7月14日、元4階級王者パーネル・ウィテカーが交通事故で死去したニュースが流れました…。
世界は広い。
時に、常識では考えられないレベルのボクサーが現れます。
ウィテカーもその一人で、触ることすら難しく見える超人的なディフェンスに余計な解説は不要でしょう。
ウィテカーの世界初挑戦の相手は、歴戦の雄ホセ・ルイス・ラミレスでした。
1988.03.12
WBC世界ライト級タイトルマッチ
王者 ホセ・ルイス・ラミレス
vs
挑戦者 パーネル・ウィテカー
ホセ・ルイス・ラミレス(29:メキシコ)
これまでの戦績:100勝(82KO)6敗
1983.05.01 WBCライト級王座決定戦でエドウィン・ロサリオ(プエルトリコ)に0-3(113-115,113-115,113-115)で敗れる。
1984.11.03 エドウィン・ロサリオに再挑戦、4RKO勝利で王座獲得。
1985.08.10 へクター・カマチョ(プエルトリコ)に0-3(111-118,109-119,112-119)で敗れ、王座陥落。
1987.07.19 WBC世界ライト級王座決定戦で、テレンス・アリ(ガイアナ)に3-0(115-113,115-113,114-113)で勝利、再び王座獲得。
この試合が2度目の防衛戦。
パーネル・ウィテカー(24:米国)
これまでの戦績:15戦全勝(9KO)
1982年世界選手権で銀メダル、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダル。
アマチュアで214戦201勝(91RSC)13敗の輝かしい実績を引っ提げてプロ入り。
1987.03.28 元WBAスーパーフェザー級王者(防衛2回)ロジャー・メイウェザーとNABF北米ライト級王座を争い、3-0(116-110,117-111,116-112)で勝利。
プロデビュー後15連勝で挑む初の世界戦。
ぐいぐい突進するラミレスを闘牛士のように華麗にかわすウィテカー。
ラミレスのパンチはウィテカーにほとんど当たらず。
ただ、ウィテカーも、序盤は効果的だったジャブが中盤以降は少なく、前に出続け遮二無二パンチを出したラミレスが盛り返しました。
結果は、2-1(113-117,118-113,116-115)でラミレスの勝利。
私の採点は、
後半は、パンチは空転しつつもラミレスが攻勢、ウィテカーの手数が少なかったのでラミレスにポイントを付けましたが、それでもウィテカーが勝っていたのではないかと思いました。
この試合は、フランスで行われましたが、1986年9月以降フランスを拠点に試合をしていたラミレスに有利な採点となったのかもしれません。
ただ、お互い明確な有効打は少なかったので、見方によってかなり採点に違いが出そうな試合でした。
ウィテカーは、世界初挑戦は失敗したものの、その後は並み居る強豪を華麗なディフェンスで翻弄し、4階級を制覇する名王者となっていきます。
世界は広い。
時に、常識では考えられないレベルのボクサーが現れます。
ウィテカーもその一人で、触ることすら難しく見える超人的なディフェンスに余計な解説は不要でしょう。
ウィテカーの世界初挑戦の相手は、歴戦の雄ホセ・ルイス・ラミレスでした。
1988.03.12
WBC世界ライト級タイトルマッチ
王者 ホセ・ルイス・ラミレス
vs
挑戦者 パーネル・ウィテカー
ホセ・ルイス・ラミレス(29:メキシコ)
これまでの戦績:100勝(82KO)6敗
1983.05.01 WBCライト級王座決定戦でエドウィン・ロサリオ(プエルトリコ)に0-3(113-115,113-115,113-115)で敗れる。
1984.11.03 エドウィン・ロサリオに再挑戦、4RKO勝利で王座獲得。
1985.08.10 へクター・カマチョ(プエルトリコ)に0-3(111-118,109-119,112-119)で敗れ、王座陥落。
1987.07.19 WBC世界ライト級王座決定戦で、テレンス・アリ(ガイアナ)に3-0(115-113,115-113,114-113)で勝利、再び王座獲得。
この試合が2度目の防衛戦。
パーネル・ウィテカー(24:米国)
これまでの戦績:15戦全勝(9KO)
1982年世界選手権で銀メダル、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダル。
アマチュアで214戦201勝(91RSC)13敗の輝かしい実績を引っ提げてプロ入り。
1987.03.28 元WBAスーパーフェザー級王者(防衛2回)ロジャー・メイウェザーとNABF北米ライト級王座を争い、3-0(116-110,117-111,116-112)で勝利。
プロデビュー後15連勝で挑む初の世界戦。
ぐいぐい突進するラミレスを闘牛士のように華麗にかわすウィテカー。
ラミレスのパンチはウィテカーにほとんど当たらず。
ただ、ウィテカーも、序盤は効果的だったジャブが中盤以降は少なく、前に出続け遮二無二パンチを出したラミレスが盛り返しました。
結果は、2-1(113-117,118-113,116-115)でラミレスの勝利。
私の採点は、
後半は、パンチは空転しつつもラミレスが攻勢、ウィテカーの手数が少なかったのでラミレスにポイントを付けましたが、それでもウィテカーが勝っていたのではないかと思いました。
この試合は、フランスで行われましたが、1986年9月以降フランスを拠点に試合をしていたラミレスに有利な採点となったのかもしれません。
ただ、お互い明確な有効打は少なかったので、見方によってかなり採点に違いが出そうな試合でした。
ウィテカーは、世界初挑戦は失敗したものの、その後は並み居る強豪を華麗なディフェンスで翻弄し、4階級を制覇する名王者となっていきます。