1996.01.28
WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王 者 ウィラポン・ナコンルアンプロモーション
vs
挑戦者 ナナ・コナドゥ
ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(27:タイ)
4戦全勝〈3KO〉
ムエタイで活躍し、26歳でボクシングに転向。
1995.09.17 4戦目でWBA世界バンタム級王者《2度防衛中》のダオルン・MPペトロリアム(タイ) に挑戦、2-1(118-113,117-114,114-115)で勝利、王座獲得。
この試合が、初防衛戦。
ナナ・コナドゥ(31:ガーナ)
35勝〈28KO〉2敗1分
1989.11.07 WBC世界スーパーフライ級王者ヒルベルト・ローマン《渡辺二郎から王座を奪い6度防衛後に陥落、再び王座につき5度防衛中》(メキシコ)に3-0で勝利、王座獲得。
1990.01.20 ムン・ソンギル《元WBAバンタム級王者(2度防衛)》(韓国)に9R負傷判定(0-3)で敗れ王座陥落。
1991.03.16 世界スーパーフライ級王者ムン・ソンギル《2度防衛中》(韓国)に挑戦、4RKOで敗れる。
※ ムンはこの後防衛回数を9度まで伸ばす。
1994.10.07 ビクトル・ラバナレス《元WBC世界バンタム級王者(4度防衛)、辰吉丈一郎と1勝1敗》(メキシコ)に3-0で勝利。
1995.05.27 アブラハム・トーレス《1991年に辰吉丈一郎、1993年に葛西裕一と引分》(ベネズエラ)に6RTKO勝利。
WBC世界スーパーフライ級王座を失ってから15連勝。
1R、高速ジャブを武器にぐいぐい前進してくる攻撃的なスタイルのコナドゥ。
ウィラポンは、コナドゥのジャブをかわしながら反撃、左フックでダウンを奪う。
2R、コナドゥが猛反撃、右フックがヒットしウィラポンがぐらついたところに連打を浴びせダウンを奪う。
ウィラポン、何とか立ち上がるがレフェリーストップ。
コナドゥが見事な逆転勝ちで2階級制覇。
それにしても、コナドゥの攻撃は速く破壊力抜群でした。
ウィラポンは、その後、日本のリングで辰吉丈一郎からWBC世界バンタム級王座を奪い、辰吉との再戦では圧倒的なKO勝利、また、西岡利晃の4度の挑戦を退け(2勝2分)、日本でもよく知られる存在となります。
長谷川穂積に敗れるまで14度も防衛する名王者となりましたが、世界王者となっても、日々の練習や節制を怠らず質素に暮らし、また、リング上では表情を変えず「デスマスク」と呼ばれましたが、勝ってもそれほど喜びを表さないのは「敗者への冒涜になる」と自分を律していたからと言われています。
ノニト・ドネアもそうですが、日本でもファンが多いのは、世界のトップレベルで戦っただけではなく、その紳士的で謙虚な人柄が尊敬されているからでしょう。
コナドゥは、初防衛戦で、ダオルン・チョーシリワット《元WBA世界バンタム級王者(2度防衛)》(タイ)に10R負傷判定で敗れ王座陥落。
リターンマッチで7RTKO勝利し王座を奪回、アブラハム・トーレスに2RTKO勝利し、3度目の王座で初めて防衛を果たしますが、2度目の防衛戦でジョニー・タピアに0-2で敗れ王座陥落。
のちに名王者となるウィラポンを圧倒的な破壊力で倒したコナドゥが、通算3度の王座で1度しか防衛できなかったのは意外な感じがします。
日本人との対戦はなく日本ではあまり知られていませんが、そのすさまじい攻撃力は驚異的でした。
WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王 者 ウィラポン・ナコンルアンプロモーション
vs
挑戦者 ナナ・コナドゥ
ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(27:タイ)
4戦全勝〈3KO〉
ムエタイで活躍し、26歳でボクシングに転向。
1995.09.17 4戦目でWBA世界バンタム級王者《2度防衛中》のダオルン・MPペトロリアム(タイ) に挑戦、2-1(118-113,117-114,114-115)で勝利、王座獲得。
この試合が、初防衛戦。
ナナ・コナドゥ(31:ガーナ)
35勝〈28KO〉2敗1分
1989.11.07 WBC世界スーパーフライ級王者ヒルベルト・ローマン《渡辺二郎から王座を奪い6度防衛後に陥落、再び王座につき5度防衛中》(メキシコ)に3-0で勝利、王座獲得。
1990.01.20 ムン・ソンギル《元WBAバンタム級王者(2度防衛)》(韓国)に9R負傷判定(0-3)で敗れ王座陥落。
1991.03.16 世界スーパーフライ級王者ムン・ソンギル《2度防衛中》(韓国)に挑戦、4RKOで敗れる。
※ ムンはこの後防衛回数を9度まで伸ばす。
1994.10.07 ビクトル・ラバナレス《元WBC世界バンタム級王者(4度防衛)、辰吉丈一郎と1勝1敗》(メキシコ)に3-0で勝利。
1995.05.27 アブラハム・トーレス《1991年に辰吉丈一郎、1993年に葛西裕一と引分》(ベネズエラ)に6RTKO勝利。
WBC世界スーパーフライ級王座を失ってから15連勝。
1R、高速ジャブを武器にぐいぐい前進してくる攻撃的なスタイルのコナドゥ。
ウィラポンは、コナドゥのジャブをかわしながら反撃、左フックでダウンを奪う。
2R、コナドゥが猛反撃、右フックがヒットしウィラポンがぐらついたところに連打を浴びせダウンを奪う。
ウィラポン、何とか立ち上がるがレフェリーストップ。
コナドゥが見事な逆転勝ちで2階級制覇。
それにしても、コナドゥの攻撃は速く破壊力抜群でした。
ウィラポンは、その後、日本のリングで辰吉丈一郎からWBC世界バンタム級王座を奪い、辰吉との再戦では圧倒的なKO勝利、また、西岡利晃の4度の挑戦を退け(2勝2分)、日本でもよく知られる存在となります。
長谷川穂積に敗れるまで14度も防衛する名王者となりましたが、世界王者となっても、日々の練習や節制を怠らず質素に暮らし、また、リング上では表情を変えず「デスマスク」と呼ばれましたが、勝ってもそれほど喜びを表さないのは「敗者への冒涜になる」と自分を律していたからと言われています。
ノニト・ドネアもそうですが、日本でもファンが多いのは、世界のトップレベルで戦っただけではなく、その紳士的で謙虚な人柄が尊敬されているからでしょう。
コナドゥは、初防衛戦で、ダオルン・チョーシリワット《元WBA世界バンタム級王者(2度防衛)》(タイ)に10R負傷判定で敗れ王座陥落。
リターンマッチで7RTKO勝利し王座を奪回、アブラハム・トーレスに2RTKO勝利し、3度目の王座で初めて防衛を果たしますが、2度目の防衛戦でジョニー・タピアに0-2で敗れ王座陥落。
のちに名王者となるウィラポンを圧倒的な破壊力で倒したコナドゥが、通算3度の王座で1度しか防衛できなかったのは意外な感じがします。
日本人との対戦はなく日本ではあまり知られていませんが、そのすさまじい攻撃力は驚異的でした。