2019年01月

◆井上岳志に足りなかったもの…。

昨日、ムンギアに敗れた井上岳志、残念でした。

接近戦でのショートパンチは時折ムンギアの顔面を捕えてはいたものの、大きなダメージを与えることはできませんでした。
離れた状況では、ムンギアの長いリーチを活かしたパンチに防戦を強いられました。

ムンギアは、接近戦を警戒した慎重な戦い方だったと思います。
また、ちょっとくっつくと、必要以上にすぐレフェリーが割って入ってくるような気もしました。
採点がほぼフルマークでムンギアだったことも、完全なアウェーだったことを改めて感じました。

こういう状況だと、やはり倒さなければ勝てなかったのかもしれません。


思い出してみると、井上のスタイルは、浜田剛史、平仲明信と似ていると思います。
世界タイトルを獲得した彼らと比べて、何が足りなかったのか…。
浜田や平仲のように一発で相手を沈める強打だったのか、接近戦を封じられたときの別な「引出し」だったのか。



戦前、多くの方はムンギアの一方的な勝利を予想していたでしょうし、正直言って、私もかなり厳しい戦いになると思っていました。

しかし、その予想は良い意味で裏切られ、ムンギアのボディブローをあれだけ受けてもひるまず、最後までムンギアのジャブをかいくぐり接近戦に持ち込んだ井上の勇敢さとタフネスは驚きでした。

接近戦での井上のパンチは正確性を欠いたように見えましたが、ムンギアのディフェンス能力も予想以上に高かったとも言えるのかと思います。

この試合を、ムンギアは案外たいしたことはなかったと見るか井上が予想以上に実力がありムンギアを苦しめたと見るかの評価は、今後の二人の戦いで明らかになっていくのではないかと思います。

井上に、昨日の試合で足りなかった「何か」が備われば、世界に届くかもしれないと思わせる戦いでもあったと思います。
その足りなかった「何か」は、決して絶望的なほどのものはないのではないかと思います。

井上の今後の戦いに期待したいと思います。


【結果】H・ムンギア vs 井上岳志 ~2019.01.26 WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ

2019.01.26
WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
王者 ハイメ・ムンギア
vs
挑戦者 3位 井上 岳志


過去記事:◆注目!H・ムンギアvs井上岳志~2019.01.26  WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ

試合の模様はこちら


開始直後、井上がぐいぐい前進し接近戦を挑む。
フットワークを使いながらジャブでけん制し様子を見ているムンギア。
ムンギアのほうがかなり体が大きいが、パワーは互角か。

ムンギアは、井上の前進を左ジャブで防ぎながら、遠い距離から左ボディを当てる。
井上は、かなりボディブローを浴びているが、前進を止めない。

中盤、ムンギアが多彩なパンチを井上に浴びせる。
距離がある時は明確にムンギアが優勢だが、しつこく接近してくる井上に手を焼いている感じ。

後半に入っても、ムンギアは左ボディが有効だか、井上の前進は衰えない。
10R終盤、ムンギアの連打がヒット、井上が危ない場面も。
井上は、最後までひるまず前進するが、パンチは当たってはいるものの、大きなダメージを与えることはできず。

【結果】
3-0(120-108,120‐108,119‐109) でムンギアが勝利、3度目の防衛に成功。
私の採点は、
無題
井上の攻撃が単調で、ムンギアはうまく対応しながらボディを中心に有効打を当てていましたが、井上がやや優勢のラウンドもあったと思いますが・・・。



ムンギアは、もっとパワフルにブンブン振り回し、接近戦にも応戦するかと思いましたが、接近戦はうまくかわし、得意の遠い距離からの攻撃で優勢に試合を進めました。

井上は、フルラウンドよく前進し攻めたものの、ムンギアのディフェンスに阻まれました。

井上は、残念ながら敗れはしたものの、これまでのムンギアの対戦相手で、最もムンギアを苦しめたのではないでしょうか。

今日の敗戦は、井上の評価を下げるものではなかったと思います。
また、チャンスが巡ってくることを期待したいところです。


◆井上拓真、王座統一戦の相手はN・ウーバーリ。

2019.01.19
WBC世界バンタム級王座決定戦
1位 ノルディ・ウーバーリ(フランス)
vs
2位 元WBA王者 ルーシー・ウォーレン(米国)


両者ともにディフェンスがうまく、有効打を許さない高度な技術戦でした。

積極性でウーバーリが上回ってはいたものの、お互いクリーンヒットはほとんどなく、触った程度のパンチで優劣を判断しなくてはならない展開。
7Rはウーバーリが優勢だった以外、他のラウンドはほとんど差がなかったと思います。

