2018年12月

【結果】 2018.12.31 トリプル世界戦。

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦
1位 ドニー・ニエテス
vs 
3位 井岡 一翔


ニエテスが、2-1(118-110,116-112,112-116)で勝利。

予想通りの大接戦。

お互いにディフェンスがうまく決定打を許さず、差のつけにくいラウンドが多く、どちらが勝ってもおかしくない内容でした。



WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
スーパー王者 ヘッキー・ブドラー
vs 
挑戦者 同級1位 京口 紘人


結果は、10R終了でブドラーが棄権、TKO勝利で京口が2階級制覇達成。

1R、2Rはブドラーがちょこちょこ動き回って手数を出し優勢。
3R以降は、有効打や見栄えではパワーで勝る京口が優勢に見えましたが、ブドラーは細かいパンチを返す展開。

採点は非常に微妙だと思っていたら、ブドラーが棄権。
あっけない結末でしたね。



IBF世界フライ級タイトルマッチ
王者 モルティ・ムザラネ
vs
挑戦者 15位 坂本 真宏


ムザラネが10RTKO勝利。

試合を見れていませんが、終始王者のペースで試合が進み、10R終了後、坂本の右目が完全にふさがり、レフェリーがストップしたようです。

やはり、厳しかったか…。




【結果】2018.12.30 トリプル世界タイトルマッチ

2018.12.30
WBC世界バンタム級暫定王座決定戦
2位 ペッチ・CPフレッシュマート
vs
5位 井上 拓真


井上拓真が、3-0(117-111×3)で勝利しました。

見事兄弟同時世界王者達成、おめでとう!



2018.12.30
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者 拳四朗
vs
挑戦者 8位 サウル・フアレス

拳四朗がフアレスを完封、3-0(119-109×2、120-108)で5度目の防衛に成功。
拳四朗はよく攻めたもののフアレスも粘り、判定となりました。

テレビではほんのすこししか映らなかったです…。
もう少し長く映してほしかった。。。


2018.12.30
WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者 伊藤 雅雪
vs
挑戦者 1位 イフゲニー・シュプラコフ

序盤は、しつこく中に入ってくるシュプラコフに伊藤がうまく対応。

5R以降、シュプラコフは活路を見出そうと離れて戦い始めましたが、かえって伊藤のペースになり、結局、7Rに伊藤が連打でシュプラコフを追い詰めたところに、シュプラコフのセコンドがタオル投入。

伊藤のTKO勝利となりました。

シュプラコフをほぼ完封した素晴らしい勝利。
初防衛おめでとう!

◆いよいよ明日・明後日!2日連続トリプル世界戦!

2018.12.30
WBC世界バンタム級暫定王座決定戦
2位 ペッチ・CPフレッシュマート
vs
5位 井上 拓真


(過去記事)◆注目!ペッチ・CPフレッシュマート vs 井上拓真 ~ 2018.12.30 WBC世界バンタム級暫定王座決定戦

この2人、戦績が対照的ですね。

井上拓真は、デビュー戦が、当時日本ランカーだった福原辰弥(のちにWBO世界ミニマム級王者)。
2戦目が当時世界4位のファーラン・サックリンJr.、4戦目が世界挑戦経験のあるネストール・ナルバエスです。

これだけ強い相手と戦っていたらそう簡単にKOはできないと思うから、KOが3試合しかないのも納得ですね。

デビュー戦から厳しいマッチメイクをクリアしてきた井上に比べ、ペッチ・CPフレッシュマートは、デビュー戦とか超負け越しとかの相手が多く、48戦全勝(33KO)の戦績がどの程度のものか全くわかりません。

いくら弱い相手が多いとはいえ、全く取りこぼしがないのは不気味ではありますが、公開練習後の印象としては、スピード・テクニックとも井上が一枚上のようです。

井上拓真の圧勝と見ました。




2018.12.30
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者 拳四朗
vs
挑戦者 8位 サウル・フアレス

(過去記事)◆注目!拳四朗 vs S・フアレス ~ 2018.12.30 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ

