2018.10.13
WBO世界バンタム級タイトルマッチ・WBSS準々決勝
王者 ゾラニ・テテ
vs
挑戦者 同級6位 ミーシャ・アロイヤン

この試合の予想としては、神試合パターンだと、アロイヤンがテテのジャブをかいくぐって鋭く踏み込み、細かいパンチを上下に打ち分けテクニックを見せる。
テテは、接近戦では苦しみつつも、長い距離からの左で応戦。お互い、自分の距離になったときには激しく攻め合う緊張感のある展開が続き、あっというまに試合終了。

塩試合パターンだと、テテのジャブが邪魔でアロイヤンは踏み込めず、テテは距離を取って安全運転。
時折、アロイヤンが飛び込んで単発のパンチを振るうが、かわされてはクリンチで盛り上がらないまま終了。

さて、どちらになるでしょうか…。




結果は、テテが3-0(114-111、114-111、114-110)の判定勝ちで防衛成功。
恐れていた塩試合パターンでした。それも予想以上の。

アロイヤンは、飛び込んで接近した時に自分からクリンチに行く最悪の展開で、11、12Rは、クリンチだらけで、もうボクシングではなく素人相撲でした。

私の採点は、
1

お互い殆ど有効打がなく、ラウンドごとの差をつけるのが難しい試合でした。

正直、全く盛り上がらない試合でしたが、見方を変えると、ナルバエス戦同様、テテが、スピード・距離感・テクニックで、アロイヤンに何もさせず完封したと言えます。
だとすると、テテは、意識的に超安全運転の塩試合で勝てる能力を持っているわけで、見栄えは別として、嫌な相手と言えそうです。






 
 
 

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