2020.12.31
WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ

IBF9位、WBO14位   
王 者 ストロング小林佑樹(29)

19勝〈9KO〉8敗
vs.
WBA10位、WBC15位
挑戦者 比嘉 大吾 (25)

16勝〈16KO〉1敗1引分

開始からパワフルなパンチを打ち込む比嘉。
小林のほうが一回り体が大きく、打たれながらもガードを固めてじわじわ前進。

比嘉が開始からかなり飛ばしていたので、もし、小林が耐えて後半にもつれこめば形勢逆転もあるかもしれないと思い始めた5R、比嘉の強烈なアッパーが決まり小林がダウン、試合終了。

比嘉は、前戦の堤聖也戦では、堤のフットワークに消化不良の内容でしたが、それほどフットワークを使わないスタイルのボクサーは、非常にやりやすいタイプなんでしょうね。  


世界ランカー対決を制した比嘉は、一気に世界トップ戦線に割り込んできそうです。

バンタム級の世界王者は、
WBAスーパー王者:井上尚弥
WBA正規王者:ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)
WBC王者:ノルディ・ウーバーリ(フランス)
IBF王者:井上尚弥
WBO王者:ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)

井上は、他団体王者との統一戦を目指していますが、次戦はIBF指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)の可能性大。

ウーバーリは、1試合防衛戦を挟んでから、ドネアでしょうか。
そのあとは、おそらく再戦になると思われるエマヌエル・ロドリゲス vs. レイマート・ガバリョの勝者との対戦でしょうか。

リゴンドウとカシメロが対戦するとの情報がありますが、WBOは、WBAとの統一戦はスーパー王者しか認めていないはずなので、どちらかが王座を返上しなければ実現しないと思われます。
カシメロは、 あれだけ井上を汚くののしっていながら、井上の下位の王座を獲りに行くことは考えにくいので 、おそらくリゴンドウが王座を返上して、カシメロに挑戦という流れになるような気がします。

余談ですが、まさかとは思いますが、WBAが勝者を勝手にスーパー王者に認定するなんてこともあるかもしれませんね。
誰もスーパー王者が2人なんてことは想定していないと思いますが、王者濫造団体のWBAのことですから、何をしでかすかわかりません。
ただ、そうなるとWBOは王座を剥奪しそうですが…。



比嘉とカシメロとのハードパンチャー対決や、もしかすると井上に挑戦も?などと考えるとワクワクしますが、現王者の予定が詰まっていて、実現はなかなか厳しい状況ですね。

もしWBAの正規王座が空いて、比嘉と栗原慶太 vs. 井上拓真の勝者で決定戦になれば、かなり盛り上がりそうですが、どうなっていくでしょうか。







 
 
 

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