2021.03.13
WBA(super)・WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ

WBAスーパー王者 ローマン・ゴンサレス
vs.
WBC王者 ファン・フランシスコ・エストラーダ



ローマン・ゴンサレス(33:ニカラグア)
これまでの戦績:50勝〈41KO〉2敗

2008.09.15 : アマチュアで87戦全勝、プロでも20戦全勝〈18KO〉の記録を引っ提げ、WBAミニマム級王者新井田豊に挑戦、4RTKO勝利で、新井田の8度目の防衛を阻み王座獲得。
3度防衛したのち返上。

2010.10.24 : WBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦で、ミニマム級初防衛戦でやや苦戦したフランシスコ・ロサス(メキシコ)に2RKO勝利。(のちに正規王座に認定)

2012.11.17 : 強豪フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に 3-0(118-110,116-112,116-112) で勝利、5度目の防衛に成功、スーパー王者に認定。(のちに返上)

2014.09.05 : WBC世界フライ級王者の八重樫東に挑戦、9RTKO勝利、3階級制覇。

その後、ロッキー・フエンテス(フィリピン)に6RKO、エドガル・ソーサ《元WBC世界ライトフライ級王者(10度防衛)》(メキシコ)に2RKO、ブライアン・ビロリア《2階級王者》(米国)に9RTKO、マックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ) に3-0(120-108,119-109,119-109))で勝利、4度の防衛。

2016.09.10 : WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に挑戦、3-0(116-112,115-113,117-111)で勝利し4階級制覇。フライ級王座を返上。

2017.03.18 : シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ) に0-2(112-114,112-114,113-113) で敗れ王座陥落。 キャリア初黒星。

2017.09.09 : シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)とダイレクトリマッチ、4RKO負け。

2018.08.15 : 元2階級王者モイセス・フェンテス(メキシコ)に5RTKO勝利し再起。

2020.02.29 : WBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英国)に挑戦、9RTKO勝利、4階級制覇。(のちにスーパー王座に認定)

2020.10.23 : イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)に3-0(118-110,117-111,116-112)で勝利、初防衛。




ファン・フランシスコ・エストラーダ(30:メキシコ)
これまでの戦績:41勝〈28KO〉3敗

2012.11.17 : WBA世界ライトフライ級王者ローマン・ゴンサレス《2階級王者。WBAミニマム級王座は3度防衛し返上。ライトフライ級王座は4度防衛中》(ニカラグア:33戦全勝〈28KO〉)に挑戦、0-3(110-118,112-116,112-116)で敗れる。

2013.04.06 : WBAスーパー・WBO世界フライ級王者ブライアン・ビロリア(米国)に挑戦、2-1(115-113,116-111,117-111)で勝利、タイトル獲得。

後にIBFライトフライ級王者となるミラン・メリンド(フィリピン)、元WBAフライ級王者エルナン・マルケス(メキシコ)らを相手に5度防衛後返上。

2018.02.24 : WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)に挑戦、0-2(115-113,114-114,111-117)で敗れる。

2019.04.26 : シーサケット・ソールンビサイに再挑戦。
3-0(115-113,115-113,116-112)で勝利、WBC世界スーパーフライ級王座獲得、2階級制覇。

2019.08.24 : デウェイン・ビーモン(米国)に9RTKO勝利、初防衛。

2020.10.17 : カルロス・クアドラス《元WBCスーパーフライ級王者(6度防衛)》(メキシコ)に11RTKO勝利、2度目の防衛に成功。
※ クアドラスとは2017.09.09に対戦、3-0(114-113,114-113,114-113)でエストラーダが勝っている。



フライ級までは圧倒的な攻撃力で無敵を誇り、スーパーフライ級でもカルロス・クアドラスに勝利し4階級制覇を達成、Pound For Pound1位 に君臨したゴンサレスでしたが、シーサケット・ソールンビサイとの再戦で4R KOで敗れ 「スーパーフライ級は重過ぎる」「衰えた」等と言われ、評価が急落しました。

2018年11月には膝の手術でブランクを作り、以前のゴンサレスには戻れないのではと言われましたが、ヤファイに9RTKO勝利で王座獲得、イスラエル・ゴンサレスに快勝し初防衛に成功、見事復活を遂げています。
階級を上げてからは、相手とのパワー差は小さくなった印象ですが、流れるようなコンビネーションは健在です。

エストラーダは、2012年のゴンサレスとの初対戦が世界初挑戦。
無敵の王者を相手に善戦したものの敗れました。



その後、エストラーダは強豪を相手に2階級を制覇、現在、The RINGのランキングではPound For Pound 8位、スーパーフライ級王者。
スーパーフライ級3位のゴンサレスよりも高い評価を得ています。

ブックメイカーWilliamHILLのオッズは1.61:2.30でエストラーダがやや有利。
勝敗予想は非常に難しいですが、手に汗握る激しい打ち合いになることは間違いないでしょう。
非常に楽しみな一戦です。





 
 
 

にほんブログ村>