2019年07月

【名勝負№34】グレグ・ホーゲン vs パーネル・ウィテカー ~ 1989.02.18 IBF世界ライト級タイトルマッチ

1989.02.18
IBF世界ライト級タイトルマッチ
王者 グレグ・ホーゲン
vs
挑戦者 パーネル・ウィテカー



ホセ・ルイス・ラミレスへの世界初挑戦で惜しくも敗れたウィテカーの2度目の世界挑戦。


グレグ・ホーゲン(28:米国)

これまでの戦績:23勝(11KO)1敗

1986.12.05 IBFライト級王者ジミー・ポール(米国)に挑戦、2-0(143-142,143-143,144-141)で勝利、王座獲得。

1987.06.07 ビニー・パジェンサ(米国)に0-3(141-144,141-144,141-144)で敗れ王座陥落。

1988.02.06 ビニー・パジェンサと再戦、3-0(147-138,145-140,147-138)で勝利、王座奪回。

1988.04.11 ミゲール・サンタナ(プエルトリコ)に11R負傷判定2-1(106-101,106-102,103-106)で勝利、初防衛。

1988.10.28 ゲルト・ボー・ヤコブセン(デンマーク)に10RTKO勝利、2度目の防衛。

この試合が3度目の防衛戦。


パーネル・ウィテカー(25:米国)

これまでの戦績:16勝(10KO)1敗

1982年世界選手権で銀メダル、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダル。アマチュアで214戦201勝(91RSC)13敗の輝かしい実績を引っ提げてプロ入り。

1987.03.28 元WBAスーパーフェザー級王者(防衛2回)ロジャー・メイウェザーとNABF北米ライト級王座を争い、3-0(116-110,117-111,116-112)で勝利。

1988.03.12 WBCライト級王者ホセ・ルイス・ラミレス(メキシコ)に挑戦、1-2(117-113,113-118,115-116)で敗れる。

この試合が2度目の世界挑戦。



ウィテカーのディフェンスに、ホーゲンのパンチはほとんど当たらず。

ウィテカーが5Rにダウンを奪い、一方的な試合展開となりました。

公式の採点は、3-0(120-107,120-107,118-109)。

私の採点は、
無題


終盤は安全運転するかとおもいましたが、最後まで攻撃を続けました。

ラミレス戦は終盤やや消極的だったことが敗因でしたが、この試合のウィテカーはかなり攻撃的で、圧勝となりました。



◆注目!勅使河原弘晶 vs 大森将平 ~ 2019.08.08 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ

2019.08.08
OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 勅使河原 弘晶
vs
挑戦者 大森 将平



勅使河原 弘晶(29)

これまでの戦績:19勝(12KO)2敗2引分

2017.10.12 WBOアジア太平洋バンタム級王者ジェトゥロ・パブスタン(フィリピン)に挑戦、10RTKOで勝利、王座獲得。
無題












2018年2月にジェーソン・カノイ(フィリピン)、6月に帝里木下を相手に2度の防衛。

2018.10.11 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座をグレン・スミンゲ(フィリピン)と争い、5RKOで勝利し王座獲得。
2019.02.14 入口裕貴を8RTKO、初防衛。

2016年10月に赤穂亮に敗れてから7勝(6KO)と勢いに乗る。

この試合が2度目の防衛戦。


大森 将平(26)

これまでの戦績:20勝(15KO)2敗

2015.04.13 日本バンタム級王者益田健太郎に挑戦、3RTKOで勝利、王座獲得。
2015.09.16 向井寛史を6RTKO、初防衛。(のちに返上)

2015.12.16 WBOバンタム級王座をマーロン・タバレス(フィリピン)と争い、2RTKOで敗れる。

2017.04.23 WBOバンタム級王者マーロン・タバレス(フィリピン)に挑戦、11RTKOで敗れる。
※タバレスは体重超過で王座はく奪。

2018.12.09 再起2戦目で、元OPBF東洋太平洋バンタム級王者山本隆寛に3RTKO勝利。



IBF8位の勅使河原、WBC13位の大森。
世界ランカー同士の国内サバイバルマッチ。
激戦のスーパーバンタム級で勝ち残っていけるのか試される、お互い負けられない一戦。



