『The Ring』の年間各賞が昨年末に発表されました。

・FIGHTER OF THE YEAR
サウル・アルバレス(メキシコ)

アルバレスは、2019.05.04 WBAスーパー・IBF・WBCミドル級王座統一戦でダニエル・ジェイコブス(米国) に3-0(115-113,115-113,116-112)で勝利。

2019.11.02 WBOライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)に挑戦、11RTKO勝利。


・FIGHT OF THE YEAR

2019.11.07 
WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ
井上尚弥 vs ノニト・ドネア(フィリピン)


試合が終わった直後は、「衰えたドネアをKO出来ず、井上尚弥の評価は大きく下がるだろう」との意見もけっこう見かけましたが、そのようなことを言う方は、この試合を何度も観返して、KO至上主義のようなものを捨てていただきたいと思いますね。

ボクシングはKOを競うスポーツではありませんから、KO決着でなくても素晴らしい試合はあることを再認識してほしいと思います。

アメリカのスポーツ専門局ESPNなどでも年間最高試合に選ばれています。

過去記事⇒【結果速報】ノニト・ドネア vs 井上尚弥 ~WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ、WBSS決勝 2019.11.07 
過去記事⇒◆激闘を終えて…井上尚弥 vs ノニト・ドネア (1) 


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・UPSET OF THE YEAR

2019.06.01
WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ

アンソニー・ジョシュア(英国)vs アンディ・ルイスJr.(米国)

ルイスが7RTKO勝利。
文句なしですね。

ジョシュアの左フックで叩きつけられるようにダウンしたルイスが、その後の打ち合いの中で ジョシュアから2度のダウンを奪い返した3RがROUND OF THE YEARとなっています。 

過去記事⇒【結果】アンソニー・ジョシュアvsアンディ・ルイス~2019.06.01 WBAスーパー・WBO・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ 


・KNOCKOUT OF THE YEAR
2019.11.23 
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
デオンテイ・ワイルダー(米国) vs ルイス・オルティス(キューバ)


見事なKO勝利は他にもたくさんありますが、ヘビー級ならではの迫力あるKO勝利は賞にふさわしいと思います。

過去記事⇒【結果】デオンテイ・ワイルダー vs ルイス・オルティス Ⅱ ~WBCヘビー級タイトルマッチ 2019.11.23 


COMEBACK OF THE YEAR
ジャメル・ヘリング(米国)

ヘリングが何故この賞なのか、私にはちょっとわかりません。
米軍海兵隊からプロ入りし、世界王座を獲得したからでしょうか…。


・PROSPECT OF THE YEAR

ヴァージル・オルティスJr.(米国)

強豪を撃破、現在15戦全勝全KO勝利。






 
 
 

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