Yahooニュースに デイリー新潮が掲載した記事
『井上尚弥「強すぎて試合が面白くない」「キャラ立ちしてない」意外な弱点』
が酷いですね。

何を目的にこんな記事を世に出してきたのか全く理解できませんね。。。

こんな最低な記事も珍しいです。

私ごときがごちゃごちゃ言うまでもなく、このニュースの酷さは、山のような反論のコメントで言い尽くされていますのでそちらに譲りたいと思いますが、報道の質のあまりの低さには、すでに怒りを通り越して諦めさえ感じます。

こういう記事が個人のブログとかなら、「個人の勝手な意見」として理解は可能ですが、おそらくボクシングのことも井上尚弥のことも良く知りもしないで書いたであろう記者だけでなく、編集部内で何人か見ていると思われますが、世間に出せる内容かどうかの判断もつかないとは。

「報道の自由」は、何でも好き勝手書いて良いということではないということを、報道は改めて考えてほしいと思います。
自らのペンが、書かれた相手に少なからず影響を及ぼし、時に凶器にすらなり得るという緊張感が全くない、あまりに酷い記事です。

この記事に対し、井上尚弥もさすがに苦言。
『「失礼な記事だな」 井上尚弥、「名前も地味」報道に苦言』

井上尚弥には、こんな雑音を気にせず、また素晴らしい試合を見せてほしいと思います。



ボクシングは野球やサッカーに比べ注目度は大きく劣るとは思いますが、私の購読している一般紙では、日本のボクシング史上でもトップクラスの井上尚弥がロドリゲスに勝利した記事が、毎日やっている野球の記事がでかでかと載っているページの片隅程度の大きさでした。

日本は野球ファンが圧倒的に多いですから、野球をそれなりの扱いにするのは理解しつつも、ボクシングに限らず、他のマイナーなスポーツであっても、もう少しそれぞれの出来事をしっかり取材し、素晴らしい結果を出したプレーヤーに光を当てることも、報道する側のプライドとして重要なのではないかと思いますし、スポーツに限らず、読者の興味のあることばかりを記事にしようとしている自分たち報道側の根本的な姿勢を今一度見つめなおすべきではないかと思います。

こんなくだらない記事に反応する私も正直お馬鹿な感じですので、このぐらいでやめておきます。





 
 
 

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