ちなみに、各団体の世界王者は、

WBAスーパー・IBF王者 ダニエル・ローマン(米国) 27勝(10KO)2敗1引分 
2019.04.26 IBF王者TJ・ドヘニー(アイルランド)と王座統一戦を行い、2-0(113-113,116-110×2)で勝利、4度目の防衛とともにIBF王座獲得。

WBC王者 レイ・バルガス(メキシコ) 34戦全勝(22KO)
2019.07.13 暫定王者亀田和毅に3-0(117-110,117-110,117-110)で勝利、5度目の防衛。

WBO王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ) 27勝(23KO)1敗
2019.05.11 前王者アイザック・ドグボエとダイレクトリマッチ。12RTKO勝利で初防衛に成功。

この試合の勝者は世界に一歩近づくことになりますが、この3人のうち、誰をターゲットにするのでしょうか。

それとも、この階級には、小国以載(WBA4位)、和氣慎吾(WBA11位,WBC2位,IBF4位)、久我勇作(WBC9位)、岩佐亮佑(IBF1位)、赤穂亮(IBF11位)と国内に多くの世界ランカーがひしめいていますから、さらに国内のサバイバルマッチとなるのでしょうか。

勝敗のとともに今後の行方にも注目です。


【名勝負№33】ホセ・ルイス・ラミレス vs パーネル・ウィテカー ~ 1988.03.12 WBC世界ライト級タイトルマッチ

7月14日、元4階級王者パーネル・ウィテカーが交通事故で死去したニュースが流れました…。

世界は広い。
時に、常識では考えられないレベルのボクサーが現れます。
ウィテカーもその一人で、触ることすら難しく見える超人的なディフェンスに余計な解説は不要でしょう。

ウィテカーの世界初挑戦の相手は、歴戦の雄ホセ・ルイス・ラミレスでした。

1988.03.12
WBC世界ライト級タイトルマッチ
王者 ホセ・ルイス・ラミレス
vs
挑戦者 パーネル・ウィテカー



ホセ・ルイス・ラミレス(29:メキシコ)

これまでの戦績:100勝(82KO)6敗

1983.05.01 WBCライト級王座決定戦でエドウィン・ロサリオ(プエルトリコ)に0-3(113-115,113-115,113-115)で敗れる。

1984.11.03 エドウィン・ロサリオに再挑戦、4RKO勝利で王座獲得。

1985.08.10 へクター・カマチョ(プエルトリコ)に0-3(111-118,109-119,112-119)で敗れ、王座陥落。

1987.07.19 WBC世界ライト級王座決定戦で、テレンス・アリ(ガイアナ)に3-0(115-113,115-113,114-113)で勝利、再び王座獲得。

この試合が2度目の防衛戦。


パーネル・ウィテカー(24:米国)

これまでの戦績:15戦全勝(9KO)

1982年世界選手権で銀メダル、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダル。
アマチュアで214戦201勝(91RSC)13敗の輝かしい実績を引っ提げてプロ入り。

1987.03.28 元WBAスーパーフェザー級王者(防衛2回)ロジャー・メイウェザーとNABF北米ライト級王座を争い、3-0(116-110,117-111,116-112)で勝利。

プロデビュー後15連勝で挑む初の世界戦。


 
ぐいぐい突進するラミレスを闘牛士のように華麗にかわすウィテカー。

ラミレスのパンチはウィテカーにほとんど当たらず。

ただ、ウィテカーも、序盤は効果的だったジャブが中盤以降は少なく、前に出続け遮二無二パンチを出したラミレスが盛り返しました。

結果は、2-1(113-117,118-113,116-115)でラミレスの勝利。

私の採点は、
無題



後半は、パンチは空転しつつもラミレスが攻勢、ウィテカーの手数が少なかったのでラミレスにポイントを付けましたが、それでもウィテカーが勝っていたのではないかと思いました。