フアレスは世界王者クラスと多く戦っていて、その経験値は侮れません。
かなり、しぶとそうです。

拳四朗の勝利は堅いと見ますが、ここ数試合のように早いラウンドでのKOはむずかしいかもしれないですね。



2018.12.30
WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者 伊藤 雅雪
vs
挑戦者 1位 イフゲニー・シュプラコフ

(過去記事)◆注目!伊藤雅雪 vs E・シュプラコフ ~ 2018.12.30 WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

伊藤が優勢と見ますが、伊藤が積極的な戦いをできるかどうかが鍵になりそうです。

消極的だと、アマチュア経験の豊富なシュプラコフのテクニックにかき回されて、消化不良のまま終了みたいなことになりそうですから、ぐいぐい攻めていってほしいです。





2018.12.31
W
BO世界スーパーフライ級王座決定戦
1位 ドニー・ニエテス
vs 
3位 井岡 一翔

(過去記事)◆注目!D・ニエテス vs 井岡一翔 ~ 2018.12.31 WBO世界スーパーフライ級王座決定戦


年末の世界戦6試合の中でも、最注目の試合。
4階級制覇を狙う者同士の激突だけに、結果はどうあれ、非常に楽しみです。

実力もほぼ互角と思いますので、勝敗の行方を占うのは難しそうです。




2018.12.31
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
スーパー王者 ヘッキー・ブドラー
vs 
挑戦者 同級1位 京口 紘人

(過去記事)◆注目!ブドラー vs 京口紘人 ~2018.12.31 WBA世界ライトフライ級スーパータイトルマッチ

ちょこちょこ動き回って捕まえにくいブドラーを、京口がパワーで仕留めることができるかどうかが鍵でしょうか。

京口が力んで大振りになれば、ブドラーにかわされてしまいそうですが、落ち着いて戦えば、やや京口有利と思いますが、どうなるでしょうか。



2018.12.31
IBF世界フライ級タイトルマッチ
王者 モルティ・ムザラネ
vs
挑戦者 15位 坂本 真宏

(過去記事)◆注目!ムザラネ vs 坂本真宏 ~ 2018.12.31 IBF世界フライ級タイトルマッチ

ムザラネは、8年前にゾラニ・テテに勝利した試合などと比べて、スピードやフットワークはやや落ちている感じですが、パワーでは、36歳の年齢を感じさせません。

坂本は、元WBA世界ミニマム級王者クワンタイ・シッモーセン(タイ)や、世界挑戦の経験のあるピグミー・ゴーキャットジム(タイ)との試合をこなしてきて、ムザラネに全く歯が立たないということはなさそうです。

粘って後半までもつれたときに、ムザラネのスタミナがどうなるかがポイントかもしれません。

ムザラネが優勢だと思いますが、何とか粘って番狂わせを期待したいですね。



◆注目!ペッチ・CPフレッシュマート vs 井上拓真 ~ 2018.12.30 WBC世界バンタム級暫定王座決定戦

2018.12.30
WBC世界バンタム級暫定王座決定戦
2位 ペッチ・CPフレッシュマート
vs
5位 井上 拓真


ペッチ・CPフレッシュマート(25:タイ)

戦績:48戦全勝(33KO)

タイ人には珍しい、長身のテクニシャン型サウスポー。

2016.05.27 ユージン・ラゴス(全然知らない…)との試合。




井上 拓真(23)

戦績:12戦全勝(3KO)

5戦目でOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座獲得、2度防衛し返上。

2018.09.11 WBC世界バンタム級挑戦者決定戦でマーク・ジョン・ヤップに 3-0(116-111,117-110,114-113)で勝利、挑戦権獲得。





この王座は、ルイス・ネリが山中慎介戦で計量失格となり王座を剥奪されて以降空位となっています。

王座決定戦は、当初、同級1位 ノルディ・ウーバーリ(フランス)と、2位のペッチ・CPフレッシュマート(タイ)で行われ、指名挑戦者決定戦でマーク・ジョン・ヤップに勝利した井上拓真がその勝者に挑戦するものと思われました。

