昨日、見事な10RTKO勝利でアストン・パリクテ(フィリピン)に勝利、4階級制覇を成し遂げた井岡。
KOシーンは、連打が正確にパリクテにヒット、それまでのラウンドでもミスが少なく、テクニックは相当なものだと改めて感心しました。
パリクテ陣営は、「ストップが早すぎる。あと2Rやっていたら結果は違っていた。」みたいなことを言っているようですが、もう少し続けていたら、おそらく、井岡の正確な連打を更に浴びて倒れていたでしょうから、確かに結果は違っていたでしょうね。
さて、以前日本で試合をしていた頃は、かなり安全と思われる相手を選んでいる感じのマッチメイクで、いまいちワクワクしませんでしたし、急に引退宣言しちゃったり、なんだかイメージ良くないなぁなんて思ってたので、それほど井岡に思い入れはなかったのですが、昨日の試合ですべての雑音を吹き飛ばしたような気がします。
復帰後の3戦は、マックジョー・アローヨ、ドニー・ニエテス、アストン・パリクテと強豪ばかりですから、これからも、さらなる強敵との試合が期待されます。
スーパーフライ級の他団体の王者は、
WBAがカリッド・ヤファイ(英国)。
これまでの戦績は25戦全勝(15KO)。
6/29に、同級1位ノルベルト・ヒメネス(ドミニカ)と5度目の防衛戦。
ヒメネスは、デビュー後4連敗、初勝利後3連敗、1勝1引分を挟んで、また負け。11戦して2勝8敗1引分…。
その後3引き分けをはさんで27連勝。
2014年に河野公平と引き分けています。
対戦相手を「厳選」しているヤファイですが、結果やいかに。
WBCがファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)。
これまでの戦績は39勝(26KO)3敗。
2019.04.26 2018年2月に敗れたシーサケット・ソールンビザイ(タイ)に雪辱、2階級制覇達成。
IBFがヘルウィン・アンカハス(フィリピン)。
これまでの戦績は、31勝(21KO)1敗2引分。
2019.05.04 船井龍一に6RTKO勝利し7度目の防衛。
ほかにも、ロマン・ゴンサレス、シーサケット・ソールンビザイ、アンドリュー・モロニーもいます。
さて、次戦の相手は誰になるでしょうか。
楽しみに待ちたいと思います。
ただ、もし減量がそれほど苦しくないのなら、フライ級のほうが適正体重に見えるのは気のせいでしょうか。
とはいえ、ややパワー不足な部分は、堅いディフェンステクニックと正確なパンチでカバーできることを、今回の試合で証明できたと思うので、スーパーフライ級でも心配はなさそうですけど。