井上尚弥は、新型コロナウィルスの感染拡大でWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との統一戦が宙に浮いた状態になってしまい、出入国制限を考えると、次戦の候補はジェイソン・モロニー(オーストラリア)になるのではないかと思っていました。

ここ最近、いくつかの海外メディアが井上vsモロニーについて報道していますが、モロニーにとっても相手を自由に選べる状況でない状況は同じなので、こうなるしかないでしょうね。



モロニーは、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)にWBSSで敗れており、そのロドリゲスは井上に2RKO負けですから、井上楽勝と見るムードになりそうです。

しかし、モロニーは、パンチ力がありKO率が高く、好戦的でどんどん前に出てきますし、スタミナもありそうです。
一発の爆発力のあるカシメロに比べあまり怖さは感じませんが、欠点が少ないやりづらい相手でしょう。

ロドリゲスとは、ロドリゲスが拳を痛め精彩を欠いていたとはいえ、ほぼ互角に近い僅差の判定でしたし、終盤はモロニーが押していました。



カシメロと違い世界王者の肩書がない分、ファンは物足りなさを感じるかもしれませんが、いつも世界王者と戦えるわけでもなく、主要4団体全てで上位にランクされているモロニーは、世界王者に近い実力の持ち主と見ます。

以前から井上との対戦を熱望していたモロニーにとって、新型コロナの影響で早く巡ってきたチャンスに気合充分のはず。

井上がモロニーを甘く見るようなことがあれば、結果はどうなるかわからないと思います。

と書きつつ、そう思っておかないとワクワクしないからで、井上は絶対に油断しないと思いますから、本音の予想は井上の圧倒的KO勝利です。


ジェイソン・モロニー(29:オーストラリア)
これまでの戦績:21勝〈18KO〉1敗

2015.12.18 5戦目で、WBAオセアニアスーパーバンタム級王座獲得。その後5度防衛。

2017.10.21 WBAオセアニアバンタム級王座獲得。2度防衛。
2度目の防衛戦は、河野公平と対戦。
河野の前進を堅いディフェンスでしのぎ、正確な連打で6RRTD勝利。



2018.10.20 IBF世界バンタム級タイトルマッチ・WBSSシーズン2バンタム級準々決勝でエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に1-2(115-113,113-115,113-115)で敗れる。

その後、保持していたWBAオセアニアバンタム級王座を3度防衛、防衛回数を5回に伸ばす。

2019.11.15 5度目の防衛戦では、2度世界挑戦経験のあるディクソン・フローレス(ニカラグア)に2RKO勝利している。







 
 
 

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