1990.03.17
WBC・IBF世界スーパーライト級王座統一戦

WBC王者 フリオ・セサール・チャベス
vs
IBF王者 メルドリック・テイラー


この試合は、『The Ring』の1990年ファイト・オブ・ザ・イヤーに選出されました。


フリオ・セサール・チャベス(27:メキシコ)
これまでの戦績:68戦全勝〈55KO〉

1984年にWBCスーパーフェザー級王座を獲得、その後9度防衛。

1987.11.21 WBAライト級王者エドウィン・ロサリオ(プエルトリコ)に挑戦、11RTKO勝利で王座獲得。

1988.10.29 2度目の防衛戦は、WBC王者ホセ・ルイス・ラミレス(メキシコ)との統一戦。 11R負傷判定で勝利、統一王者に。(のちに返上)

1989.5.13 WBCスーパーライト級王者ロジャー・メイウェザー(米国)に挑戦、10RRTD勝利で王座獲得。その後2度防衛中。


メルドリック・テイラー(23:米国)
これまでの戦績:24勝〈14KO〉1分

1988年9月にIBF王座を獲得、その後2度防衛中。



テイラーのハンドスピードが速く、鋭いジャブがチャベスの顔面を捕える。

チャベスは、じわじわプレッシャーをかけるが、テイラーはフットワークでかわす。

動きの速いテイラーをなかなか捕まえることができないチャベスだが、重いパンチでテイラーにダメージを与え、テイラーの顔面が徐々に腫れる。

無敵のチャベスを相手に、手数とスピードで勝るテイラーが優勢を保ち試合が進む。

11Rまでの公式採点は、2-1(104-105,107-102,108-101)でテイラー。

おそらく、ほとんどの観客が「まさか、あのチャベスが負けるのか…」と思いながら迎えたであろう12R、最後にドラマが待っていた。

残り24秒、チャベスのワンツーでテイラーがぐらつく。
テイラーは必死に打ち返すが、チャベスの右でテイラーがダウン。 残り17秒。

何とか立ち上がるが、ロープにつかまり朦朧としているテイラー。
カウント8の後、「大丈夫か?」と2度尋ねるレフェリーのリチャード・スティール。
反応しないテイラー。
次の瞬間、スティールが腕を広げ、試合終了を宣告。

このとき、残り4秒…。
(一般には残り2秒と言われてますが、動画では4秒のときにストップしています。)


劇的な逆転KOとなりました。

テイラーにとっては、あまりに無情なストップでした。

残り時間たった数秒でのストップは、チャベスの無敗記録に忖度したのではないか等、様々な議論を呼びました。







 
 
 

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