この試合は、フランスで行われましたが、1986年9月以降フランスを拠点に試合をしていたラミレスに有利な採点となったのかもしれません。

ただ、お互い明確な有効打は少なかったので、見方によってかなり採点に違いが出そうな試合でした。

ウィテカーは、世界初挑戦は失敗したものの、その後は並み居る強豪を華麗なディフェンスで翻弄し、4階級を制覇する名王者となっていきます。


【結果】ルイス・ネリ vs フアン・カルロス・パヤノ ~ 2019.07.20

2019.07.20
元WBCバンタム級王者 ルイス・ネリ(メキシコ)
vs
元WBA世界同級スーパー王者 ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)


無題












1R、2Rはパヤノが積極的にパンチを出す。
ネリはほとんど手をださずじっとパヤノの様子を見ている感じ。

3R以降、ネリがパワーの差を活かし攻勢に。

パヤノは徐々に消耗し、9RネリがボディブローでパヤノをKOしました。

ネリのパワーの源が薬物である疑惑は晴れないままですが、この試合は非常に落ち着いていて、やはり強いと言わざるを得ないと感じました。

ネリは、WBC正規王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)と暫定王者井上拓真の勝者に挑戦となりそうですが、個人的には、ネリにはリングに上がる資格はないと思っているので、井上兄弟との試合は実現してほしくないですが、今後どうなっていくでしょうか。

【結果】中谷正義 vs テオフィモ・ロペス ~ 2019.07.19 IBF世界ライト級挑戦者決定戦

2019.07.19
IBF世界ライト級挑戦者決定戦 
3位 中谷 正義(30)
vs 
4位 テオフィモ・ロペス(21:米国)



中谷が、距離を取ってロペスの強打をかわせるかどうかに注目。

無題














ロペスはスピードとパンチのパワーで中谷を上回るも、1R、2Rは、中谷の左ジャブが有効で、ロペスを中に入らせず、ロペスのパンチもかわしている。
この調子でジャブを打ち続け、ロペスが焦って無理して入ってきたところにカウンターみたいな展開になれば中谷にも勝機はあるか。

3R以降、徐々にロペスのペースに。中谷は、パンチの精度の問題なのか、ロペスのディフェンスが良いのか、ジャブからの右が当たらず、ダメージを与えることができない。

もっとぐいぐい出てくると思われたロペスは、パワーで一気に押し切れる相手ではないと感じ長丁場を覚悟したのか、中盤からは中谷が出てくるのを待ってのカウンター狙いに切り替えた感じ。

ロペスはディフェンスでも非凡なところを見せ、中谷もロペスのスピードとパワーのあるパンチにしっかり対応、お互い明確な有効打を欠き、試合終了。
見栄えとしては、パワフルなロペスか…。



結果は、3-0(118-110,118-110,119-109)でロペスの勝利。
うーむ。そんなに差は無かったと思います。

私の採点は、
1




公式の採点結果は、ちょっと首をかしげたくなるものでしたが、やはり、微妙なラウンドだとロペスに流れるのはやむを得ないかもしれません。

やはり、アウェイでは、明確にポイントを取っていかなければ勝てないんですね…。

7Rのロペスのブレイク後の攻撃も、減点しなかったですし…。

結果は残念なものになりましたが、試合前のロペス圧倒的有利の予想をくつがえし、中谷は大健闘でした。

敗れはしたものの、ロペスとほぼ互角の戦いをした東洋の王者の価値は、上がることはあっても下がることはないでしょう。

復活に期待したいところです。




管理人:ボクオタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングオタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
選手名等は敬称略とさせていただいております。
私の採点方法
ちょっと変わった独自の採点方法で勝手に楽しんでます。
⇒詳しくはこちら
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