しかし、王座決定戦の交渉が進まず、結局、ウーバーリと同級3位で元WBA世界バンタム級スーパー王者のラウシー・ウォーレン(米国)で決定戦を行い、勝者がペッチ・CPフレッシュマートと防衛戦という流れに変わりました。

さらに、ウーバーリvsウォーレンの日程も一向に決まらず、ペッチと拓真で暫定王座決定戦が行われることになりました。

ウーバーリvsウォーレンが12月30日までに行われない場合は、拓真vsペッチが王座決定戦に格上げされる見込みでしたが、2018.12.22に行われることになりました。
これで一段落かと思ったら、2019.01.19にずれ込んでました。

ペッチ・CPフレッシュマートは、WBCフライ級ユース王座2度防衛、WBCユーススーパーフライ級シルバー暫定王座4回防衛、WBCユースバンタム級シルバー王座14回防衛です。

随分と強そうな感じですが、相手の戦績を見ると、負け越していたりデビュー戦だったり、このタイトルは全然意味がない感じがします。
戦績は凄まじいけど、どの程度の実力なのか全くわからないですね…。

拓真は、2016年12月にWBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(フィリピン)への挑戦が、拳の怪我で流れてから2年。ようやく世界戦です。

兄弟世界王者となれば亀田3兄弟に次いで国内では2例目。
拓真がWBC王者となり、兄の尚弥がWBSSで優勝して、WBA、IBF、WBOの3団体統一王者となれば、兄弟で4団体王座独占の快挙で、2008年にヘビー級4団体制覇を達成したビタリとウラジミールのクリチコ兄弟以来。
是非頑張ってほしいですね。


◆注目!拳四朗 vs S・フアレス ~ 2018.12.30 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ

2018.12.30
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者 拳四朗
vs
挑戦者 8位 サウル・フアレス


拳四朗(26)

戦績:14戦全勝(8KO)

2017.05.20 WBC世界ライトフライ級王者ガニガン・ロペス(メキシコ)に2-0(114-114,115-113,115-113)で勝利、王座獲得。

2017.10.22 ペドロ・ゲバラ(メキシコ)に2-0(114-114,116-112,115-113)で勝利、初防衛。

2017.12.30 ヒルベルト・ペドロサ(パナマ)を4RTKO、2度目の防衛に成功。

2018.05.25 元王者ガニガン・ロペス(メキシコ)と再戦、2RKOで勝利、3度目の防衛に成功。

2018.10.07 元IBF王者ミラン・メリンド(フィリピン)を7RTKO、4度目の防衛に成功。



この試合が5度目の防衛戦。


サウル・フアレス(28)

戦績:24勝(13KO)8敗2分

2016.08.02 WBCミニマム級王者ワンヒン・ミナヨーティン(タイ)に挑戦、0-3(113-116,113-115,112-116)で敗れる。



この試合が2度目の世界王座挑戦。




フアレスは8敗していますが、後に世界王者となった、ファン・エルナンデス(メキシコ)、ホセ・アルグメド(メキシコ)、ミラン・メリンド(フィリピン)や、リロイ・エストラーダ(パナマ)、ヒルベルト・ペドロサ(パナマ)、アブラハム・ロドリゲス(メキシコ)といった世界ランカークラスです。

拳四朗が勝ったミラン・メリンドやヒルベルト・ペドロサに敗れていますが、強い相手と闘った経験が豊富ですから、油断は禁物ですね。 

フアレスは、ぐいぐい前に出てくるタイプではないので、拳四朗が、どんどん攻めていくのか、じっくり構えるのか、どのような作戦で行くのかも注目です。

管理人:ボクヲタおやじ
輪島功一、大場政夫、具志堅用高…。少年時代に往年の名ボクサーをテレビで見て、胸が熱くなりました。以来50年以上ボクシングヲタクです。
過去の名勝負なども取り上げていこうと思います。
おことわり
※ 選手名等は敬称略とさせていただいております。
あしからずご了承ください。

※ 記載内容に誤りなどありましたら、遠慮なくご指摘ください。
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