WBA1位、IBF12位 ラウシー・ウォーレン(米国: 19勝〈5KO〉3敗)
元WBAスーパー王者。
8/14に、2019年3月にパヤノに判定負け、2020年9月にWBA世界スーパーバンタム級王者ブランドン・フィゲロアに10RTKO負けしているダミアン・バスケスに2RKO勝利。
ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)とは1勝1敗。
ドネアにTKO負けしたノルディ・ウーバーリ(フランス)に判定負け。  

WBA2位、IBF9位 ゲイリー・アントニオ・ラッセル(米国:18勝〈12KO〉1無効試合)
8/14に、WBA挑戦者決定戦で、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦。
1Rに偶然のバッティングでロドリゲスが負傷、試合続行不可能となり無効試合に。
2020.12.19に、ファン・カルロス・パヤノに7R負傷判定で勝っている。

WBA4位 IBF14位 メルビン・ロペス(ニカラグア:26勝〈17KO〉1敗)

WBA7位 IBF3位 リー・マクレガー(英国:11戦全勝〈9KO〉)
欧州王者(1度防衛中)

ちなみに、「The RING」の9/11のランキングでは、
王者:井上尚弥(WBA(super)・IBF王者)
1位:ノニト・ドネア(WBC王者)
2位:ジョン・リエル・カシメロ(WBO王者)
3位:エマヌエル・ロドリゲス
4位:ノルディーヌ・ウバーリ
5位:ジェイソン・マロニー
6位:井上 拓真
7位:ギジェルモ・リゴンドウ
8位:ラウシー・ウォーレン
9位:ゲイリー・アントニオ・ラッセル
10位:リー・マクレガー

ロドリゲスとマロニーは対戦済み、ウバーリはドネアに敗れ、リゴンドウはカシメロに敗れていますから 対戦候補にはならないでしょう。
残るのは、ウォーレン、ラッセル、マクレガー。

ウォーレンは、井上が1RでKOしたパヤノと互角。
8月の試合は見事なKO勝利でしたが、パワーレスで、元王者とはいえ、井上の相手としてはやや物足りない印象。

ラッセルは、ロドリゲスとの再戦に向かう可能性が高そうです。

マクレガーは、世界トップレベルとの対戦はなく、井上への挑戦はまだ早い感じがしますが、全勝を続ける伸び盛りの24歳。
現時点の世界ランカーの中では一番勢いがあり、挑戦者にふさわしいかもしれません。

ただ、やはり、カシメロかドネアでなければ、盛り上がりには欠けますね…。



井上は、 6/19のダスマリナス戦から3か月経っても次の試合が決まらず、新型コロナの影響もあるとはいえ、試合のペースがかなり落ちています。

ちなみに、井上の試合数は、
10月にデビューした2012年は1試合、
2013年 4試合、
2014年 3試合、
2015年は、ナルバエス戦の拳の怪我の影響で1試合、
2016年 3試合、
2017年 3試合、
2018年 2試合、
2019年 2試合、
2020年 1試合、
2021年9月現在 1試合。

井上が戦いたい相手は、ドネアかカシメロに限定されていますからやむを得ないかもしれませんが、全盛期の井上がなかなかリングに上がれないのは、あまりにもったいなさすぎます。

カシメロ戦やドネア戦がなかなか実現しなければ、井上は、4団体統一を諦めて、スーパーバンタム級に上げる可能性も出てくるかもしれません。

井上に4団体統一を成し遂げてほしいと思っているファンにとっては、やきもきする状況が続きますね…。







 
 
 

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