2011.10.24
WBA世界ミニマム級タイトルマッチ

王 者 ポンサワン・ポープラムック
vs.
挑戦者 八重樫 東



ポンサワン・ポープラムック
(33:タイ)
これまでの戦績:23勝〈16KO〉3敗1引分

ムエタイで活躍(約300戦で約280勝)したのちプロデビューし20連勝。

2007.09.30 ドニー・ニエテス《後に4階級を制覇》(フィリピン)とWBO世界ミニマム級王座決定戦、0-3(111-115,110-116,113-114)で敗れる。

2008.11.27 WBC世界ミニマム級王者(1度防衛中)オーレードン・シッサマーチャイ(タイ)に0-3(113-117,108-120,110-118)で敗れる。

2009.04.04 WBC世界ライトフライ級王者(7度防衛中)のエドガル・ソーサ(メキシコ)に挑戦、4RTKOで敗れる。

2010.09.03 WBC世界ミニマム級王者(5度防衛中)オーレードン・シッサマーチャイ(タイ)と再戦。0-1(114-114,114-114,113-114)の引き分けで王座獲得ならず。

2011.07.30 WBA世界ミニマム級王者モハメド・ラクマン(インドネシア)に挑戦、2-0(114-114,115-113,115-114)で勝利、王座獲得。

この試合が、初防衛戦。


八重樫 東(28)
これまでの戦績:14勝〈7KO〉2敗

2000年にインターハイ・モスキート級で優勝。
拓大進学後、2002年に国体のライト・フライ級で優勝。

2006.04.03 OPBF東洋太平洋ミニマム級王座決定戦でウィーラサック・チューワッタナ(タイ)に5RKO勝利、当時日本ボクシング史上最速タイの5戦目での東洋太平洋王座獲得。(初防衛後に返上)

2007.06.04 当時日本ボクシング史上最短となる7戦目での世界王座獲得を狙い、WBC世界ミニマム級王者イーグル京和に挑戦。 2Rに偶然のバッティングで顎を2か所骨折するが最後まで戦い抜き、0-3(107-119,107-119,108-118)で敗れる。

2009.06.21 日本ミニマム級王座決定戦で、堀川謙一《現OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者》に 3-0(97-94,97-95,96-95)で勝利、王座獲得。その後2度防衛。

2011.04.02 3度目の防衛戦で、田中教仁《現在、世界ミニマム級世界ランカー》に 3-0(100-91,99-91,99-92)で勝利。

この試合が2度目の世界挑戦。



「ターミネーター」のニックネームを持ち、驚異的にタフなポンサワン。
スピードとフットワークが持ち味の「音速の拳」八重樫。
八重樫がポンサワンのプレッシャーをかわしきれるか注目。

 
序盤、八重樫のフットワークと左ジャブ、フックが冴える。
ポンサワンは八重樫のスピードについていけない。

試合前に八重樫のスピードとフットワークを警戒し「逃げないで出てこい。」と挑発していたポンサワンが、中盤に入りぐいぐい前進しプレッシャーを強め手数を増やす。
八重樫は足を止めて応戦、予想に反し激しい打撃戦に。

8R、八重樫が連打でポンサワンをダウン寸前に追い込むが、ポンサワンのカウンターで一瞬八重樫の腰が落ちる。
二人ともさすがにスピードが落ちたが、気持ちは折れず、激しい打ち合いが続く。

10R、八重樫がチャンスを掴み、ポンサワンをロープに追い詰め連打したところでレフェリーが割って入り、八重樫のTKO勝利。


中盤以降の打ち合いでもパンチの正確さで上回り、お互いにダメージを蓄積しながらの苦しい戦いを、 最後は豊富な練習量に裏打ちされたスタミナで上回っての勝利。

「帰ってくるときはチャンピオンだ!」 子供との約束を果たした八重樫、見事な勝利でした。

9Rまでの公式の採点は、3-0(88-83×2,87-84)で八重樫。
私の採点 (→採点方法はこちら)は、
無題




ミニマム級は世界的には注目度の低い階級ですが、この試合は、 BoxingScene.comの年間最高試合に選ばれるなど、海外からも高く評価されました。







 
 
 

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