2019年04月

◆N・ドネア、WBSS決勝進出に思う。

WBSSバンタム級にノニト・ドネアが参加と聞いたときに、ボクシングファンの多くは、これまでのドネアの輝かしい戦績がWBSSに花を添えることはあっても、まさか、決勝まで進出するとは思わなかったのではないでしょうか。

ドネアの世界戦(暫定王座含む)の経歴を振り返ってみると、フェザー級は、ドネアにとっては重すぎだったのか精彩を欠いたように見えましたが、スーパーバンタム級では、ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)、ジェシー・マグダレノ(米国)に敗れたとはいえ、ウィルフレド・バスケスJr(プエルトリコ)、西岡利晃らに6勝。

バンタム級以下では、8戦全勝(フライ級4勝、スーパーフライ級2勝、バンタム級2勝)。

ドネアにとって、やはり軽いクラスが適正体重であり、”The Filipino Flash”と呼ばれたスピードと切れ味鋭いカウンターが健在であれば、輝きを取り戻す可能性はあると思いつつ、年齢的な衰えもあり、厳しい戦いになるだろうと予想していました。

 
 
いざ、WBSSが始まってみると、初戦のライアン・バーネット(英国)戦では、バーネットが試合中の故障により棄権で準決勝進出。

準決勝のゾラニ・テテ(南アフリカ)には流石にかなわないだろうと思いましたが、そのテテは怪我で離脱。
テテより実力は下かもしれませんがれっきとした世界ランカーである代役のステフォン・ヤング(米国)に快勝し決勝進出、健在をアピールしました。

この2試合で、ドネアがかつての輝きを取り戻したと言えるかどうかは微妙ですが、ビッグネームが決勝に進んだことで、相手が井上尚弥とエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)のどちらであっても、決勝はおおいに盛り上がりそうです。

願わくば、井上尚弥がロドリゲスに勝利し、ドネアとの決勝戦を日本で開催してほしいと思いますが、果たしてどうなるでしょうか。

【結果】S・ソールンビザイ vs J・エストラーダ ~ 2019.04.26 WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ

2019.04.26
WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者 シーサケット・ソールンビザイ
vs
挑戦者 ファン・エストラーダ


シーサケット・ソールンビザイ (タイ:32)

この試合までの戦績:52戦47勝(41KO)4敗1分

デビュー戦で八重樫東にTKO負け、5試合戦って1勝3敗1分けから17連勝し、
2013.05.03 WBCスーパーフライ級王者佐藤洋太に8RTKO勝利しタイトル獲得。

2014.05.31 カルロス・クアドラス(メキシコ)に0-3(8R負傷判定)で敗れ王座陥落。
連勝は26でストップ。

その後再び15連勝、
2015.03.18 WBCスーパーフライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に2-0の僅差判定で勝利、王座獲得。

2017.09.09 ゴンサレスと再戦、4RKO勝利し初防衛成功。

2018.02.24 ファン・エストラーダ(メキシコ)に2-0(115-113,114-114,117-111)で勝利、2度目の防衛。


ファン・エストラーダ(メキシコ:29)

この試合までの戦績:41戦38勝(26KO)3敗

2012.11.17 WBA世界ライトフライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に挑戦、0-3(110-118,112-116,112-116)で敗れる。

2013.04.06 WBAスーパー・WBO世界フライ級王者ブライアン・ビロリア(米国)に挑戦、2-1(115-113,116-111,117-111)で勝利、タイトル獲得。

後にIBFライトフライ級王者となるミラン・メリンド(フィリピン)、元WBAフライ級王者エルナン・マルケス(メキシコ)らを相手に5度防衛後返上。

2018.02.24 WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)に挑戦、0-2(113-115,114-114,111-117)で敗れる。

前回の対戦は、微妙な判定でした。
両者とも、今回の再戦ですっきり決着をつけたいところでしょう。

試合の模様はこちら↓
無題
















【結果】
序盤から中盤は、エストラーダが、軽快に動き、しっかりとアウトボクシングをして、ソールンビザイをほぼ完封。
打ち合えば不利でしょうから、エストラーダにはこの作戦しかなかったわけですが、しっかり実行しました。

ただ、終盤は距離を詰められ被弾する場面もありポイントを失いましたが、それまでの貯金で逃げ切りました。

公式の採点では、116-112,115-113,115-113でいずれもエストラーダでした。もう少し差が付くと思ってましたが、意外と僅差でした。

ソールンビザイは、反撃が遅すぎました。
エストラーダのフットワークについていけませんでした。

これまで、パワーでぐいぐいと前進して相手を圧倒してきたソールンビザイですが、アウトボクシングにこれほど対応できないのは意外でした。
相手がエストラーダですから、並みのアウトボクシングではないことは確かですが…。

