2020.10.17 
WBAスーパー・WBCフランチャイズ・IBF・WBO世界ライト級王座統一戦 

WBAスーパー・WBCフランチャイズ・WBO王者 
ワシル・ロマチェンコ 
(32:ウクライナ)
14勝(10KO)1敗
vs. 
IBF王者  
テオフィモ・ロペス
 (23:米国)
15戦全勝(12KO)



序盤は、ロマチェンコがロペスのパワーとスピードを警戒してほとんど手を出さず、ロペスも、パンチは出すものの、ロマチェンコのブロックとバックステップでクリーンヒットしない盛り上がりのない展開でした。

ふつう、これだけ有効打がない試合だと眠たくなりますが、いつロマチェンコがギアを入れるのかと思って観ていたので、静かな展開でもすごい緊張感でした。

中盤以降、ロマチェンコが距離を詰め攻勢に出てからは、緊張感はさらに増し、あっという間の12Rでした。

結果は3-0(119-109,117-111,116-112)でロペスの勝利。

ロマチェンコは7Rまではほとんど攻撃せずポイントを失い、8R以降の反撃も遅きに失しました。

ロマチェンコが前半警戒しすぎたのか、それとも、ロペスが、充分に警戒させるだけのパワーとスピードを持ち、ロマチェンコに手を出させなかったと見るべきなのか…。



判定に関しては、いろいろな声が出ていますね。

この試合の前半は、ロマチェンコはブロックやバックステップでロペスにクリーンヒットを許しませんでしたが、あまりに手数が少なく、それなりに手を出していたロペスにポイントをつけざるをえません。

全体を通しての印象とラウンドマストシステムが合致しないことはよくあることで、この試合も、 後半のロマチェンコの攻撃が有効に見えましたが、1Rごとのポイントを積み上げていくルールである以上、ロペスの勝利でも不思議ではありません。

ただ、119-109はどうでしょうか。

どんなにロペスをひいきしても、8~11Rはロマチェンコで、116-112ぐらいではないでしょうか。

11Rだけロマチェンコにつけたこの女性ジャッジは、ロペスの生まれたニューヨーク在住とはいえ、地元判定がこれだけまかり通ると、判定への信頼が揺らぎます。

世紀の一戦が、1名の変なジャッジのせいで微妙な雰囲気になってしまいました。



ライト級の体重を作るのが厳しいロペスと、スーパーフェザー級が適正といわれるロマチェンコが再び交わることは難しいかもしれませんが、個人的には、明確に決着をつけてほしいと思います。

ただ、残念ながら、ロマチェンコ側が拒否していたため、この試合に再戦条項はないようです。
当然、ロペスは再戦しない意向のようですね…。

再戦がないとすると、事実上の4団体統一王者となったロペス、敗れたロマチェンコ、両者の今後が気になるところですが、ロペスは、やはりライト級ではウェイトが苦しく、スーパーライト級に上げる模様です。

スーパーライト級は、WBAスーパー・IBF王者ジョシュ・テイラー(英国)と、WBC・WBO王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)による王座統一戦が行われる予定で、ロペスはこの勝者との対戦を希望しているようです。

これが実現して、ロペスが勝てば、2階級で4団体統一王座獲得の偉業を成し遂げることになります。

ロマチェンコは、やはりスーパーフェザー級に戻ることになるのでしょうか。

その場合、誰をターゲットにするのか、注目です。







 
 
 

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