1965.05.18
WBA・WBC世界バンタム級タイトルマッチ

王 者 エデル・ジョフレ(ブラジル:29)
47勝〈37KO〉無敗3引分
vs
挑戦者 ファイティング原田(22)
38勝〈17KO〉3敗


バンタム級で再起した原田が、すべてKOで8度防衛中、桁外れの強打と巧みなディフェンスで「黄金のバンタム」と称されたエデル・ジョフレに挑戦。

ジョフレは、原田をKOで破ったジョー・メデルに2度KO勝利しており、当然のことながら戦前予想は原田圧倒的不利でした。



原田がいつものラッシュ戦法ではなくヒットアンドアウェイで戦い、ジョフレを幻惑。
ジョフレも重たいパンチをじわじわ当ててくる。

4R、原田の右アッパーがジョフレの顎に炸裂、しかし、その後のラッシュをジョフレはかろうじてしのぐ。

5R、ジョフレが反撃、重たいパンチが原田を何度もとらえ、原田ふらつく。

その後は、原田が細かい連打で攻めれば、ジョフレは重たいパンチで反撃、一進一退の展開が続き、判定決着に。

結果は、2-1(71-69,72-70,71-72)で原田。



判定が出た後、ジョフレが原田を抱きかかえ祝福しました。

どちらが勝ちでもおかしくない僅差の判定でキャリア初の敗戦を喫し王座から陥落したショックを隠し、勝者の原田を清々しく称えたジョフレは、まさに真の王者であり、「黄金のバンタム」の名に相応しいボクサーだったと思います。







 
 
 

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