世界が注目した一戦は、井上が見事に7RTKO勝利。

この勝利で井上は世界戦15連勝、具志堅用高の世界戦14連勝の記録を抜き日本歴代1位となりました。 この15勝のうちKOが13試合、判定が2試合。

判定となった試合は、 WBCスーパーフライ級王座2度目の防衛戦のダビド・カルモナ(メキシコ)戦。
試合途中で拳を痛めながらも12Rにダウンを奪い、その後の猛攻でレフェリーが止めなかったのが不思議という内容でした。

もう1試合は、WBSS決勝ノニト・ドネア(フィリピン)戦。
11Rに強烈なボディブローでダウンを奪うも、レフェリーのあまりにひどいロングカウントでKOを逃した試合。

2試合とも、レフェリングのまずさでKO勝利を逃しましたが、事実上KO勝利と言える内容でした。
そう考えると、世界戦15試合をすべてKOもしくはKOに等しい内容で勝ち続けてきているわけで、 改めて、井上の凄さを感じます。

ちょっとジャブを当てられたり、KOが終盤のラウンドだったり判定だったりすると、苦戦したように感じてしまうのですから、本当に凄いボクサーが現れたものだと今更ながら思います。



念願のラスベガスデビューを果たし、見事なKO勝利で世界中に衝撃を与えた井上尚弥。

今後、本場米国や世界中で更に実力を認められるためには、どのような相手と戦うかが重要で、 次の戦いが気になるところです。

井上尚弥は、WBAスーパー王者、IBF王者。

主要4団体の王者は、
WBA正規王者:ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)
WBC王者:ノルディ・ウーバーリ(フランス)  ※ 12月にドネアと対戦。
WBO王者:ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)

リゴンドウ、ウーバーリ、ドネア、カシメロ、この4人であれば、誰と戦うとしても簡単な試合にならないと思うので、またドキドキしてしまいますね。

また、IBFの指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン: 30勝〈20KO〉2敗1分)との試合が指令される可能性もあります。
ダスマリナスは、2019年3月に挑戦者決定戦に勝利して以降ずっと待たされていますから、 可能性は高いような気がします。
指令を無視すると王座を剥奪されてしまいますから、4団体制覇に向かうためには、ダスマリナスも避けて通れない相手となります。

試合が終わって間もないのに、次はいつ、だれと戦うのか、すでに少しドキドキして始めているのは私だけではないでしょう。

相手が誰であっても、井上が圧倒的な強さで勝ち続けていくことを期待したいところです。







 
 
 

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