1998.10.03
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

王 者 ヘナロ・エルナンデス(米国:32)

38勝〈17KO〉1敗1引分
vs
挑戦者 フロイド・メイウェザーJr.(米国:21)
17戦全勝〈13KO〉


メイウェザーは、1996年アトランタ五輪で銅メダルを獲得後プロ入り。
17連勝と快進撃を続け、地域タイトルなどを経ずに、いきなり世界タイトルに挑戦。

エルナンデスは、1991年11月にWBAスーパーフェザー級王座獲得。
日本で2度防衛戦行っています。(1992.07.15、2度目の防衛戦で竹田益朗に3-0(117-111,119-109,120-108)、1992.11.20、3度目の防衛戦で渡辺雄二に6RTKO勝利。)
この王座は8度防衛後返上。

1995.09.09 WBO世界ライト級王者(4度防衛中)のオスカー・デラホーヤ《後に6階級を制覇》(米国:18戦全勝〈16KO〉)に挑戦、6RRTD負け。

1997.03.22 WBC世界スーパーフェザー級王者(1度防衛中)アズマー・ネルソン《2階級王者。3度の王座で通算17度防衛》(ガーナ)に挑戦、2-1(115-113,118-110,114-113)で勝利、王座獲得。
その後3度防衛中。

王座を通算11度防衛している名王者エルナンデスの経験が勝るか、若さと勢いのあるメイウェザーか。



メイウェザーがスピードで圧倒、8R終了後、エルナンデスが棄権しました。

エルナンデスは、メイウェザーのスピードのあるパンチを浴び、自分のパンチはメイウェザーのディフェンスにことごとくかわされました。

メイウェザーは、プロ入り後わずか2年での世界挑戦はまだ早いとも言われましたが、見事にエルナンデスを完封し王座獲得。
後の5階級制覇に向けた第1歩となりました。



エルナンデスは、この試合を最後に引退。
その後、癌の一種を発症、2011年6月に45歳で死去しました。

エルナンデスは、周囲から尊敬される素晴らしい人柄で、癌治療の莫大な費用の多くをボクシングプロモーターのボブ・アラムが負担、メイウェザーも治療費の一部や葬儀費用を負担したと言われています。 





 
 
 

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