2019.11.07
WBC世界バンタム級タイトルマッチ

王者 ノルディ・ウーバーリ(33:フランス)
    16戦全勝(12KO)
vs
暫定王者 井上 拓真(23)
    13戦全勝(3KO)


拓真が、左ジャブを出しカウンターを的確に当てて、ウーバーリの前進を止めることができるかに注目。

1、2Rは、探り合いの中、ウーバーリは時折プレッシャーをかけ前進、拓真は左ジャブで応戦。

3Rにプレッシャーを強めてきたウーバーリの左がクリーンヒット、拓真が後退。

4R、さらに攻勢に出たウーバーリの左で拓真がダウン。ウーバーリが完全にペースを握る。

その後も、ウーバーリは、積極的に仕掛けて拓真を下がらせ、クリーンヒットは少なくても着実にポイントに結び付ける試合巧者ぶりを見せ、拓真の反撃をかわしての判定勝利。

公式の採点は、3-0(120-107,117-110,115-112)。 


拓真は、6Rごろから動きが良くなり、下がりながらもパンチを当てていたので、中盤以降は拓真が挽回したかと思いましたが、ウーバーリの積極性にポイントが流れ、8R終了後の採点では、77-74,79-72,80-71と、更に差が開いてしまいました。

終盤、拓真が反撃に出るもウーバーリが巧みにかわされ、12Rには、がむしゃらに前進しパンチを出しましたが、時すでに遅し。



ほぼ互角のラウンドでも無理矢理優劣をつけるラウンドマストシステムでは、微妙なラウンドの採点にジャッジの好みが出るので、時に思わぬ大差がつくことがあります。

この試合でも、積極性を好むジャッジがウーバーリにポイントを与えることは理解できますが、さすがに120-107は無いでしょう。
そこまでワンサイドの内容ではなかったと思います。

ちなみに、私の採点(→採点方法はこちら)は、
無題

 

拓真には、ウーバーリが前進をためらうような「何か」が必要でした。

それが、もっと鋭い左ジャブなのか、手数をだすことなのか、カウンターの精度なのか、パンチのパワーなのか、積極性なのか…。

ただ、それを簡単にさせてくれないウーバーリのテクニックが一枚上手だったということでしょう。

敗戦は残念でしたが、拓真は、パンチ力では兄尚弥に引けを取らないと言われており、潜在能力は相当のものがあると思いますので、それをリングの上で発揮できるよう攻撃を磨いて、再び頂点目指して頑張ってほしいと思います。






 
 
 
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