2010.02.07 WBA世界フライ級タイトルマッチ
王者 デンカオセーン・カオウィチット
vs
挑戦者 亀田 大毅


この試合は、僅差の判定だった前戦のダイレクトリマッチ。


デンカオセーン・カオウィチット(33:タイ)

この試合までの戦績:48勝(20KO)1敗1引分

2002.10.13 WBA世界フライ級王者 エリック・モレル(プエルトリコ)に挑戦、11RTKO負け。プロ初黒星。

2007.11.04 WBA世界フライ級王者 坂田健史に挑戦、引き分け。

2008.12.31 坂田健史と再戦、2RKOで勝利、王座獲得。

2009.05.26 久高寛之に2-1(115-112,115-112,113-115)で勝利、初防衛。

2009.10.06 亀田大毅に2-0(115-113,115-113,114-114)で勝利、2度目の防衛。


亀田 大毅(21)

この試合までの戦績:15勝(11KO)2敗

2007.10.11 WBC世界フライ級王者 内藤大助に挑戦、0-3(107-117,107-117,108-116)の判定で敗れる。
この試合で大毅は反則を連発、セコンドが反則を指示していたことが明らかになり、亀田兄弟に対する視線が非常に厳しくなった。

2009.10.06 WBA世界フライ級王者 デンカオセーン・カオウィチット(タイ)に挑戦、0-2(113-115,113-115,114-114)の僅差で判定負け。











いつもは、体の強さを活かし相手の前に立ってパンチをブロックしながら反撃する、あまり見栄えのしないスタイルの大毅ですが、この試合は、これまでの試合に比べると、フットワークも良く、手も出ていました。

とはいえ、デンカオセーンのクリンチ攻撃でぐだぐだな場面が多く、やや盛り上がりに欠ける内容で、はっきりとした差の少ない微妙なラウンドがほとんどでした。

結果は、大毅が3-0(116-110,114-112,116-110) で勝利し王座獲得。

私の採点では、ジャッジのスコア以上の大差で大毅の勝利。
無題

興毅もそうですが、この兄弟は目がいいのかディフェンスがしっかりしていて、また、軸がしっかりしているので多少打たれてもふらふらしません。
相当鍛えてるなと感じます。

言動はともあれ、ボクシングにかける情熱がすさまじいことがうかがえます。

この試合後のインタビューでは、これまでの反省からか謙虚な受け答えで、随分と雰囲気が変わったなと思ったことが印象に残っています。






 
 
 

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