【結果】N・ドネア vs S・ヤング ~ 2019.04.27 WBSS準決勝・WBA世界バンタム級スーパータイトルマッチ

2019.04.27 
WBSSバンタム級準決勝
WBAスーパー王者 ノニト・ドネア(フィリピン)
vs
挑戦者 ステフォン・ヤング(米国)

テテが欠場となり残念ですが、ヤングがどのぐらい頑張ってくれるか注目。

試合の模様はこちら↓
無題

1Rから、ドネアが積極的に前に出る。
ヤングは、ドネアのプレッシャーに押されながらも、時折カウンターを当てる。
ただ、ドネアは構わず前進。

6R、ドネアの左フック一閃、ヤングがダウン、試合終了。

見事なKO勝利でしたが、ドネアが完全復活なのかどうかの見極めは難しいですね。


ドネアはWBSS決勝に進出、井上尚弥とエマヌエル・ロドリゲスの勝者と戦うことになります。

ドネアと対戦するのが、井上尚弥かロドリゲスか、注目です。


【結果】TJ・ドヘニー vs D・ローマン ~ 2019.04.26 WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦

2019.04.26(日本時間27日)
WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦
IBF王者 TJ・ドヘニー(アイルランド:32)
vs
WBA王者 ダニエル・ローマン(米国:28)


過去記事⇒ ◆注目!TJ・ドヘニー vs ダニエル・ローマン ~ 2019.04.26 WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦

岩佐亮佑からタイトルを奪った試合でのドヘニーは、ちょこちょこパンチを当てては動き回ってポイントを稼ぐテクニシャンの印象でしたが、高橋竜平戦では、意外に好戦的でパンチも強いところを見せました。

ローマンの攻撃が上回るか、ドヘニーのテクニックが上回るか、そして、ドヘニーが攻勢に転じたときにどのような展開になるのか注目。

予想通り、ローマンが前進し攻撃を仕掛け、ドヘニーは下がりながらも重いパンチで応戦する展開。
2Rにローマン左がヒット、ドヘニーがダウン。
11Rにもローマンがダウンを奪いましたが、その他のラウンドは拮抗したラウンドが多く、ほぼ互角の内容に見えました。

公式の採点は、2-0(113-113, 116-110, 116-110)でローマンの勝ち。

テクニックとパンチ力のあるドヘニーに、やや苦しみながらも勝利したローマンは、わりと地味な戦いぶりですがかなりの実力と見ました。

今後に注目です。

◆Z・テテ、N・ドネア戦欠場…。

なんと、テテが練習中に右肩を故障、27日のドネア戦は欠場・・・。

代わりにドネアと戦うのは、WBA5位のステフォン・ヤング。


ステフォン・ヤング(米国:30)

これまでの戦績:18勝(7KO)1敗3分

2015.06.20 2017年9月に井上尚弥に6RRTDで敗れたアントニオ・ニエベス(米国)と引き分け。

2016.04.15 NABA北米王座決定戦で、この試合まで14戦全勝(6KO)のニコライ・ポタポフ(ロシア)と0-1で引き分け、王座獲得ならず。

2016.09.30 ファン・アントニオ・ロペス(米国)2-0で勝利、NABA北米王座獲得。

2018.03.23 WBAの暫定王座決定戦で、レイマート・ガバリョ(フィリピン)に痛烈なダウンを奪われ、なんとか判定に持ち込んだものの敗れる。
ちなみに、ガバリョはこの試合まで18戦(16KO)全勝、11連続KO勝利中。


ヤングはビッグネームとは対戦がなく、テテと比べてしまうと、わくわく感はかなり小さくなってしまいました。

井上尚弥がエマヌエル・ロドリゲスに勝ち、テテとドネアの勝者と決勝で戦うことを期待していた私としては少し残念です。

ただ、ヤングにとっては、思ってもみなかったビッグチャンスが転がり込んできたわけで、ドネアに一泡吹かせてやろうと意気込んでいるでしょうから、良い内容の試合を期待したいです。

管理人:ボクオタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングオタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
選手名等は敬称略とさせていただいております。
私の採点方法
ちょっと変わった独自の採点方法で勝手に楽しんでます。
⇒詳しくはこちら
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