1994.12.10
WBA世界ミドル級タイトルマッチ

王 者 ホルヘ・カストロ
vs
挑戦者 ジョン・デイビッド・ジャクソン



ジョン・デイビッド・ジャクソン(31:米国)
32戦全勝〈19KO〉

1988.12.08 WBO世界スーパーウェルター級初代王座決定戦で元WBC世界スーパーウェルター級王者ルペ・アキノ(メキシコ)に7RRTDで勝利、王座獲得。

1989.04.22 後のWBA世界スーパーミドル級王者スティーブ・リトル(米国)と対戦し8RTKOで勝利、初防衛。

1990.10.23 後のWBO世界ミドル級王者クリス・ピアット(英国)に3-0(118-109,117-111,116-112)で勝利、3度目の防衛に成功。
その後、防衛回数を6度まで伸ばす。

1993.10.01  WBA世界ミドル級王者レジー・ジョンソン(米国)に挑戦、3-0(115-114,115-114,115-113)で勝利し王座獲得、2階級制覇を達成。スーパーウェルター級王座を返上。
(WBAの認可の問題でトラブルがあり、防衛せずに剥奪)

この試合が、剥奪された王座への再挑戦。


ホルヘ・カストロ(27:アルゼンチン)
95勝〈66KO〉4敗2分

1991.12.13 WBC世界スーパーウェルター級王者(4度防衛中)のテリー・ノリス(米国)に挑戦、 0-3(112-120,111-117,110-118)で敗れる。

1992.06.30 後の4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr(米国)と対戦、0-3(92-98,91-100,91-99)で敗れたが、ジョーンズのデビューからのKO勝利を17でストップ。

1994.08.12 ジャクソンが剥奪されたWBAミドル級王座を元王者(3度防衛)のレジー・ジョンソンと争い、2-1(116-114,116-114,115-116)で勝利、王座獲得。

1994.11.05 アレックス・ラモス(米国)に2RKO勝利、初防衛。
この試合が2度目の防衛戦。



試合は、開始からほぼ一方的なジャクソンペース。
カストロは、打たれても前進し反撃しようとするが、逆にジャクソンの連打を浴び展開を変えることができない。

9R、ジャクソンの連打がクリーンヒットしカストロがロープ際に後退、ダメージも溜まっておりいよいよKOかと思ったが、カストロの起死回生の左フックが炸裂、大逆転KO。


カストロがわざと下がって一気に攻勢に出たジャクソンの隙を狙い撃ちしたのか、KO負け寸前の苦し紛れの一発だったのか…。

いずれにしても、ジャクソンにとっては信じられない悪夢のような敗戦。

この試合は、The RingのFight of the yearに選ばれました。

それにしても、ジャクソンの連打に耐え逆転KOしたカストロはとてもタフでした。



話はそれますが、 カストロは、5度目の防衛戦で竹原慎二と対戦、3Rにキャリア初のダウンを奪われ、判定負けで王座を失いましたが、これほど打たれ強いカストロからダウンを奪った竹原の左ボディブローの破壊力はかなりのものだったと思います。

竹原が初防衛戦で敗れたウイリアム・ジョッピーも、竹原のパンチを称賛していました。 

後に竹原が、「3RKOだとまぐれみたいに言われたと思う。タフなカストロと12Rフルに戦って勝ったことに意味がある。」と語っていますが、確かにこれほどタフなカストロに勝つことがいかにすごいことか、このジャクソン戦で分かったような気がします。

初防衛戦での竹原は、左目の不調から精彩を欠き、ジョッピーに9RTKOで敗れ王座を失いましたが、万全の状態であれば、ジョッピーが3度にわたりWBAミドル級王座を獲得し通算8度防衛する名王者となる実力のあるボクサーだったとはいえ、互角の戦いができたかもしれないと思います。







 
 
 

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