2021.06.12
WBO世界スーパーフェザー級暫定王者決定戦

1位 前WBO世界フェザー級王者 シャクール・スティーブンソン
vs.
2位 ジェレミア・ナカティラ


※ 王者ジャメル・へリング(米国)とカール・フランプトン(英国)の防衛戦が、お互いのけがや新形コロナウィルスの影響で何度も延期となったため、暫定王座が設置された。(へリング vs. フランプトンは4/3に行われ、へリングが6RTKO勝利している。)


シャクール・スティーブンソン(23:米国)
これまでの戦績:15戦全勝〈8KO〉

2016リオ五輪バンタム級で銀メダルを獲得。

2019.04.20 : クリストファー・ディアス《2018年7月にWBOスーパーフェザー級王座決定戦で伊藤雅雪に1-2で敗れた》(プエルトリコ)に3-0(100-90,99-91,98-92)で勝利。

2019.07.13 : アルベルト・ゲバラ《バンタム級で山中慎介、レオ・サンタクルスに挑戦。元WBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス、IBF世界バンタム級王座獲得前のエマヌエル・ロドリゲスとも対戦。》(メキシコ)に3RKO勝利。

2019.10.26 : WBO世界フェザー級王座決定戦でジョエト・ゴンサレス(米国)に3-0(119-109,119-109,119-109)で勝利、王座獲得。

その後、スーパーフェザー級に階級を上げ、2連勝。



ジェレミア・ナカティラ(31:ナミビア)
これまでの戦績:21勝〈17KO〉1敗

2016.08.06 : WBOアフリカ・スーパーフェザー級王座獲得。

2016.11.18 : WBOインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座決定戦でイフゲニー・シュブラコフ《2018.12.30にWBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪に挑戦し7RTKOで敗れる》(ロシア:16戦全勝〈9KO〉)に0-2(110-118,114-114,112-116)で敗れた。

その後、WBOアフリカ王座を6度防衛。

2019年11月にWBOグローバル・スーパーフェザー級王座獲得。2度防衛。



スピードとディフェンステクニックで相手の攻撃をかわし悠々と完封するスティーブンソンですが、 カウンター狙いのややディフェンシブなスタイルは、フェザー級でもややパワー不足に感じました。
1階級上げたことで更にパワー不足が目立つようだと、これまでのようにはいかないかもしれません。

一方のナカティラは、世界トップレベルとの対戦は5年前のシュブラコフぐらいで現在の実力は未知数ですから、圧倒的にスティーブンソン有利予想なのもやむをえないところでしょう。

おそらくスティーブンソンがうまくかわして、塩味濃いめの試合になりそうな気がしますが、ナカティラはずっとスーパーフェザー級で戦ってきており、パンチのパワーは結構ありそうですから、ナカティラがごりごりプレッシャーをかけ続けてスティーブンソンを追い込み、面白い試合になることを期待したいところです。







 
 
 

にほんブログ村>