ウォーレンは、11Rこそ積極的に反撃したものの、全体的に消極的でした。
ディフェンスや時折繰り出す連打は見栄えは派手でしたが、特に序盤はほとんど手が出ず、この試合内容では勝てないと感じました。

公式の採点は、3-0(115-113,116-112,117-111)でウーバーリ。
各ラウンドを見るとかなりばらばらで、本当にジャッジ泣かせの僅差の試合でした。

私の採点は119-116でウーバーリ。
ほとんど有効打のないラウンドは10-10としています。 また、序盤は、お互いほとんどパンチが当たっていませんが、攻勢のウーバーリにポイントを付けました。
なんせ素人の採点ですから、公式のジャッジとはかなり違いますね…。

無題




昨日までは、試合の動画が見れましたが、削除されてしまったようです…。



今後、ウーバーリは、暫定王者の井上拓真との王座統一戦になると思いますが、かなり手ごわいですね。


ウォーレンは体格で勝り(ウォーレンは169㎝、ウーバーリは163㎝)、ウーバーリの前進を高度なディフェンステクニックでかわしましたが、井上拓真(164㎝)だとどうなるでしょうか。
ウーバーリのプレスに押されるようだと、かなり苦しい試合になるような気がします。

また、ウォーレンの手数が少なかったとはいえ、クリーンヒットを許さなかったウーバーリのディフェンスは一級品です。

厳しい試合になるでしょうが、頑張ってほしいですね。


【結果】TJ・ドヘニー vs 高橋竜平 ~2018.01.18 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

2018.01.18
IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 TJ・ドヘニー
vs 
挑戦者 10位 高橋 竜平



⇒試合の模様はこちら

序盤は、ドヘニーがジャブでけん制しながら、高橋が前進してくるとバックステップでかわし、パンチを出すときだけ距離を詰め的確にヒット。

ドヘニーがしっかりと距離をキープ、高橋のパンチが届かない。
高橋が前進してパンチを出しても正確さに欠け当たらず、逆に、ドヘニーの踏み込みに対応できずパンチをもらってしまうかなり苦しい展開。 

3R、ドヘニーの右が高橋の顎にヒットし、押し倒すようにダウンを奪う。 

5R以降はドヘニーが、それほど前進ぜず、高橋の前進を前後左右に動きながらかわし、接近すればクリンチで逃れる展開が続く。

11R、ドヘニーのパンチが数発あたったかなと思ったら、レフェリーがストップしました。

特に大きなダメージのある状態ではなかったと思うので、このストップは理解できませんが、 続けていても展開は変わらない、高橋に勝ち目がないという判断なのでしょう。




高橋は、最後まで積極的に前進しパンチを出し続けましたが、ドヘニーのディフェンスが一枚上で、高橋に有効打を許さず、ほぼ完封と言って良い内容でした。

高橋は、残念な結果になりましたが、また頑張ってほしいと思います。


【結果速報】TJ・ドヘニー vs 高橋竜平 ~2018.01.18 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

2018.01.18
IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 TJ・ドヘニー
vs 
挑戦者 10位 高橋 竜平



全てのラウンドを見れてませんが、高橋が接近戦を試みるも、クリンチやフットワークでうまくかわされ、3Rにはダウンを喫するなど、ほぼ劣勢を強いられました。

結果は、ドヘニーが11RTKO勝利。

ドヘニーは、KO率が高い割には、ぐいぐい押してくるファイタータイプではないので、高橋の運動量で攪乱できれば、つけ入る隙はあると思ってましたが、通じませんでした。
残念です。




管理人:ボクオタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が高鳴りました。以来40年以上ボクシングオタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
【選手名等は敬称略とさせていただきます。】

私の採点方法
ちょっと変わった独自の採点方法で勝手に楽しんでます。
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